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たけB777
元探検部、今は各地の城跡・史跡・旧街道を探索中。
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2009/07/29
テーマ： 城跡めぐり(1259)
カテゴリ： 城跡と史跡(神奈川編)
小田原城の総構(そうがまえ)は、徳川家康によって破却されたと思っていましたが、実は残っているとのことでした。
向ったのは小田原城の北西約１kmのところにある丘陵地帯、｢城山｣と呼ばれる場所です。
せまい道が続き、ほとんど人が来ないような場所でした。
やがて昼でも暗い森の中に現れたのは、巨大な堀切跡です。
堀切底からの高さは10m以上あり、竪堀の跡もはっきりと残っています。
さらに奥へと進むと、今度は空堀跡に遭遇しました。
横矢が掛かった空堀跡。
空堀の底には畝堀の跡が窺われ、まさに戦国時代の北条流築城術が色濃く残っていました。
｢総構｣は、空堀と土塁が複雑に入り組んだ構造になっており、土塁も見事な傾斜で残っていました。
最北端の丘陵先端部から下を見下ろすと、丘陵に沿って空堀と土塁の跡がありました。
わかりづらいのですが、空堀跡とその向こう側に土塁の跡が見えます。
小田原城の｢総構｣は豊臣秀吉の攻撃に備えて築かれ、北条氏政･氏直の時代に完成しました。
全長９kmにわたって土塁と空堀が巡らされ、小田原城のみならず城下町まで取り込む巨大な縄張りでありました。
総構までを城郭とするならば、間違いなく小田原城が日本で最大の城郭となるでしょう。
現在のある小田原城は、北条氏滅亡後に入封した徳川時代の近世城郭ですが、北条時代の戦国小田原城は、この｢城山｣付近に中核部があったと言われています。
関連の記事
小田原城(近世)その１→ こちら
小田原城(近世)その２→ こちら
石垣山一夜城→ こちら
向ったのは小田原城の北西約１kmのところにある丘陵地帯、｢城山｣と呼ばれる場所です。
せまい道が続き、ほとんど人が来ないような場所でした。
やがて昼でも暗い森の中に現れたのは、巨大な堀切跡です。
堀切底からの高さは10m以上あり、竪堀の跡もはっきりと残っています。
さらに奥へと進むと、今度は空堀跡に遭遇しました。
横矢が掛かった空堀跡。
空堀の底には畝堀の跡が窺われ、まさに戦国時代の北条流築城術が色濃く残っていました。
｢総構｣は、空堀と土塁が複雑に入り組んだ構造になっており、土塁も見事な傾斜で残っていました。
最北端の丘陵先端部から下を見下ろすと、丘陵に沿って空堀と土塁の跡がありました。
わかりづらいのですが、空堀跡とその向こう側に土塁の跡が見えます。
小田原城の｢総構｣は豊臣秀吉の攻撃に備えて築かれ、北条氏政･氏直の時代に完成しました。
全長９kmにわたって土塁と空堀が巡らされ、小田原城のみならず城下町まで取り込む巨大な縄張りでありました。
総構までを城郭とするならば、間違いなく小田原城が日本で最大の城郭となるでしょう。
現在のある小田原城は、北条氏滅亡後に入封した徳川時代の近世城郭ですが、北条時代の戦国小田原城は、この｢城山｣付近に中核部があったと言われています。
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