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朝寝嬢

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October 16, 2024
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カテゴリ: 美術館・博物館

​​

このあいだの金曜日、
10/11 に見に行ってきた、
​『相国寺展』​ ​​

​​​​​​​​







​愛知県美術館​ にて開催。








雪舟から応挙、若冲へ 
     受け継がれる名品 ── そこに物語があった






相国寺 は、​
​室町幕府三代将軍・ 足利義満 が、​​
永徳 2 年(1382) に発願し、​
京五山禅林の最大門派であった
​​夢窓派の祖・ 夢窓疎石 勧請開山 に迎え、​​
​​高弟の 春屋妙葩 実質開山 とし、​​
​​ 創建 された 禅宗の古刹 です。​​


​今も 京都 の地、​
​​ 御所の北側 にその 大寺 の姿を誇り、​​
​​ 金閣寺、銀閣寺 の通称で名高い 鹿苑寺、 ​​
慈照寺 を擁する、​
​​ 臨済宗相国寺派 大本山 です。​​



時代を通じ、
​​ 相国寺 芸術家 を育て、​​
名作の誕生 を導いてきました。​




​​ 室町幕府 御用絵師 とされる、​​
​​相国寺の画僧・ 如拙 周文。 ​​

​​ 室町水墨画の巨匠 と称される 雪舟。 ​​

​​ 江戸時代 に流派の地位を確立した 狩野探幽。 ​​

​​そして 奇想の画家・ 伊藤若冲、 ​​
​原在中、円山応挙...​





​​ 中世 規範 を得た​​
相国寺文化圏の美の営み は、​
近世、近代、現代 へと時を繋ぎ、​
​​ 相国寺、鹿苑寺、慈照寺
所有する 美術品 は、​​

相国寺境内 にある​
​​ 承天閣美術館 公開 されてきました。​​




本展覧会は、
相国寺
承天閣美術館開館40周年
を機に​

開催 するものです。​


国宝、重要文化財 あわせて​
45件 以上を含む、​
相国寺派の名品 を中心に紹介し、​
相国寺の美の世界 をみつめ、
未来へ託します。​​​​









​​​​去年 京都​

『東福寺展』​ を見て、
そんなに
興味があったわけではない けど、
それな りに良かった ので、
じゃあ ​『 相国寺展』も​ 見てみようかな、と。




やっぱりそんなに
興味があるわけでもないんだけれど・・・

^ ^;









本年度は
地元 にあまり
興味のある展覧会、
来なくて ね。

  ↑
​   印象派 が見たい~ ! ! !​






なので
ちょっとでも気になったら、
​まあ一応行ってみる ?​



・・・みたいな。(苦笑)












この展覧会で、
アタシが 楽しみ にしていたのは、
​伊藤若冲。​

数年前に初めて
その名を知ったのだけれども、
​京都国立博物館​ で見た
​鶏がいっぱい描かれた絵​
​圧倒​ されたのよねぇ。


​『相国寺展』​ にも
若冲の絵 出展 されると聞いて、
楽しみにしていたんだけど、
水墨画 なのかな  ?





  シロクロ作品ばかり~。
     カラーのが見たかった。(涙)










でも 最後 の方に
ひとつだけ、
カラーのあった♪

​*´▽`*


 かなり嬉しかった。(笑)











伊藤若冲
『竹虎図』(部分)





水墨画も見事 なんだけどね。

金閣寺の若冲の障壁画、
見事だったわ。










展覧会は 5章 で構成。


第 1 章 創建相国寺 ― 将軍義満の祈願

「吾れ、新たに小寺を建てんと欲す」

室町幕府3代将軍・足利義満 (1358〜1408年)が発したその一言に、
相国寺の歴史は始まります。

寺は 夢窓派の高僧たちの進言 により、
小さな寺ではなく、
大伽藍の禅寺 であることが望まれ、
御所の北側、
室町幕府の傍ら に開かれました。

明徳3年(1392年)、
発願から10年を経て伽藍が完成し、
落慶供養 が行われました。



文正
『鳴鶴図』







第 2 章 中世相国寺文化圏 ― 雪舟がみた風景

15世紀 相国寺 には、
相国寺文化圏 と名づけられるべき
美の営み がありました。

室町幕府の御用絵師 であったとされる
相国寺の画僧・如拙 周文 は、
室町水墨画の様式を確立 し、
また彼らを 師と仰いだ と語る
雪舟(1420~1506?年) は、
若き日を相国寺にて過ごした とされます。

のちに
室町水墨画の巨匠 と称される 雪舟 がみた、
中世相国寺文化圏の風景 を展開します。








第 3 章『隔蓂記』の時代 ―復興の世の文化

戦国の世 の荒廃した 相国寺を復興 したのは、
92世住持・西笑承兌(1548~1607年)。

相国寺の復興に尽力し、
天下人秀吉、家康のブレーン となり、
外交僧 としても活躍。

相国寺中興の祖 となりました。

これに続く 1600年代。
復興の相国寺に登場するのが
鳳林承章(1593~1668年) でした。

西笑承兌の法嗣 鹿苑寺の住持 を務め、
75歳で亡くなる34年間の日記 『隔蓂記』 は、
鳳林承章をめぐる
風雅の時と場を伝える貴重な史料 となっています。

作品をめぐる 『隔蓂記』の世界 を再現します。



『観音猿猴図』

三幅のうち
狩野尚信『猿猴図』









 第 4 章 新奇歓迎!古画礼讃! ―若冲が生きた時代

中世の相国寺文化圏 を代表する ビッグネーム
「雪舟」 であるとすれば、
近世の相国寺の文化 賑わい を添えてくれたのは、
「若冲」 と言えるでしょう。

独特の絵画表現 を完成させ、
「私は理解されるまでに1000年のときを待つ」 と言った
若冲ではありますが、
若冲が生きた 1700年代 は、
驚くほどに アバンギャルドな時代 でした。

人の交流を通し、
ものの往来を通して、
多感に構築される 相国寺文化の新時代 を再現してゆきます。


伊藤若冲
『竹虎図』(部分)









第 5 章 未来へと育む相国寺の文化 ―”永存せよ"

相国寺の什物 は、
どのように 形成 されてきたのか?

なぜ今、
この作品はここ相国寺に在るのか?

今回の展覧会を企画するにあたって 重視 した、
ひとつの視点 でした。


相国寺の什物
中世より伝来 したものもあれば、
近世や近代の寄進 などの 新規受入 により
加わったものもあります。

それらは今後、相国寺で活かされ、
価値を見いだされ、
什物 としての 履歴を積み重ねて
成長してゆく ことでしょう。


この章ではそうした 作品群 を展示します。











中国画や日本画の素養がない ものだから、
​スゴイね~​ と流し見がほとんど。

^ ^;





それよりなにより、


​『永楽帝勅書』に
     目が行っちゃった! ! !​




永楽帝よ、
明の永楽帝っ。

;゚Д゚




直筆 だからね~。

​すごいもん見ちゃった​
ひとりで大騒ぎ。


  心の中で。(苦笑)





大学で 東洋史を専攻 していた者としては、
お宝に遭遇 したような気分。


≧▽≦










そんなに興味があるわけではなかったけど、
​来てよかった。(笑)​ ​​​​​​​​​​​​​​​












あ、
あと、
​初代金閣寺の鳳凰。​


あれもよかったな~。




昭和25年の火災 での、
難を逃れた


​創建当時の唯一のモノ ​​ なわけで・・・






つまりは ​足利義満もコレを見た、​ と。







そんな 想像 をしちゃって
歴史オタク・・・苦笑。


^ ^;














この展覧会、
まだまだ始まったばかり。


11/27まで やってます。







興味のある方はどうぞ。

^ ^





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Last updated  October 19, 2024 12:39:53 PM
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