NOVELS


ここでは、別のHPでお世話になっている方の影響をうけた僕が適当にフィクション・ノンフィクションをおりまぜ、作っていく小説のページざます。
ではでははじまり~
あっ たぶんページは増えていくと思うので、ご容赦を・・・

―エレクトリックショックー
 彼の名は「浜田笑次」。現在28となるごく平凡な電気屋さん。彼は「いいやつ」そして、お調子者。よって彼の周りには常に笑いが絶えず、人とのコミニュケーションを大切にする。

 ここは、彼の働いている電気店。電気店というのは、やはり休日が賑わい平日はというと雑用におわれてしまうのだ。「いらっしゃいませ。」「ありがとうございます。」平日ともなると、こんな挨拶をする機会さえないなんてことも、今の不景気の中ではありふれた日々となっている。

 そんな秋の平日、彼は担当している携帯電話コーナーの演出を手がけていた。(う~んここの展示をキレイにみせればどうかなぁ)彼はそんなことを思いながら、同僚に意見を求めるべく、「氷野哲也」という同い年の同僚に聞いてみることにした。彼ら二人ほぼ同時入社ということもあり、なんでも話せる良き理解者でもある。「ここをこの新機種にして目を引いたらどうかなあ?」笑次の質問に哲也は、「そうやな~ やはりそこにその機種をもってきたら、ここはこっちもあげて~」「よっしゃ決まった。」平日の昼間であるからして、お客さんもチラホラという時間帯。彼らは大胆にもかなり大きな声で、やりあっていた。

 そこに、斎藤店長がやってきて「こらっ おまえら!そんな大きな声でなにやってるんか!」この店長、かなりのオカタイ人であり二人にはちょっとヤな存在。「すんません」声にならないようなカボソイ声で笑次&哲也は答えた。電気屋の携帯コーナーなんてものは、専門ショップと違い、ユーザーである学生・若い人というターゲットはあんまり来ないといった状況。それを打破しようとオレはしゃかりきにやっているのに、店長は…と笑次は心の中でつぶやいた。
それを、見ていた哲也は「おい!店終わってから呑みにでもいこうぜっ!」と店長が奥に入ってから誘った。それがだいたい午後4時ぐらいの出来事だった。

 その日の5時ごろ、今日に限ってなぜかお客がひっきりなしに舞い込んでくる。うれしい悲鳴とでも言おうか…すると、レジを打ちながら接客をしていると、携帯コーナーのほうから、笑次を呼ぶ声が。「すみませぇ~ん」笑次は手が離せないところだったので、店内を見まわし、哲也を探したがあいにく別のお客の相手をしていた。(う~誰かいないかな~)そう思いつつ、声の主に「少々お待ち下さい」と返していた。この店実は笑次・哲也を含め4人の店員でやっているので少しでもお客が重なれば、こうなってしまうのであった。店長というとつい30分前に本店のほうに行ってしまっていた。(こんな時に~とっとと帰ってこいよ~店長めっ!)お客を大事にしたいと思う笑次としては、待たせるということが許せない性分なんだろう。まあそういうことが「いいやつ」とみんなから思われる由縁であろうが

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