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2004/07/09
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カテゴリ: おべんきょう
3時間の授業が連続はちとこたえる。

英語を聞くことに集中する時間も限界を超えると記号を聞いているようになってくる・・・。

学校に行く前にパリで撮った写真の焼き増し分を取りに近所の写真屋に行った。

使い捨てカメラなのにものすごく写りがいいのは嬉しかったのだが、案の定間違った焼き増しがけっこうあった。

あんなに確認したのに・・・。

その場でクレームを言って、無料で改めて焼き増ししてもらうことに。こういう時は文句を堂々と言わないといけない、とアメリカの生活で教えられている。

そんなことよりもサービス精神をもっと身につけてよ・・・。


最初の授業の「財務諸表分析」では比率分析の復習。すでに学習した項目ではあるが、意味を考えるというよりも暗記をしていたので忘れるのも早い。

「比率分析では分母と分子の関係をよく考えましょう」




お次の授業は「アメリカヘルスケアシステム入門」

今日のテーマは医療過誤対策、エイズ治療の保険範囲、そして治療費を抑えるための入院治療から外来治療への変化についてであった。

ケーススタディとして、マンハッタンの病院のER(緊急治療室)に運びこまれ、26日間入院した女性の実際の治療明細のコピーが配られた。

「胸のレントゲン3枚」$58×3(など多数)
「ICU入院費」$500(1日につき)
「輸血」$354(など多数)
「薬」$40(など多数)
・・・・・・・・
実に200以上の項目が日毎にびっしりと記載されている。

合計$47311.20

$1=¥108と考えて510万以上である。



この患者は保険に加入していたために、$47000のうちの$42000は保険がカバーした。

おそらく多額の保険料を払っていたのだろう。それでもなお5千ドルもの支払いが残っている。

何より無保険者であればどうなっていたのであろうか・・・。


教授はおもむろに我々に問い掛けた。

「病院を経営したいと思いますか?」



「それはなぜですか?」

先生はさらに聞く。

「支出と収入のバランスから言って、ビジネスにならないからです」

と、ある生徒が答えた。


患者は重い負担に苦しみ、病院側もペイしないという悪循環。
Win-Winはいったいどこにあるのだろうか。

奇しくも今週の日経ビジネスの特集は「良い病院」ランキング。

抱える問題は異なるかもしれないが、よく読んで考えてみよう。









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Last updated  2004/07/09 01:17:18 PM
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