ワイン評価(HP)の意味・目安
マジ・シャンベルタン・ドミニク・ローラン(1997)
ドミニク・ローランといえば、新樽200%!
確かに見事なボディーと樽香で、ピノ・ノワールでここまで出来るのか?!と驚かされるワインです。
N氏のご指摘のとおり、まさに飲み頃でございました。
HP:10
ラ・フルール・ド・ブアール(1999)
2004/03/12 自宅にて
メルマガで最新ビンテージを紹介していたので思い出して飲んでいます。
これが、美味しい!
このワイン、ラランド・ド・ポムロールのかなり凝ったワインです。
蘊蓄は、
2003年 10月
29日の日記
2003年 06月
28日の日記
をご参照ください。
シルバーのキャップシール。
上質で長めのコルク。
コルクのお尻は、高級なチョコ、イチゴジャム&黒系の果実香&樽香。
香りのたちもなかなか良いです。
少し開花してきたか?(^^)
濃い~ぃメルローの熟成した香りに混じって、少し酸味の効いたイチゴジャム、甘いカカオ、コーヒー、スミレ、乳製品と、超絶に素晴らしい!
以前感じたアルコールのアタックも殆ど無いし、青臭い感じも皆無。
そろそろ来てますよ~。(^^)
フィニッシュは舌と顎にからみつく心地よいタンニンとイチゴ様の酸味が長~く続きます。
とうとう来ました!HP:10
何も文句はございません。
こんなワインが飲めるのは、本当に幸せなことでございます。(ウッシッシ)
ただ・・・ストックがあと4本・・・1年1本で4年で楽しむか・・・まあ順当?(笑)
シャトー・グリュオー・ラローズ(1990)
コレといった個性はないのですが、非常に安定した品質でイギリス界隈には絶大な人気を誇るシャトー・グリュオー・ラローズ。
確かに、サンジュリアンの内陸部の「田舎紳士」的な味わいは、英国人好みかも。
でも、日本では意外に人気薄なのか、グッドヴィンテージの1990年にしては比較的お安い価格設定が嬉しいワインでもあります。(^^)
これはもう、申し分ないですなぁ・・・
深く艶やかな煉瓦色がかった透明感のある色調は上等なワインが良い年をとっている証。
香りも超絶にパワフルで饒舌。
重い黒系の果実をベースに、重厚な樽香、バニラ、腐葉土、なめし皮、種々のスパイス・・・
素晴らしいです。
タンニンはまさにシルキー、全くアタックを感じさせません。
適度な収斂感を舌の両側に残しながら、甘み、酸味、熟成香を長~く楽しめるフィニッシュです。
HP:10
あれま、ちょっと最近10点を乱発?
でも、素晴らしいものは素晴らしいですから。(^^;)
スーパーなリッジを軽く凌駕してます。
これといった個性のない「グリュオー・ラローズ」ですが、優等生サンジュリアンがちゃんと熟成すると凄いんです。
あと10年ぐらいはいけると思いますが・・・今まさに飲み頃です、これ。
シャトー・グリフ・ド・カップ・ドール(1998)
2004/02/08 自宅にて
今夜のワインは、としのすけの満点ワイン、シャトー・グリフ・ド・カップ・ドール(1998)です。
このワインの素性をおさらいしておきますと・・・
アパラシオンはサンテミリオンの北、サンジョルジュ・サンテミリオン。
シャトー・カップ・ドールの最上区画の畑6ヘクタールから年産1250ケース程度創られます。
畑は南向き、粘土石灰質斜面の最上部で、メルローの完熟に最適。
しかも平均樹齢約40年と結構な古木。
そして、「あの」ヴァランドローと「あの」ルパンの立て役者がコンビを組んで創っているワインです。(^^)
開栓した直後から・・・もう・・・香りプンプン。(^^)
コルクのお尻からはチョコレート&コーヒー&醤油?(^^;)の香りが。
グラスに注ぎますと、色は深い黒紫色で僅かに煉瓦色のニュアンスが入り始めています。全くグラスの底が見えない濃さ!
黒々とした艶めかしいツヤを湛えた液面です。
グラスをつたう涙の線の細くて美しいこと・・・(ウルウル)
タップリしたDIVAを満たす香りは、ブラックベリー、完熟しきったイチゴ、ドライフルーツをベースにしながらも、華麗な樽香、チョコレート、コーヒー、タバコ・・・そして、昨年初夏にはあまり感じなかった腐葉土(厩ではない)やなめし革のニュアンスもあり、それらが絶妙にバランス。
素晴らしい・・・
タンニンはかなり丸まって、全くと言って良いほどアタックを感じないシルキーテイスト。
しかし、舌の両側に感じる心地よい収斂感が、適度な酸味と熟成香とともに長~く続きます。
HP:10
再現性あり。(^^)
としのすけの好みにドンピシャです。(←死語?)(^^;)
もう1年ぐらい置いておいたら、どうなるのだろう?
いや、もっと(例えば10年)ぐらい置けるのだろうか?
本気でそんな事を考えてしまいますね。
翌日のCh.ラフィット・ロスチャイルド(1997)
2003/11/01 自宅にて
昨日開けたCh.ラフィット・ロスチャイルド(1997)ですが・・・今日飲むと超絶に美味しくなってます!
(バキュバンで空気抜いて冷蔵庫保存)
目立っていた酸がまろやかになり、甘みと絶妙のバランス。
香りも開いています。
タンニンも極まろ・・・(^^)
HP:10(わーい)
という訳で、「ワインは別に飲み切らなくても大丈夫」という好例のご報告でした。(^^)
(昨夜はもう少し我慢して待ってればよかったのかなぁ?)(^^;)
Ch.レグリース・クリネ(1999)
2003/09/25 自宅にて
今日のワインは奮発して、Ch.レグリース・クリネの1999年です。
生産量極少の僅か2000ケース程度、かのペトリュスよりも稀少なポムロルの知る人ぞ知る名品で、恐らく滅多に市場ではお目にかかれないと思います。(^^)
もちろん、ペトリュス
、ル・パン
といった別格のワインも良いのですが、 ラ・コンセイヤント
、レヴァンジル
、ラ・フルール
、レグリース・クリネ等のいわゆるプチ・シャトーの上物にも目を見張るものがあるポムロルのワイン、メルローリッチなせいで、短期間の熟成で美味しく飲める上に、樽の使い方が適切、かつサンテミリオンのような馬屋や土間のような品のない熟成香も少なく、としのすけは結構好んでおります。(但し、熟成の進みすぎたものは、やはりサンテミリオン系の香りになるので、ちょっと苦手)
さて、このレグリース・クリネ、平均樹齢40~45年という老木から採れた葡萄を用い、セパージュはメルロー7、8割とカベルネ・フランで造られています。
コルクはもちろん長く(5.5センチくらい)上質。
開栓直後はあまり香りません。
色は深いルビー色で透明感があります。
1999年ながら、エッジにわずかにオレンジのニュアンスが出始めており、さすがはポムロルのメルロー、早飲みOKの感じです。(笑)
香りが閉じているせいか、アルコールのアタックも全くなく、ミネラルウォーターのようにまろやかな口当たり、飲んでる感じがしないな~などと思っていると・・・
ムムムっ・・・、時間が経過し、温度が少し上がってくると・・・黒い果実の香りとフレッシュなイチゴ、煮詰めた甘いジャム、甘草、ローストの深いコーヒー、新樽っぽくないオーク・・・実に様々な香りが去来し始めます。ごく僅かな馬屋の土の香り、腐葉土、トリュフといった熟成香もあります。
タンニンはあくまでもまろやかで、まさに「絹」。
フィニッシュこそ短いですが、口中が甘く柔らかな余韻に包まれる感じが心地よいです。
いつまでも余韻に浸っていたいHP:10
奮発して開けてよかった~。
今まさに飲み頃の絶対お勧め出来るポムロルです。
早飲みする限り、ペトリュスやル・パンにも負けてないと思いますよ。(古いペトリュス
やル・パンは飲んだことないもので・・・比較出来ません、悪しからず)(^^;)
Ch.カロン・セギュール(1989)
2003/05/08 広尾エノテカにて
「我が心はカロンにあり」のハートマークで名高い、カロンセギュール、手頃な値段でリストされていたので頂きました。
89年ってどんな年なんだろうとちょっと心配でしたが、不安は一瞬で吹っ飛びました!
しっとりと熟成した本格ボルドーを堪能。(^^)
大満足のHP:10!(もっと飲みたかった)
【としのすけは感動しました!】
10点満点ワイン
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