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どんな時、この子はデキル。。と感じるか?
難しい漢字を書く子などは、かえって心配になるさっちです。

今日、ニワトリ当番の2人の子と洗いものの仕事をしていた時、
1人の子、仮にYくんとします。
Yくんが「あれ?砂場がキレイになってるね?柔らかそうね」と言った。
「うん、そうよ。○○先生が耕してくれてたからよ」と、さっち。

※砂場はそうやって定期的に消毒することになってます。

「そう!じゃあ、すぐボクたち遊べるね!ふわふわだから、お山とか、すぐ作れるね!!」
Yくんはそう言い、相棒のAちゃんも素敵にニッコリした。



そのちょっと前。
包丁でエサを切る仕事をしている時、
包丁使いが繊細な、Yくんの切ったキャベツを
「トンカツの横に置いてもいいくらい、細く切ってあるね」と言ったら
「だって、ボク、ママのお料理してるところ、いつも見てるもん」と。

更にその前日。
Yくんは絵を描いた。
お父さんの仕事場に付いて行った時の絵だった。
お店の品物がたくさん並んでいた。
縦、横、きちんと揃えて並べて描いてあった。
隣のお店のことも描いてあり、そこには子どもが好きそうな品物があった。


ドキンとしつつも、でもその時のお父さんのことを見たまま感じたまま、
そのまんま、描いてあるんだなぁと思った。お父さんへの気持ちが伝わってきた。
仕事の、報われない辛さも、Yくんなりに感じているのだ。
お父さんのお店の品物を口にし、「おいしかった」に込められた深み。

・・・そんなことがあっての今日のYくんの気付きや言葉に、さっちはハッとさせられたのだ。

そのことから、どんな実感を得ていくのか、思いを馳せながら、させている。
でも家族の姿から学ぶ子には、かなわないって思う。
だから生活に関わる絵を描かせて、学びをより確かなものにはしているんだけど。。
どうだろう、さっちがこの子から学ぶ、人としての姿勢!
例えば。。
がんばっていることにエールを送るのは簡単だが
がんばりたいのにがんばれない時もある切なさの、保育者の受け止め方など
芯を持たないと、と考えさせられる。
保育所保育は、この子の育ちの、少しでも補完になればいいなと思う。
応援団みたいな、というより、影武者?黒子??みたいな気持ちに、なる。

この子や他の子が描いた、家でのくらしを描いた絵をクラスの皆に紹介した。

今はアホな(敢えてアホと書く)プライバシーがどうとかの世相で
家庭訪問を行っていない園も多いと聞く。
ましてや、こういう絵の紹介ってのは、プライバシーをさらすことにならないかって意見も。

アホなのは。。
自分のくらしを、どこから子どもたちは「恥ずかしい」「劣る」とか思うんだろうってこと。
それは周りの大人の「カワイソウ」「下流」とかいう捉え方、価値観によるところが大きい。
なので、放っておいては、価値観はそのままなのだ。
さっちもこの仕事をしてなかったら、色々に出会わなかったら、そのままだった。
格差社会であるのに都合の良い人間の、自分も一部であることに恥じつつ、
さっちはそれができるところにいると思うので
今までの価値観を覆す、人との違いを認め合う心や自尊の心や何からでも学ぶ力や生きる力
そういう真に強い精神力を少なくともクラス集団に、つけていきたい。

そういうことに関しては、大人には伝えられないけど子どもたちになら大丈夫、
ということも多い。
この人はどんな人か?というアンテナは、ぼーっとしてるわりに、さっち、正確みたい。
なので、「きちんと伝えきる」余裕がない時には、さっちも口をつぐんだりぼかしたりと
本当に『機微』の世界だ。でもプロだもん。やるさ。

しかし、ただでさえ、手探りなのに。。
家庭にも出向かないと、その家庭の空気感、本当のことがわからない。
本当は一度行くだけでも、わからないことはいっぱいあるけど、一度でも行かないより随分マシ。

相手のテリトリーに入って話し込むと、そんなに悪い人って世の中いないよなぁとわかるし。
教育って実は安心感がとても大切で。
自分のやり方で大丈夫なのかなぁと若干の疑いを持ちつつ、
安心と反対の方向に舵を切らないように気をつけ、アバウトに、じわじわ進もう。







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最終更新日  2008年05月02日 23時54分37秒
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