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2006.10.24
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カテゴリ: 読書/歴史系

その名はユリウス・カエサル。
共和制に幕を引き、壮大なる世界帝国への道筋を引いた不世出の創造的天才は、
どのような時代に生まれ、いかなる環境に育まれたのか。
古代から現代までの、
歴史家をはじめとする数多くの人々を魅了し続けた英雄カエサルの「諸言行」を丹念に追い、
その生涯の全貌を鮮やかに描き出したシリーズの原点をなす一作。(本書より)



この本ではカエサルの幼年期から青年後期(誕生~39歳)までの、
時代背景、カエサルのエピソードなどが書かれてあります。

と言っても、カエサルの出世はそんなに早くはなかったので、
まだこの本ではそんなに偉い立場ではありません。
女たらしの上、莫大を超えた天文学的な借金を抱えているカエサルなのであります。

面白かったのは、海賊に捕まった時のエピソード。
まだ二十代半ばだった頃、大学で学ぶためロードス島へ向かってる途中、海賊船に襲われ、
捕虜になってしまったカエサル。


「おまえたちは誰を手中にしているか知らないのだ」と大笑いし、
自分から身代金を50タレントに値上げして、
人質になっている間にも、自分が書き溜めた詩や演説の聞き役に使ったり、
海賊に向かっていずれは縛り首にしてやると言って脅したりと、人質らしからぬ高慢さで過ごし、
身代金を払って解放された後は逆に海賊退治をして、本当に海賊たちを縛り首にしちゃったという、
なんとも愉快痛快なお話☆

自分から身代金を引き上げたのは、実はクールな計算があったからではないか、
と塩野さんは書かれておりますが、なるほどそうかもしれませんね~。(詳しくは本書を見てね)
さすがカエサルっていう感じのエピソードでありますね。

ちなみにカエサルとは、カルタゴの言葉では「象」を意味するのだそうで、
昔ローマがハンニバルと戦っていた時代、ユリウス一門の一人がカルタゴ相手に善戦し、

へええ~。ナルホド~。

さて、次巻ではついに日の当たる地位へと出世していくカエサル。
英雄カエサルの時代はまだこれからです。

★お気に入りの言葉★

人間なら誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。


ローマ人の物語(8) ローマ人の物語(8)





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最終更新日  2006.10.24 22:42:33
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