くつろぎかふぇ

トマソン選手と少年の話(2)


彼らをボクは応援した・・・。
もちろん和歌山県民も応援に訪れた。
試合が韓国であろうとも彼ら和歌山県民は応援に駆けつけた
オルセン監督は言った。
「試合会場が韓国であっても、和歌山の応援はわかった
あれが我々の力になった」と・・・。
和歌山県民の応援も実ったのであろう
フランスと同組のA組みながらデンマークは2勝1分け
見事1位通過を決めたのである。
そして、向かえた決勝トーナメント1回戦、
場所は新潟スタジアム、相手はあのイングランドであった。
スタンドからは「ベッカム!!!!」という声が至るところから響いていた。
「ダニッシュ・ダイナマイトで・・・にわかイングランドファンを黙らせろ!」
「ベッカムがなんぼのもんじゃ!頼むぞ!デンマーク」と叫んでいた」
だが・・・この応援も届かなかった。
和歌山県民の想いも通じなかった。
デンマークはイングランドに0-3という予想外のスコアで敗れてしまった。
その日の和歌山県には雨が降ったという。
県民の涙雨だったのかもしれない・・・・。
負けはしたが、和歌山県民はデンマークというチームを誇りに思っていた。
「よく頑張った!」「後は快く母国に帰ってもらおう!」という言葉が彼らの合言葉になった・・・。
だから、彼らは行なった。
デンマークお疲れさま!会なるものが宿泊先のホテルによって仕切られた、そこに駆けつける多数の県民。
会場にはあふれんばかりの県民が駆けつけた。
その催しに「ありがたいことだ」と言ったオルセン監督。
もちろん選手たちも全員出席した。あのトマソンもその場にいた。

そこでトマソンは見つけた・・・『あの少年』を見つけた。
少年と母親もその会に出席していた。
少年と母親の元に、通訳を携え近寄るトマソン。
トマソンの姿に気づいた母親は頭を下げる
少年はトマソンへ笑顔を向ける。
そして、トマソンは少年にこう語りかけた。
「せっかく応援してくれたのに負けてゴメンね」と『紙』で語りかけた。
これに少年は答える。
「お疲れ様でした。負けたけどカッコよかったです
それに約束どおり点獲ってくれたからボクは嬉しかったです」と・・・・。
「ありがとう」と言うトマソン。
そして、この少年にトマソンは言った。
「ボクから君に言える言葉はこれが最後です。よく聞いてください」
「はい」
「君には前にも言ったとおり、試練が与えられている
それは神様が決めたことであり、今からは変えられない
ボクが言いたいことわかりますか?」
「はい」
「神様は君に試練を与えたけど、君にも
必ずゴールを決めるチャンスを神様はくれるはずです・・・
そのチャンスを君は逃さず、ちゃんとゴールを決めてください」とトマソンは言った。
この言葉に少年は笑顔満面の顔でトマソンに「はい」と言った。
そして2人は・・・。

「さようなら」

「頑張って」

という言葉を残し彼らは別れを告げた。

最後に2人は仲良く写真におさまった。
飛びっきりの笑顔を浮かべファインダーにおさまる2人。

この写真は少年の宝物になることだろう。

トマソンに出会ったことによって少年は『前へ進む』に違いない・・・。
彼の転機になることを皐月パパは祈ってやまない。

小さな少年、心優しきトマソンに
これからも栄光あれ。。。

いかがでしたでしょうか?コピペという「手抜き」でしたが、
ご容赦を。

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