円通山大黒寺
京都市伏見区鷹匠町
京阪本線・丹波橋駅西口より徒歩7分
伏見区役所の北側に、大黒寺という真言宗のお寺があります。空海(弘法大師)の開基と伝えられています。もとは長福寺といったそうです。
江戸時代はじめ、近くに薩摩藩邸が置かれました。薩摩藩主・島津家の守り本尊と同じ大黒天がこの寺に祀られていたことから、元和元年(1615年)には薩摩藩の祈願所と定められます。大黒天を本尊とし、寺名も大黒寺と改められたのだそうです。
通称「薩摩寺」とも呼ばれたようです。
本尊の大黒天は、60年に一度、甲子(きのえね)の年に開帳されます。金張(きんばり)の厨子(ずし)に安置された小さな像だそうです。
本堂の前に置かれた像は大黒天です。秘像の代わりを務めておられるのでしょう。
甲子の年、次は2044年です。次の開帳は、まだまだずっと先ですねえ。
薩摩藩ゆかりの寺だけあって、本堂の屋根瓦にも島津家の家紋、丸に十の字が描かれています。
寺には、幕末に西郷隆盛や大久保利通などが国事を論じたという部屋があり、また、明治維新の志士の遺墨なども所蔵しているということです。
境内には「金運清水」と名付けられた井戸があります。平成13年(2001年)に新しく掘られたもので、大黒天に供えられる水だそうです。
どうか、金運に恵まれますように。
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