父1人娘1人
の 父子家庭
で、
ろう者
である 父
の
耳代わり口代わり
を務めてきた娘が、
ふとしたきっかけで出会った男性と 恋に落ち、
結婚
するまでの
親離れ子離れの物語
を
明るく温かく描くホームコメディ。
野々村静(吉岡里帆)
は、
地元商店街で 写真館
を営む
ろう者
の 父・純介(笑福亭鶴瓶)
と
二人暮らし
をしている。
静は
純介の 通訳、家事、送迎
など
甲斐甲斐しく働いており、
地域から愛されながら
暮らしていた。
そんな時、
地元商店街を対象
とする、
大規模な 再開発
「スマートシティときのき」計画
が
持ち上がり、
計画を知った
地域住民
たちは、
街ぐるみで
行政、都市開発事業者と
対立
を深めていく。
そんなさなか、
計
画を推進する会社の社員
である
道永圭一(中島裕翔)
と
静は 親密
になり、
何事も
物事の本質を
素直に問いかける
彼
との交流の中で、
これまでの人生の中で抱えてきた
周りの人と上手くいかないこと
への悩みや
父純介との関係
を
深く考えるようになるが・・・
このドラマ、
めちゃくちゃ
良いドラマ ! ! !
T_T
毎回、
心が温かく
なって、
毎回、
うるっ
としちゃってる。
秀作
だわ。
とても秀作だわ。
いや 評判は
耳にしていた
のよ。
去年、
BSで放送
されてて、
いいドラマ
だって。
以前から。
見たかったけど、
うちはBS見れないから・・・
↑
ダンナがケチ
でも今回、
地上波で
放送してくれて嬉し~。
*´▽`*
吉岡さん
は、
普通の子を演じるとうまい
と思う。
そのへんにいそうな
平々凡々とした子。
うまいと思う。
売れ始めた時
は、
エキセントリック
な
普通じゃない役柄
が多かったんだけどね。
『あさがきた』のあさの娘の友達
とか。
あさみたいになりたいって ガンバル子。
あと、
『カルテット』のありすちゃん。
あの得体のしれない 魔性。
ラストの
『人生、チョロかった ! !』
は、
いまだに インパクト大過ぎる。 ^ ^;
でもあれから
いろんな役柄を演じてきて、
どんどん演技もうまくなって・・・
今は 普通の子を演じるのがうまい
と感じている。
このドラマは、
父と娘の物語
であり、
ろう者の物語
であり、
聞こえない親を持つ
健常者の子供(CODA)の物語
であり、
衰退していく田舎の町の
これからの姿を問う物語
でもあり・・・
いろんなことを
丁寧に描いている
なあと思ったわね。
ドラマでさあ、
再開発反対
ってハナシが出てくると、
たいてい 住民側が勝っちゃう
のよ。
なんか ミラクルなエピソード
で。
でも このドラマは違う。
開発会社の社員の 圭一(中島裕翔)
が、
真摯にこの問題に取り組んで
いて。
住民の心を組んだ再開発にしたいと。
昔捨てたくないとごねた ランドセル
を、
財布に作り替えてもらった
こと。
そんな風に
この町も再開発したいと。
斬新
だと思ったわ。
現実的
だとも思ったし。
その 圭一。
ちょっとアレなのかな。
軽い 発達障害
の気がある感じ ? ? ?
空気読めない
し、
目の前の事実に
そのまま
ストレートに反応する
ところとか。
やっぱりそんな感じだった、
数年前のドラマ、
『デート』。
杏演じる依子
がそんな感じだったわね。
あの 依
子に喋り方とか
そっくり
だなあと。
でさ、
その 依
子に求婚する青年
を
この 中島裕翔
くんが演じてた
のよ。
・・・依子を
参考にしてなあい ?
て、勘ぐり。(笑)
でも 何の忖度もしないが故
の
圭一の 物事の本質を
素直に問いかける
ところに、
静はたくさんたくさん 救われて・・・
夢はなくったっていい。
夢は追いかけるものではなくて、
向こうからやってくるもの。
壁は乗り越えてはいけません。
必要だからそこにあるんです。
引き返して別の道を探すものかと。
圭一の発言
には、
いつも 目からウロコ。
静だけでなく、
アタシもちょっと
感銘を受けちゃってた
わよ。
^ ^;
そんな 圭一のお母さん(宮田早苗)。
息子に甘々の
子離れできない人
っぽく見えてたけど、
いやいやいや。
静パパが
耳が聞こえないのは
遺伝するかもしれない
と
告げた時、
筆談するパパのその手を止めて、
私たちにはあなたがいます。
と。
そのときは
あなたがその子に教えてください。
どうやったら
あなたみたいに
楽しく生きられるのか。
・・・いやあ、
このお母さん、
スバラシイ。
見かけによらない。(笑)
アタシ、
このお母さんみたいなこと、
即座に言える自信ない。
スバラシイ。
このシーン、
とても好き。
このドラマで、
初めて ろう者の親を持つ
健常者の子供の内情
を知ったわ。
CODA
と呼ばれているんだそう。
ろう者である親との接し方の癖
が、
そのまま 普段の生活にも出て
しまい、
相手の顔をじっと見つめてしまったり、
指差ししてしまったり、
必要以上に相手のことを察してしまったり・・・
そのせいで、
異性に気があるのではないか
と
勘違い
されたり、
トラブル
がちょこちょこ。
それゆえ
媚びてるだのなんだの、
周囲のひとに嫌われることも多々。
その 悩み
を
すべて 吹き飛ばしてくれた
のが
圭一
なんだけれども。
あなたはなにも悪くない
と。
あなたは媚びてないし、
あざとくないし、大げさでも、
うざくも、きもくも、怖くもないし
不幸自慢なんかしていません。
あなたをそう見る側に
なにか理由がある
んだと思います
あなたに
そうであってほしい何か
が。
そういえば、
静が パパを呼ぶ
とき、
お手玉を投げる
のね。
あと、
体をトントンと叩く。
振り向いて、
と。
ああそうやって 会話を始める
のかと、
初めて知った。
そうよね。
最初から自分の方を
見てくれてるわけじゃない
ものね。
日常生活では。
耳が聞こえない人のドラマ
は
最近多いし、
昔からいくつかあったけど、
そーゆーシーンって
今まであったっけ ?
ちょっと記憶にない。
あったとしても、
シーンとしては多くはなかったのでは?
このドラマは リアル。
何度も何度もでてくるから。
そう言えばこのあいだ、
スーパー
で、
ろう者のお母さんと
小学生の男の子
を見かけたの。
男の子が何か悪さをしたのか、
お母さん怒り狂っちゃって、
言葉になっていない言葉
を
大声で 発してやまず。
誤解を恐れず言えば、
怪獣の雄叫び以上。
うおるるるるるるーっっっ。
・・・・みたいな感じで。
しかも
エンドレス
なんだわよ。
ちょっと ヒートアップしすぎ。
明らかに。
気が短い
お母さんだったのかなあ。
男の子は必死で
お母さんの体を
トントンしてた。
お母さん、
僕の話を聞いて
って
言ってるんだなって思ったわね。
リアル静ちゃん
だなあって。
ちなみにそのお母さん、
子供を ガン無視。
ずーっと 雄叫びのような声
を発しながら
怒り狂った
まま、
男の子を引きずるようにして
歩いて帰っていったわ。
こういうと怒られるかなあ。
自分聞こえないこら、
今発している声が どう人に聞こえてるか
わからない
のよね。
たぶん 音量も分かってない。
あの大声は
ちょっとありえなかった。
普通じゃなかった。
工事現場でもかき消されないんじゃないかと
思っちゃうような
ものすごいレベル。
周り一斉に振り向くし、
男の子は
いたたまれないんじゃないかと...
お母さん、
ちょっと堪えて欲しかった。
健常者だ
ってあの怒り方は
あり得ない
し。
ただのヒステリー
になっちゃってるし。
なんとも言えない気持ち
になったなあ。
ちょうどドラマ見てたし、
CODAについて色々考えちゃったな。
圭一
が
パナマに栄転
になって、
静についてきて欲しい
と言う。
でも静は パパをひとりにできない
と
それを 泣きながら断って...
これは 子離れ
親離れの物語
なので、
最終的には
二人は結婚するんだろう
なと思う。
そこにたどり着くまで、
次回最終回、
どんな感動物語を見せてもらえるか、
楽しみにしている。
^ ^
追記
最終回
を見て。
さくら先生(木村多江)
の
この言葉が 印象的。
その人が可哀想かどうか
決められるのはその人だけ。
人の可哀想を、
勝手に決めてはいけません。
耳の聞こえない静パパ
のことを
可哀想
という子供たちに言った言葉がコレ。
娘と仲良く楽しく暮らしている
静パパ
と比べて、
離婚して、
息子とも離れ離れ。
ひとりっきりの自分の方が
耳は聞こえても可哀想だ
、と。
なるほど。(苦笑)
親離れ子離れ。
パパのことが心配で
外に出ていけないのではなく、
自分が不安で出ていけないだけ
だ。
そのことに気がついた静は、
圭一との結婚、
パナマ行きを決意。
町のみんなが開いてくれた結婚式のあと、
空港へと向かうその時、
パパ
が
しずかー
と、声に出す。
何年ぶり
のことか。
その発音がおかしいと、
小学生の時、
静が男子たちにからかわれて以来のことで。
あーもー、
泣かされたわあ。
ここでパパが静の名前を呼ぶとは。
ほんとに いいドラマ
だったなあ。
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