教えない教育実践日誌

教えない教育実践日誌

強制力が使えなくなるときのために



小学生の間は、親が勉強のコントロールをするのは、さほどむずかしくないような気がします。ところが中学生になると、ほとんど親の強制力も届かなくなるようです。

「小学校のときは、『もうやめて寝たら』と何度も言うくらい勉強していたのに、中学になったらほどんどやらなくなった」という話を何人かのお母さんから聞きました。

子どもが勉強しなくなる理由はさまざまですが、こういうとき、子どもの勉強は誰かがコントロールするものだと思っていると、困ります。

中学生になると脅しもきかないし、『勉強しなさい』と言い続けることで、親子関係を深刻なものにしてしまうかも知れません。

反抗期という名の自我の芽生えを迎えるまでの間に、「学ぶということは、誰かにいわれてやるものではなく、自分のためにやるものだ」とどこかで感じてくれるのがいいのだろうと思っています。

結局、人はどこかで自立しないといけない時が来るからで、学校や教師や受験といったものと関係がなくなっても、人は学び続けるからです。

かくいう私も中学受験をしたくちです。40年前に…
ちなみに、中学受験は合格したものの、高校受験、大学受験と失敗を重ねました。

敗因はいろいろありますが、だいたいに於いて「コツコツ」が苦手でした。いま振り返ってみると要領が悪く、集中力がないのに加えて、むら気で、やりたくない事はやらない主義でした。

自分自身が学校や受験と縁のなくなった今頃になって、自分のフランス語の力を伸ばすにはどうすればいいのだろうと、かなり真剣に思っています。

中学以降の教育は、どうも「科目の内容を学ぶ」と「学び方を学ぶ」の二本立てでやる必要があると思います。総合学習などもその視点で進めていくと実りが多いように思うのですが…

私が最近大学でやっているのは「フランス語を学ぶ」と「フランス語の学び方を探りながら一人ひとりが学び方を探る」というようなことです。

学ぶ方法は一人ずつ違います。どのやり方が自分にあっているか、その人にしかわからないことです。だから、いろいろな方法を提案するのですが、決めるのはその人自身です

ある日突然会社で「次のTOIECで、450点に満たなければリストラの対象になります」と言い渡されたとき、あなたはどうしますか?これは、実際に聞いた話です。

どうやら、自分をどうコントロールするかが、これからの時代には重要になる気がします。やりたくなくてもやらなければならないことは、たくさんあるのです。

要は自分で自分に「強制力」を働かせる方法を会得することなのだろうと思います

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