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2008.05.10

『別れ』

内容
久子が４度目のトップセールスとなった表彰式の、１ヶ月後。
父・浩太郎らしき人影を目撃する。
母の店の客の噂で、音羽亭という寄席で呼び込みをしているのを知る。
寄席を訪ねた久子だったが、
サスガに失踪から２０年経過していたためか、
寄席の女と暮らしているようだった。。。
久子は、母・光枝に話すべきかどうか悩み、

岡野所長は、仕方なく、光枝の元へ行き、事情を話す。。

光枝は浩太郎に会いに行った。。。でもそこには女。
その事を久子に報告し帰ろうとしたとき、事件が起きる。
岡野所長が倒れた。
数日後、メーカー本社から所長代行がやってくる。
それは、柴田だった。。。。。
柴田は、
今のやり方ではダメだと、厳しく取り仕切り始めるのだが、
久子をはじめ営業所員たちに反発が生まれはじめる。

そんななか、岡野は
２０年も親しくしている顧客を訪ねて欲しいといわれ、

いや、、、

今までのこと。
特に、父のこと、思い出話。
その事が、『今回のためにあった』って言うことのようだ。

岡野『こんなハズじゃなかったのにな
　　　槙野、お前は希望を売れ
　　　お前なら、車を喜びに変えて売ってくれる。

それは、、自分がしていたこと
ほんの少しの後悔。

だが、、、どうしても伝えたかった。、、、、死ぬ前に。

久子も、
父に見捨てられた気持ちが強かったため、
岡野は、父、そのものだった。

だから
久子『約束してください
　　　どこにもいかないで、そばにいると

しかし、、別れの時。。。

今回のものすごさは、
思い出話くらいにしか登場しなかった父・浩太郎を出し、
久子の思い出を久子の車売りへの気持ちに変えながら、
父との再会、別れへとつないでいった。。
そしてそのネタフリを、
後半のもう１人の父・岡野へとつないだことだろう。

久子を捨てた、実の父
久子を拾った、セールスの父

ということである。

セールスマンとしての久子を支えた岡野。
２０年顧客に気持ちをぶつける岡野。
それは、、岡野にとって、久子への最後の『授業』とも言える内容。

それが、前述の岡野の気持ち、久子の気持ちへと繋がっていく。

『お前は、希望を売れ』

トップセールスとなったからこそ、
今あらためて認識させると言うこともかねているのだろう。

ドラマとしても、最高潮に達するとともに、
これからの展開にとっても、かなり重要なネタフリだった感じだ。

そのことは、突如登場した所長代行・柴田にも同じコトが言える。
岡野『この商売は、狩りのように見えて、実は農業だ
　　　刈り取るだけを急がせるな。

岡野は、次世代を担う２人にすべてをつぎ込んだ感じだ。

そして、、ラスト。
父との。。。意外と良い別れ。。。。。。。

どこまでも詳細に作り上げた印象の今回でした。

それぞれの気持ちがぶつかり合い、
良い感じで盛り上げた今回。

柴田の家庭の話が、どうも意味不明だが

かなり面白かったと思います。

これまでの感想
第４話第３話第２話第１話

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