ミステリアスなセラピストの夢ワード

ミステリアスなセラピストの夢ワード

夢の始まり

夢は、実現するから、夢。

TAKESHIの夢物語  PART1、夢の始まり

TAKESHIにとって、豊かさって何だろう、と考えたとき、自分の夢を実現する力だ、と思った。


からだ・はうすを作って今年で11年がすぎた。からだ・はうすを作ったのは、人を癒す仕事、人を治療する仕事をしたいと考え初めてから10年目、平成8年の1月の事。ようやく自分のスタイルを持つことを選択して、今までの治療院を退職して、自分の店を天文館に作った。これがTAKESHIの夢の始まり。


勿論最初は、何も分からず試行錯誤。10年かけて作り上げてきた指圧と操体法の腕には少しばかりの自信があったし、かなりの数のお客さんも持っていた。でも自分が独立して、一つのお店の経営者になることと、良い治療家である事は、決して同時にできることではなかった。


治療にいくらかの自信は持っていても、新しいお店には、お客は来なかった。勿論指圧だけでなく、アロマテラピーのトリートメントも、現在の妻が同時に始めた。其の頃は、まだアロマテラピーという言葉も、リフレクソロジーという言葉もなくそのようなトリートメントスタイルを教えてくれる人もいなかったので、自分達で、精油のことを学び(リーディングも繰り返し行った)、自分達のスタイルのマッサージを組み立てていった。


精油を用いたマッサージなど、鹿児島の人たちは受けたことがない。そのような人たちを相手に、妻も、「マッサージが気に入らなければ、お金を返しますから」といってお願いして、マッサージを受けてもらった。誰もお金を返してくれとは、言わなかった。彼女の気迫と技術に多くの人たちがリピーターとなってくれた。


TAKESHIも、其の当時はやり始めたクイックマッサージを取り入れて、お客様が入り始めた、TAKESHIも15分という短い時間に、自分の持てる技を凝縮してマッサージをした。お客様は次からは45分や1時間の長い時間を希望してくれるようになった。


夢の実現には、苦労はつき物。自分の休みも削って働いた。働かなければ、売り上げがなく、家賃やスタッフの給料が払えなかった。勿論自分の給料は、あまりもらえない。でも、自分の思いを信じて頑張った。


一月ごとにお客様は増えていった。1月にオープンした店は、夏の頃には、利益が出るようになった。TAKESHIは其の頃ようやくスタッフと共に、夏休みを取り、バリ島の旅行を自分達にプレゼントした。


一つの夢が其の時かなった。




© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: