ユウ君パパのJAZZ三昧日記

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2023.11.12
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カテゴリ: 落語








今日は落語のダブルヘッダー。

第1試合は本日も談春さんと三三さんの牡丹灯籠を聴きに朝日ホールに参上!

オープニングトークの話題は昨日の立川流の鳩山由紀夫氏の北海道応援演説から変わって、「本寸法」のこれまでの牡丹灯籠のアラスジの解説。

談春さんが円朝には無い、三三さんの演出、お露の「私、萩原(新三郎)様に会うの」のセリフ、首の傾け方、顎の角度の仕草を絶賛。

三三さんは、凶悪犯を思わせる談春さんが、手を洗った新三郎が差し出された手拭い越しにお露の手を握る純愛、一途さ、健気さを見事に演じたことを称賛。

オープニングトークでは「昨日はうまくやったが、出し尽くしたので、今日はどうだか?」と言われていたが、お二人ともさらにバージョンアップ。談春さんは昨日の「関口屋のゆすり」の後に受けた拍手に「いや、それほどうまくやれなかった」的な仕草をされていたので、どこか今日は変えるはずと昨日思った。

昨日は三三さんの「お峰殺し」の途中で寝落ちしてしまったので、「そこだけは聴き逃すまい」と気合を入れた。

伴蔵とお峰とネチネチしたやり取りを細大漏らさず、聴き込む。

「三枚起請」の喜瀬川、「品川心中」のお染、「文違い」のお杉の3人の悪の香り、迫力が「お峰殺し」の三三さんには感じられて素晴らしかった。お峰を超える、伴蔵の性悪さ、残虐非道さ。小料理屋を出た帰り道、幸手の土手。凄惨なやり口で、お峰を殺す伴蔵。

三三さん、昨日よりも「お峰殺し」を演じる時間は6分ほどコンパクトにしたが、その分凄みが増した。

さて、今日の談春さんの「関口屋のゆすり」。伴蔵が山本志丈と再会するクダリで山本志丈の良心のカケラもない、幇間振りをより強調。お国の情夫宮邊源次郎が伴蔵から金をゆすりに関口屋まで来るが、お国と源次郎の悪行を名主に訴ってやると伴蔵に逆に追い返されるクダリ。伴蔵が源次郎の小悪人を凌駕する、ワル振りに凄み。

伴蔵の啖呵 ​、「十一の時からグレ出して、抜け参りから江戸へ出て、もう悪いという悪いことは二三の水出し、やらずの最中、野天丁半ぶったぐり、ヤアの賭場まで逐(お)って来た、そのひびあかぎれを白足袋で隠して、今じゃこうして堅気の荒物屋でなまぞら遣っているようなもんのね、へっ、悪いことについてはお前より俺の方がちぃーと上手(うわて)だよ」は見事。

今日の談春さんの「関口屋のゆすり」は会心の出来。

11/12(日) 俺たちの圓朝を聴け! ~牡丹灯籠~ 3回目​
演目:
■ごあいさつ/談春・三三
■紙入れ/談春
■お峰殺し/三三

<仲入り>

■関口屋のゆすり/談春
■粗忽の釘/三三



















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最終更新日  2023.11.16 09:49:28


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