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2008.08.04
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日中のはざまで妖しく乱舞し、無器用にもがき、遂には刑場の露と消えた「男装の王女」川島芳子。
「武士道精神が消えたから、日本は滅びた」という最後の指摘は何を意味する? <本書より>



評伝川島芳子


先日、テレビで川島芳子のことを見て、興味を持っていたところ、
古本屋さんで偶然この本を見かけたので、買って読んでみました。

川島芳子。
明治40年(1907年)生まれ。

もとの名前は、愛新覚羅顕シ(←漢字が出てこない)。
清朝・肅親王の第十四王女。

辛亥革命後、川島浪速の養女となり、川島芳子と名付けられる。
小説「男装の麗人」のモデル。
昭和23年(1948年)、漢奸罪にて死刑。


「漢奸」というのは、中国における祖国の裏切り者、というような意味。
日本敗戦後、中国ではたくさんの人が、この「漢奸罪」で裁判を受けたようです。


清朝の王女の生まれでありながら、清朝は滅び、川島家の養女として日本で教育を受けた芳子。

清朝は満州人がつくった国ですから、
当時の芳子を取り巻く日中関係というのは、満州・中国・日本が絡み合い、非常に複雑だったのですね。
大変な時代です。。

今でも芳子を有名にしているのは、 男装
そのことは、新聞にも出てたみたいなので、芳子って当時から有名人だったのですねー。
(まあ清朝の王女だし)

なぜ男装していたか、というのは、芳子自身「永遠の謎」として秘密にしているため、
はっきりしたことはわかりません。

本書の著者は、清朝復辟(「復辟」とは退位した君主が再び位につくこと)という夢と、
小説「男装の麗人」に書かれている「あること」(ここに書くのは遠慮します)が、
本当にあった出来事だったからではないか、と推測しています。

にしても、本当に波瀾の人生です。

結局、日本人にも中国人にも成りきれず、その狭間で苦しんだような一生だったのだな、
と、この本を読んで思いました。

芳子の一生が、とてもわかりやすく書かれた本でした





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最終更新日  2008.08.04 11:30:21
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