でっかい独り言、内緒話に戯言三昧

でっかい独り言、内緒話に戯言三昧

さて手術


朝の8時半から、ということになった。
付き添いは姉のみで、姪とお嬢は寝ていたこともあり、姉の旦那に託して出発。
まずいくと山ほどの書類にサインを求められる。
予想される副作用や手術は自己責任であること、文句言われてもしらんぞ、
という念書らしく、
姉もめんどくさくなって「どーなってもよろし、という覚悟でサインしぃやぁ」となった。

まぁ、実際「一時期でも目がよく見えるなら、失明してもいい」
ぐらいの気持ちだったので、サインを済ます。
その後、手術の流れや術着
(といっても紙の滅菌済みのスモックとシャワーキャップみたいなもの)を
渡されたり、「レーザー使うから、少し寒いわよ」と言われ、
「お姉さんはもういいから、あっちで待っててねーー」と姉は待合室に。
その後、手術室手前の部屋で「落ち着くからね(と言われたと思う)」と
錠剤を渡されて飲む。
「じゃ、ここに座って待ってて」と示された椅子は実にゴージャスなふかふか椅子。
座ると思わず「ふぅーー」…めっちゃリラックス~~~
ものの3分もしないうちに、身体のでっかいおじさんが
「Thank you!」といいながら出てくる。
中からは陽気な音楽が…
「へ?手術するんだよねーーー(;^_^A」「○○(名前)Come on!!!!」
中にはおじさんが3人。実にラフ。
きていた服は術着だったと思うのだが、イメージはアロハシャツ。
「Good Mornig!!!!!」の嵐の中、
「じゃ、ここね」と示された椅子(美容院とか、歯医者さんの倒れる椅子)に座るというか、
寝転がると、ぽん!とおなかに柔らかいものが…
思わずさわるとなんと、異様に手触りのいいくまさん!
頭の中は「へ?」「は?」の団体さん。
「右目からねーー、動いたらだめよーー、ウインクしないでねーー」と言った感じに
声をかけられる。
目にはまばたきができないように、器具をはめられているので、
心の中で「ウインクできんやんけ」と突っ込みをいれる。
赤い点滅と共に少し匂いが…
なるほど、これが念書に書いてあった、
「焦げ臭い匂いがすることもあります」だな。
「はーーい、じゃ次左ねーー」へ?もう?
また同じくちゃっちゃと終わり「Finish!」へ?「really?」「yes!」
まさにあっという間。
「ゆっくり起き上がってねーー」との声とともに、手が出されたので、
ゆっくり起き上がってみると、コンタクトも眼鏡もしていないのに、

みえる!!!!!!!!

思わず「Thank you」連発。
まだ手に持っていたくまさんにも「Thank you! Bear!」
「くまにまでありがとうを言った人は初めてだよ」と言われ、
笑われながら退室。
廊下にでると姉がいて、「あのくまさんはなんやねん」実は手術室、
待合室から丸見え…
「わからんが、渡されてん」「あんたのまえのでっかいおっさんも持たされとった」ので、
姉はあのくまさんがなにかの合図に使われるものなのかと思ったとのこと。
が、そのようなことは全くなかったので、
じたばたするのを防ぐ為ではないかと意見が一致。
たしかに絶妙なタイミングで渡されるので、持つしかないのだ。

受付で手術日当日の過ごし方を確認され(念書にいろいろ書いてあったので)
「じゃ、目が熱くなるから、これで冷やすといいわ」と渡されたのが冷凍グリーンピース…
これで目を冷やす?と、姉とほぼ同時にあることを思いつき、
姉はそれを言葉に出した「コーンじゃだめなの?」
受付のお姉さんは真面目な顔で
「コーンはごつごつするのよ。マメならごつごつしないし、フィット感が一番いいの」…
やったんかい!

帰りの車では、目に飛び込んでくるもの全てがきれい\(^o^)/ 
コンタクトにした時以上の感動の嵐。
あまりに「あれがみえる、これがみえる」と騒ぐので姉に怒られる。
時間が経つにつれ、目は熱くなりまぶしいので、
グリーンピースをのせてひと休み。
見えるのだ、裸眼で全てが見えるのだ。

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