物語がすきな旅人のおはなし。

食べ物。【1】 お茶の葉サラダ

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【食べ物。 1】  お茶の葉サラダ(ラペトウッ) cup011203

お茶の葉サラダ(ラペトウッ)は発酵させたお茶の葉と
さまざまな種類の豆をあえたサラダです。
わたしがもっとも恋しいビルマ(ミャンマー)料理のひとつです。
くせになる味だと思います。
東京のビルマ(ミャンマー)雑貨店にも、
さまざまな種類の豆の小袋と発酵させたお茶の小袋が詰められた、
お茶の葉サラダ(ラペトウ)・セットのようなものが売られています。
これを油で混ぜるだけでお茶の葉サラダ(ラペトウッ)のできあがりです。

つくっているところを見ると、入れる油の量に恐ろしくなりますが、
食べるときにはすっかり(?)忘れてしまいます。
わたしはさらにトマトを入れて、あえるのがすきです。
東京のビルマ(ミャンマー)料理レストランにもありますが、
わたしは友だちがつくってくれるもののほうがすきです。

ビルマ(ミャンマー)ではお茶の葉サラダ(ラペトウッ)は
どこの喫茶店(ラペェイェサイン。
ビルマ(ミャンマー)語でラペイェは「お茶」、サインは「店」という意味です。)
にもあると思います。
ビルマ(ミャンマー)では屋外にもほんとうにたくさんの喫茶店があって、
それをみるとわくわくします。
喫茶店には小さいテーブルと机があって、
テーブルの上にはポット(中国製風の鮮やかな花が描かれてるものが多いです。)と、
これまた中国製風の小さい湯のみが置かれています。
それから湯のみが、ゆすげるように水の入った、小さいボウルのようなものが置かれています。
このボウルの水で湯飲みをゆすぐ人も入れば、
ポットの中のお茶でゆすぐ人もいます。
ちなみにポットの中にはジャスミンティーが入っています。
家の近くの喫茶店には食事の後によく行きました。
ラペトウッはヤンゴンのインヤー湖沿いの喫茶店でよく食べました。

後半の家の近くの道端にサラダの屋台が出ていました。
ラペトウッのほかにジントウッ(生姜サラダ)、シャウディートウッ(レモンサラダ)、
カヤンジントウッ(トマトサラダ)などが売られていました。
ちなみにアトウッはビルマ(ミャンマー)語で「サラダ」という意味です。
ビルマ(ミャンマー)のサラダは油を入れて手で混ぜます。
このサラダの屋台でサラダを買うとビニール袋に入れてくれました。
食べ物をじかにビニール袋に入れるのには最初ぎょっとしましたが、
慣れてくると何も思わなくなりました。
ほんとに持ち帰りをするものは、なんでもビニール袋に入れます。
ジュースも(!)。
ビニール袋の口をしばって、ストローを差して飲みます。



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