先日、
10/24
に行ってきた、
『魅惑の源氏物語/宮廷文化の華展』。
徳川美術館
にて開催。
秋季特別展・みやびの世界
と銘打って、
展示のテーマを ふたつ
に分けていて。
前編
の今日はこちら。
『宮廷文化の華』
天皇と
皇族、
そして 天皇に仕える人々に
よって
構成されていた 宮廷
では、
四季折々
に行われていた 年中行事
や 儀式、
『古今和歌集』
に代表される 和歌
や、
『源氏物語』
に代表される 物語文学、
宮廷生活
の中でつちかわれてきた
装束
や 香
など、
さまざまな 文化
が 誕生
しました。
宮廷で誕生した文化
は
「都風」
を意味する言葉
「雅び」
で 形容
され、
同時代、
そして 後世の人々
にとって
あこがれの対象
ともなりました。
本展では、
平安時代以降の宮廷の人々
が
中心となって作り上げ、
伝え続けてきた
これら 宮廷の文化
について紹介します。
漢詩 ー 貴族のたしなみ
田安徳川家伝来
白居易撰
『白氏文集』
中国
における
最先端の漢詩文集
ということで、
一条天皇の時代
には、
貴族の間で 流行
した。
大河ドラマ
でも描かれていたけれど、
紫式部
は 中宮彰子
に、
この中の 『新楽譜』
を 講義。
(『紫式部日記』に記述あり)
展示はその部分。
装束 貴族の装い
復元装束による打出の再現
色の重ね
は 美しい
けど、
重い
よなあ・・・
動くの大変そーだよなー・・・
~_~;
薫物 香りを創る
江戸時代
きくまきえたきものせいぞうばこ
菊蒔絵薫物製造箱
薫物
(練香)
を 製造
するための
原料
や 道具一式
を納めておくための箱。
小箱
には沈香などの 原料
を収めた。
管絃と舞楽 宮廷の芸能
江戸時代
ぶがくしょうぞくぎれ
舞楽装束裂
(ひらまいしたがさね)
(平舞下襲)
舞楽
のうち、
数人の舞人によって
緩やかに舞われる 平舞
には、
襲装束
と呼ばれる 唐風の装束
が用いられる。
下襲
は 広袖
に 長い裾
を引く装束で、
上着である 袍の下に着る
ことから
この名がある。
後水尾天皇所用
琵琶
銘 陽向
琵琶
は、
雅楽の合奏 「管絃」
に用いられる
絃楽器
である。
琵琶は 天皇
や 皇族、
上級貴族
が 担当
する例が多かった。
蹴鞠 貴族のスポーツ
平安の 遊び ?
いや ス
ポーツ ?
蹴鞠。
物語
の中にも
その 描写
はあり・・・
江戸時代
絵入版本源氏物語
「若菜上」30冊の内
光源氏の息子・夕霧
や 柏木
など、
若い貴公子たちが 蹴鞠
を
楽しんでいたところ、
女三の宮
やその女房達が、
それを 御簾の陰から見ていた。
しかし子猫につけた紐が
御簾に引っ掛かり、
女三の宮の姿が柏木に・・・
という場面。
ココから始まる、
因果応報。
運命は繰り返す
のであった。
^ ^;
江戸時代
鞠
へこんでいるのは
蹴った跡
らしい。
生々しいな・・・苦笑。
後編
へ続く。
この展覧会、
明日11/4まで。
源氏物語や平安時代に
どっぷり浸かれます。(笑)
興味を持たれた方はお急ぎどうぞ♪
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