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2007.09.08
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カテゴリ: 読書/歴史系
トライアヌスの後を継ぎ皇帝となったハドリアヌスは、就任直後、先帝の重臣を粛清し、市民の信頼を失っていた。
しかし大胆な政策や改革を実施することにより人気を回復。
そして皇帝不在でも機能する組織固めを確実にしたハドリアヌスは紀元121年、念願の帝国視察の大旅行に旅立つ。
目的は帝国の安全保障体制の再構築にあった。
治世の三分の二を費やした、帝国辺境の旅。それを敢行した彼の信念とは…。<本書より>




先帝のトライアヌスは、10歳で父を亡くしたハドリアヌスの代父をつとめていました。
なので、ハドリアヌスは、トライアヌスの子供同然だったということですね。

実は、パルティアからの帰途中に亡くなったトライアヌスが、ハドリアヌスを本当に後継者として指名していたかどうかというのは、疑問があるみたいです。
でも、他に適当な人もいなかったので、特に問題もなく皇帝となりました。

しかし、いきなり先帝の重臣四人を殺害するという、なんとも血塗られた幕開け。
が、その後は、順調に人気を回復。

そして、十分な布石を打っておいて、ハドリアヌスは、長い辺境巡行へ旅立ちます。

ローマ皇帝の三大責務とは、
1. 安全保障
2. 国内政治
3. インフラストラクチャーの整備

トライアヌス治世に最大の版図となったローマ帝国の辺境地域を巡行することは、
防衛体制を再構築し磐石なものにする、ということになるわけですね。

外部からの安全が保障されていれば、内政にも専念できますし。

いやはや、しかし、皇帝の責任というのは、タイヘンな重さでありますね。
で、市民や元老院に気に入られなければ、殺されちゃうワケですし。。

皇帝になれば死ぬまでその責任を負わなければならないのですから、
その精神的負担もスゴイものだと思います。
いや~、エライ人にはなりたくないモンだ…。。。

ローマ人の物語(25)


●● 秋乃みかくの読んだ本リスト ●●





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最終更新日  2007.09.08 10:46:09
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