本を片手にポレポレ生活…札幌にて

本を片手にポレポレ生活…札幌にて

2005.01.23
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カテゴリ: 社会
「泥の大河の底力」


河口幅250キロ、全長約4800キロのラプラタ川。

日本列島が2つ入ってしまうくらい大きいという南米にある川です。

作家椎名誠が、30日間かけて河口から源流までをたどっていくドキュメントでした。

私には想像もつかない大きな川、
その川の恵みを受け生活している人々の暮らしやたくさんの生き物の姿を
椎名誠は、優しいまなざしで見つめ語りかけて
旅を続けていきます。

電気もない水道もない生活のインディオ達。
最近は魚がとれず、魚を求めてやってくるワニもいなくなってしまったと嘆く村長。
お茶だけの生活の中で、やっととれたたった1匹の小さなワニをみんなで食べるためにスープにするのです。
50人ほどがみんなで分け合う姿。
尻尾や頭は焼いて幼い子どもたちに食べさせてあげるのが決まりだという優しさ。

「川とともに生き、川とともに死んでいく。
泥の大河の底力のようなものを感じました。・・」

椎名誠の言葉は、その川の恩恵が著しく減ってきている姿を前に
「このままでいいのだろうか?
このままがいいのだろうか?」
という苦悩となっていました。

ピオンと呼ばれる牛飼いの少年は、もうこんな貧しい生活はいやだというのです。
勉強がしたい,先生になりたいと。
父から息子へと受け継がれてきた仕事がトラックの導入などで、
過渡期を迎えているのです。

「自分のしたい様にしたらいい。私はこの仕事が好きだからしているのだから。」
息子の予期せぬ以外な言葉に驚き1日の迷いの後、そうつぶやいたお父さんの言葉は、
イサムチャンと私の胸に大きく響いてきました。

最後にたどり着いた源流は、
ちょろちょろと湧き出す小さな水のあぶくでした。

「自然は過酷だよ。決して美しいだけじゃないね。」
と言っていた椎名誠。
その源流を見て
「川はすべての動物が利用している。


・・・」

人間だけではなく多くの生き物達が生息しているラプラタ川。
初めて目にしたたくさんの鳥や爬虫類や魚や動物などの姿の美しさも心に残りました。

ラプラタ川ほど大きくなくても日本にもたくさんの川があり
その恵みで生きている動物達も多いことでしょう。

川の持つ意味をあらためて知らされた番組でした。

今日の積雪は30センチを超えていたという札幌。
この雪も川に流れて豊かな川にしていくのでしょうか?
そう考えると大切な雪にも思えてきました。










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最終更新日  2005.01.23 12:19:00
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