上生的幻想

上生的幻想

2007/12/17
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テーマ: ★お菓子★(2996)

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 常緑の葉に、黄色い実がふたつ。
 さらに、冬の時雨系のお菓子に多用される凍り餅粉をさらりとまぶして、季節感を出し、緑の葉だからといって新緑の頃のお菓子でないことを表している。
 というのも、これによく似た意匠のお菓子が新緑の頃にもある。 落とし文 だ。
 いわば、落とし文のヴァリエーション。
 だが、卵色の露のような玉は、落とし文では虫の卵を、庭小槌では木の実を象徴的にあらわしている(位置も左右が逆)。

 小槌は、打ち出の小槌。降るごとに望みのもの(宝)が出てくるというあれ。
 この季節に、庭に目立つ小さな宝の木・・・といえば、十両、百両、千両、万両・・・・。
 というわけで、落とし文のようなこの葉っぱ型の上生、銘が「庭小槌」と。
 そうしてみると、おなじ葉っぱ型の上生とはいえ、こなしの露以外にも、くすんだ緑と鮮やかでみずみずしい緑、いかにも十両系の葉形にたいしてクヌギなどの葉のまだやわらかい状態を想わせる形など、その他にもそれぞれの特長がよく表現されている。

 種は黒粒餡。
 風味は言わずもがな。

 この上生を前に、ちょっとだけ新春気分。。。

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Last updated  2007/12/17 10:32:07 PM
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