HAPPY BLUE(仮)

HAPPY BLUE(仮)

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ショックで頭真っ白!

検査の結果はとりあえず性別のみ2週間後、その後男の子なら更に2週間。
この2週間は本当に不安で不安でたまりませんでした。
夫や母は「絶対女の子だよ~そんな予感がするよ」と
不安を口に出すたびに言ってくれました。
私も顔も性格もキツくなったりしないので多分女の子だと自分に言い聞かせていました。
もちろんお腹の子にも「あんたは女の子よ~」と・・・。
そんな微々たる期待を打ち砕いたのは結果が分かる日の前日でした。
夜10:30、我が家の電話が鳴りました。
こんな時間だし、多分私の友達だろうと思いました。
母がまず受話器を取り「~・・・娘がお世話になっております」
ええ~~~~・・・・!!
大学病院の担当医からでした。
電話を変わると先生はとっても言いにくそうに
「あの~実は男の子だったんですよ・・・」
ガビーン!頭をハンマーで殴られたかのようなショック。
「明日これからの事をお話しますので、予約通りお越しください」
そういって先生からの電話は切れました。
夫と母は「まだダメだってきまった訳じゃないよ」と励ましてくれたので、
その場は笑って「そうだよね~まだ確立50%だもんね~」と言いましたが、
溢れてくる涙を止められずにすぐに2階へ上がり布団に入りました。
暫くすると夫が上がってきて私は夫の前で思い切り泣きました。
泣くだけ泣いて落ち着いてきた頃夫がポツリと言いました。
「夜のドライブに行こうよ」
夫は少しでも私の気を紛らわせようと考えたようです。
こういう時だけは優しいんだから(笑)
でも本当にこの時は嬉しかったな~・・・。

次の日、昨夜酷使した瞼が出目金のようになりながらも病院へ行きました。
1時間ほど待たされた後、先生に診察室とは別の部屋へ通されました。
その部屋の前で30分ほど待たされ入るように案内されました。
これからどのように検査を進めて行くかなどいろんな話を聞きましたが、
頭の方が受け付けなくなっていたのか全然憶えていません。
憶えてたのはとにかく2週間後にまた来院して下さいって事だけ。
この日は何にも口にしていませんでした。
帰り(夜)に寄ったファミレスのハンバーグが美味しかったのを憶えています。
「こんなショックな事があってもお腹だけは空くんだ・・・」
と空しくなりました。
でもこの時後に何度も同じ事を思うとは夢にも思わずにいました。


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