バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ: アート
 昨年末、陶芸家の二階堂明弘さんの個展を皮切りに、南蛮美術、ロートレックに建築、と、多忙の合間を縫ってアート漬けになっていたワケですが、新春は新春で、素晴らしい企画展が目白押し。ということで、三連発、してきました(w)。
 まずは『 第51回 日本クラフト展-ハート to ハート -<THE 51th JAPAN CRAFTS EXHIBITION>』@丸ビル。日本のモノづくり、元気です!!そして、テーマとする素材や技法も、こんなにバラエティに富んでいるのか、と目からウロコでした。しかし、このようなイベントが51回も開催されていたなんて、不肖私、存じ上げませんでした。
 続いて 『はじめませんか。』~抹茶と書の道具展~ @銀座三越。 うつわ謙心 さんご本人と、迫力ある書家の鈴木猛利さんの書に迎えられ、素敵な作品が一堂に。今回は、昨夏印象に残っていて、「女性向きかなぁ」と思いつつ気になっていた北川チカさんの作品に惹かれ、また初見となる遠藤隆宣さんの上品で優雅な仕事に胸中密かに興味津々でした。大中和典さんの作品は、やっぱりオーラがありましたが、まだ私自身が自分の世界観に落とし込めていないため、指をくわえて見るような形に。新春早々、すばらしいお披露目の場。

参加作家:岩田智子(陶)、打田翠(陶)、遠藤隆宣(陶磁)、大中和典(陶)、片瀬和宏(陶)、北川チカ(磁)

 そして締めは、『 上田宗箇 武将茶人の世界展 』@松屋銀座。上田流、というお茶の世界だけでなく、一番槍を標榜しつつ、「ウツクシキ」の何たるかを身を以て極めようとした“100%もののふ”の矜持を堪能するのが展覧会の目的とのことですが、これは、茶杓フェチのための展覧会だ(w)!!武士ならばなおのこと、茶杓への思いは別格と存じまして。こちら、本展が特集となった『目の眼』で予習していったとは言え、見所満載。名高き茶杓「敵がくれ」のみならず、立ってたなぁ、屹立してたなぁ、櫂先が。シュン、っと。これでいいのだ…なぁ。切れ味ある茶杓。その茶もまた活人茶であったと推察。





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Last updated  2012/01/07 12:00:38 AM
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