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2009/12/08
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テーマ: 史跡めぐり(507)
興津宿
ここが清見寺です。
東海道興津宿清見寺山門「.JPG
清見寺山門

しかしながら門のすぐ向こう側を東海道本線が通っており、境内は線路で分断されていました。
東海道興津宿清見寺遠景.JPG

山下清は「清見寺スケッチの思い出」の中で、次のように述べています。

清見寺という名だな このお寺は 古っぽいけど上等に見えるな
お寺の前庭のところを汽車の東海道線が走っているのはどういうわけかな
お寺より汽車の方が大事なのでお寺の人はそんしたな
お寺から見える海はうめたて工事であまりきれいじゃないな

自分のお寺から見る景色がいい方がいいかどっちだろうな

東海道興津宿清見寺山下清.JPG
山下清の見たと思われる光景

実際に地元の熱心な誘致によって興津に東海道線が通ったのですが、境内敷地に線路を通すための補償金は、住職によって全額献納されたそうです。

東海道線の線路を渡って本堂の方に入ってみました。
東海道興津宿清見寺仏殿.JPG
仏殿(江戸時代の1842年に改築されたものです)

仏殿の裏手には、五百羅漢が並んでいました
東海道興津宿清見寺五百羅漢2.JPG

東海道興津宿清見寺五百羅漢1.JPG
斜面一面にこれだけ並ぶと圧巻です。


東海道興津宿清見寺本堂.JPG
大方丈(1825年に改築)

東海道興津宿清見寺鐘楼.JPG
鐘楼(1863年に改築、梵鐘は1314年の鋳造です)
豊臣秀吉も1590年の小田原攻めの時、この鐘楼を陣中で使用したと言われています。


庫裡の中にも入ることができるのですが、「受付で鐘を鳴らして下さい」と書いてありました。

東海道興津宿清見寺大方丈玄関.JPG

清見寺は徳川家康が今川義元の人質として過ごした場所であり、その時の住職はあの今川家の軍師大原雪斎です。
まだ竹千代を名乗っていた徳川家康が大原雪斎に師事して学んだ部屋が残されていました。
東海道興津宿清見寺徳川家康公手習之間.JPG

また庫裡の裏手には庭園が造られていました。
東海道興津宿清見寺庭園.JPG
江戸時代初期に山本道斎によって造られましたが、最初の築庭には徳川家康の意向も入れられていたそうです。


清見寺の歴史は古く、今から1300年前の白鳳年間に、蝦夷の備えとして清見関が設けられましたが、関所の鎮護として仏堂が置かれたのが始まりとされています。


(仏堂には足利尊氏の木像が置かれているそうですが、見逃してしまいました。。。)

戦国時代には武田信玄や徳川家康の駿河攻めの戦火に遭い、1590年に豊臣秀吉が北条氏の小田原城に攻め込んだ時は、本陣を置いて梵鐘を徴用しています。

江戸時代になると徳川家康の帰依を受け、朝鮮通信使も清見寺を訪れていました。


そんな古刹には数多くの歌人や文学者が訪れており、清見寺を詠んだ歌も残っています。

清見寺ゆく手にうつる花の色のいくほどもなく紅葉しにけり(豊臣秀吉)
清見寺海を仰ぎてうろくづも救はれぬべき身と思ふらん(与謝野晶子)

その他夏目漱石、島崎藤村、高山樗牛も清見寺を訪れています。

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東海道~興津宿→ こちら





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最終更新日  2018/09/07 07:11:11 PM コメント(4) | コメントを書く
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