TaCasyのデビュー日記

TaCasyのデビュー日記

ピエロ




楽しげなメロディーが この街に流れはじめて
飾られた硝子越しに 街の灯りが透けて映る
ゆっくりと流れてた 時間が加速しはじめる
取り残されたピエロが一人 台詞の無いパントマイムで

足早に行き過ぎる 人波のその中で...

心にピエロの化粧で悲しみを笑いに変えて
微笑んだ君の隣には僕じゃない見知らぬ誰か
人の無い客席の隅に忘れられた花束抱え
置き去りのステージの上で静かに幕を引く


真っ白なドレスに 身を包み歩き出す
君の声が遠くで響く こんなに近くに立っているのに
脱げない衣装と 落ちない化粧の下で
流れ出した涙の訳を ごまかし続けるパントマイムで

君の姿がとても 輝いて見えるから...

心にピエロの化粧で君が笑うなら
いつまでも踊るだろう下手くそなステップで
人の無い客席の隅に君が居たならば
喝采のステージより輝ける気がする

心にピエロの化粧で悲しみを笑いに変えて
微笑んだ君の隣には僕じゃない見知らぬ誰か
人の無い客席の隅に忘れられた花束抱え
置き去りのステージの上で静かに幕を引く


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