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文庫本裏表紙より
2059年12月。クリスマスを間近に控えて賑わうニューヨークに、その女はやって
きた--かつてのイヴの里親であり、イヴにたいして陰湿ないじめを繰り返した
女性トルーディ。彼女の目的はイヴとロークに金を無心することだった。化の所の
突然の来訪によって、忌わしい過去の記憶がよみがえってきたイヴは、激しく
動揺し、邪険に相手を追い返してしまう。が、その後、ロークと話し合ったイヴは
あらためてトルーディに会う決意を固めた。そしてロークとともにトルーディの
宿泊先に向かうが、そこで発見したのはトルーディの無惨な他殺体だった!
イヴとロークシリーズは23巻にもなるのに、
まだ結婚して、二回目のクリスマスですって
豪華なパーティやきらびやかな宝石、イヴの大嫌いなものばかり(笑)
もうすぐ子供が生まれそうなメイヴィスは、まだ妊娠中
ピーポディとマクナブはクリスマスの過ごし方で大ゲンカ
おしゃれなお店に、チマチマした料理、ガールズトーク
どれもこれも、イヴが苦手なものばかり(笑)
嫌がるイヴが面白いのに
ちょっとずつ慣れてきてるのが、
つまんないような、それも成長のような
相変わらずロークは完璧な男で、宇宙一のお金持ちだし、
イヴも強いお巡りさんですけど、
今回は、イヴが動揺するという珍しいものが見られました。
イヴと言えども、お巡りさんになる前の子供時代は
無力でか弱い存在で、
狡猾な大人にいいように扱われるしかなかったんですね
当然ったら、当然だけど、
そういうものもすべて乗り越えた上で、今のイヴがあると思っていたから
過去が現れただけで動揺し、恐怖に襲われるイヴは意外でした。
虐待の記憶は消せないものですねぇ強いお巡りさんでも、怯えるんだから
そして、自分の欲望のためなら
自分を傷つけることもためらわないトルーディ自分を押し殺すことができるマーニー
怖い女性を描かせたらさすがです
ところで、
こんなにたくさんの重大事件が次々と起こって、
よくまぁ、事件が重ならないものだと思います
ま、何冊か前の事件の公判を行ったりもしてるので、
一応、それぞれの事件は時系列で連なっているんですねぇ
読んでる方としては、前の事件なんてすっかり忘れてますけど(汗)
このシリーズ、最大の謎は
イヴのキャンディバー泥棒の正体でしょうね
今回は泥棒が現れなかったけれど、次回作ではまた現れたりして(笑)
前作はクローン人間を作るマッドドクター
今作はドロドロの人間関係の果ての殺人
次はどんな話になるのか
ロブの引き出しの多さには毎回驚かされてしまいます
それに、執筆の速さにも
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