2003年12月
モナステリオ・サンタ・アナ モナストレル(2002)
2003/12/17 自宅にて ここ数日の遅れ(何の?)を取り戻すべく、連続アップです。 ここで気づいたのですが、何とアクセスが20000ヒットを超えている!(^^) 半分は自分だとしても、延べ10000ヒットもあるとは・・・感無量です。 こんな独断と偏見に満ちたコンテンツなのにねぇ。(^^;) で、今日久々に自宅で開けたのは、お買い得5本セットワインの中の一本、モナステリオ・サンタ・アナ モナストレル(2002)です。 人気抜群のデイリーワインらしく、ワイン王国2003年冬号でのブラインド・テイスティングでプロのソムリエさん6人中5人が「美味しい」と言ったらしいワイン。 スペイン産でモナストレル(ムールヴェードル)100%とのことです。 コルクは短くて軽いです。 質はまあまあ。 すごく若い香りで、染みつきも僅かです。 開栓後の香りは弱く、例の「コンクリート臭」があります。 (必然的に1000円以下ワインレッテル、ぺったんコ) 色は紫のニュアンスを強く残したやや濃いものです。 香りからはミディアムボディー、色からはもう少しフルボディー方向を予想します。 口に含むと、なんとも不自然な味。 ボディーは思ったほどなく、薄っぺらな感じ、それでいてタンニンは強烈。乾いた渋みだけが長く残ります。 強いて言えば、ラングドックとかの安いワインっぽい味かな。 リオハを好むとしのすけとしては、こいつはまったくスペインっぽくありません。(^^;) 樽をほとんど感じませんね。 うーん・・・ HP:6- やっぱ病み上がりのせいなのかなぁ・・・香りを感じません。 どうしてこれがそんなに評判をとるんだろう? タンニンがしっかりしてるからかなぁ? ま、美味しさは好きずきなので、としのすけはそう思うと言うことで。(^^;) |
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ニコデミ・モンテプルチアーノ・ダブルッツオ(2000)
2003/12/20 自宅にて 皆さま、クリスマスやらなんやらでホームパーティーの準備にお忙しいご様子。 としのすけ亭も例外ではなく、今日は明日のクリパの準備にドタバタした一日でした。 子供達へのプレゼントのラッピング、見えるところだけ掃除(^^;)、食材の買い出し、そして・・・そう、飲み物選び。(^^) ついさっきまで考えていた結果、 乾杯:モエ&シャンドン ブリュット・インペリアル(NV) 歓談:発泡酒(青い奴) 食後:Ch.デュクリュ・ボーカイユー(1992) :Ch.ソシアンド・マレ(1992) ドルチェ:ライフ・エステイト アイスワイン(NV) ぐらいでどないでしゃろ?と一応の落ち着きどころに到達しました。(^^;) で、何を片手に考えていたかと言いますと、今日のワイン、ニコデミ・モンテプルチアーノ・ダブルッツオ(2000)でございます。 イタリアの中央部東側アブルッツオ州でモンテプルチアーノ種から造られるワインとのこと。 コルクは、このクラスにしては長いです。(質は中庸) コルクの側面にちゃんと印が入っていて、上物の雰囲気を醸しています。 開栓直後の香りは・・・弱いです。(^^;) が、ちょっと尖った感じのクスやユーカリ、スパイス香がアルコール香の後から僅かに出てきます。 色はなかなかに濃い赤紫で、フルボディーの予感。(^^;) 口に含むと・・・何だろう・・・タンニンも酸もしっかり感じられるのですが、なんだかアンバランス。 特に渋みは舌の両側にネットリと粘り着く感じで、あまり心地よくはありません。 果実味が豊かとも言えるのですが・・・どこかフレッシュでない、乾いた感じがあります。 時間が経過すると、酸味・渋み共にまろやかさを増しますが、香りはあまり立ってきません。 HP:6+ ちょっと採点厳しいかなぁ・・・(^^;) でも、食事と共に楽しむワインとしては、十分に合格点だと思います。 としのすけなら、これよりはキャンティーを選ぶけど。(^^;) |
某Nさんのワイン会の日記を読んで、驚くやら涎出るやら羨ましいやら・・・複雑な心境になっております。 が、気を取り直して、ちょっと違う次元ながら、21日のクリパで堪能したワイン達をご紹介。 2003/12/21 自宅にて <その1> モエ&シャンドン ブリュット・インペリアル(NV) 言わずと知れたシャンペンの代名詞。 シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種類の葡萄から創られる、繊細な泡立ちが特長のシャンパーニュですが、今回もやはり楽しませてくれました。 バカラのフルートグラスを立ち上る極小の泡は見ていて飽きませんね。 味わいは、ブリュットと言いながらちょっと甘めですが、その分万人に「美味しい」と言って貰えるのではないかと、トップバッターに据えました。 正解。(^^;) HP:8+ <その2> ルネ・ジャルダン グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン ブリュット(1998) K彦くんが差し入れてくれたシャンパンは、150年の歴史を誇る家族経営の小さな作り手のもの。 畑はコート・デ・ブラン地区のグラン・クリュです。 「成城石井で社長のお薦めで出ていた」とのことでした。(^^) これはブラン・ド・ブランだからシャルドネのみで創られているのでしょうが、フルーティーな中にキレの良い酸が全体を引き締め、なかなかのお味。 泡がちょっと大きめなのはご愛敬です。 HP:9 いやはや、シャンパーニュを2連発とは・・・なかなか優雅です。(^^) でも、泡って結構酔っぱらうんですよねぇ・・・(^^;) <その3> Ch.デュクリュ・ボーカイユー(1992) クリパが始まる前から、練習で飲み残しだったスペイン(モナステリオ・サンタ・アナ モナストレル)を飲んで、青いビールも適切に飲んで・・・と結構出来上がっていたので、食後までは待てず・・・続けてボルドー赤もいっちゃうことにしました。 どっちにしようかな~と迷って、Ch.デュクリュ・ボーカイユー(1992)に。 メドック2級は伊達じゃなく、さすがの上質コルクですし、香りも、ゆっくり・慎重にデキャントしている間にしっとりとした樽香とメルローの熟成香が漂ってきます。(^^) やっぱ92年は薄いなぁ・・・熟成?も早いです。 色は既に茶色系が混じり始めていて、エッジはオレンジがかったニュアンスがあります。 それでも・・・逆にサンジュリアンっぽさが表に出ず、滑らかなタンニンと適度の酸味でとても飲みやすい! やはり痩せていて複雑味に欠けますが、そこそこの熟成感を味わえました。 HP:9- もう、この辺りで、飲む人もかなりできあがり、あまり飲まない人もお腹が一杯になってきたので、赤をスキップして、アイスワインに。 <その4> ライフ・エステイト アイスワイン(NV) カナダ、オンタリオのアイスワイン。 ネットリとした、葡萄と杏が混ざったようなフレーヴァーです。 まさに大人のデザート。(^^) HP:9 量が少なくて、こんなもんじゃ物足りない!と思いきや、ほんの少しで十分な満足感。 (逆に、いっぱいは絶対飲めないです)(^^;) ここまで飲んだら、としのすけは頭ガンガン。 どうも泡が合わないらしい・・・たいがい、シャンパンを多く飲むと頭が痛くなるんです。 例の「アセトアルデヒド」のせい? というわけで、21日のワインは、以上で打ち止めとなりました。(^^;) |
ラ・グランジュ・ダニエル(2002)ドメーヌ・アラリー
2003/12/23 自宅にて 今日のワインのラ・グランジュ・ダニエル(2002)ドメーヌ・アラリーは、ケランヌという、聞いたこともない南ローヌ(シャトー・ヌフ・ド・パプの北東)のワインです。 セパージュが面白く、グルナッシュ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、シラー20%。 例によって、RP先生が「このワインはケースで買うべきである」とか「恐るべきコスト・パフォーマンス」とまくし立てたいわく付きのワインでもあります。 コルクは極短く、明らかにテーブルワイン。 開栓直後から、なかなかオーストラリア?かと思わせるシラー系のフルーティーな香りがします。 僅かに、カベルネ・グルナッシュ由来のスパイシーな香りも。 でも、残念なことにここにもあのコンクリート系のニュアンスが・・・ (ああ、また1000円クラス・・・)(^^;) 色は黒っぽい赤紫で濃い感じ、いかにもフルボディーを期待させるものなのですが、グラスに注ぐと意外にサラサラっとしていて、濃厚さを感じさせません。 口に含むと、これまた意外な程にマイルド!? そして甘い! アルコールのアタックも弱く、タンニンも控えめ、尖った酸味もありません。 シャトー・ヌフ・ド・パプの猛者を予想していると肩すかしをくらいます。(^^;) (この価格ですから・・・多くは望めないのですが・・・) でも、フィニッシュがとても心地よいのは◎。 (この辺りをRP先生は評価したのか?) HP:8 フルーティーな果実味と意外に軽い飲み口、そして上品なフィニッシュが楽しめる上質のテーブルワインですね。 価格を考えると非常にお買い得かもしれません。(^^) ただ、樽が効いていないので・・・としのすけはパス。(^^;) |
サントリー・スパークリングワイン・シルバー 2003/12/25 自宅にて 家族のクリスマスは、ケンタッキー・フライドチキンと手作りカップケーキ。 カップケーキに各自が生クリームとチョコとキャンディーでデコレーションして記念撮影。(^^) なかなか楽しかったです。 さて、やっぱクリスマスなんだからと隣にある「我が家の冷蔵庫」(セブン・イレブンとも言う)から調達したのが、サントリー・スパークリングワイン・シルバー。 甘~い。(^^;) 泡もドデカ~イ。(^^;) ちなみに、楽天では売ってない模様です。 (もしかして、セブン・イレブンのみ?) あんまり甘いので、少し残っていた ラ・グランジュ・ダニエル(2002)ドメーヌ・アラリー を添加して、「簡易ロゼ・スパークリングワイン」にしちゃいました。 これはこれで、結構イケましたです。(^^;) P.S. 子供達は、もちろんシャン・メリーですが、最近のシャン・メリーは侮れませんね。 結構美味しいんです! (昔のシャン・メリーの味は酷かったからなぁ・・・) |
レ・フィエフ・ド・ラグランジュ(2000)
2003/12/26 自宅にて 最近、ちょっとお手頃価格帯のワインが多かったので、御用納めの今日ぐらいはちょっと贅沢をしようと、Ch.ラグランジュのセカンド、フィエフを開けました。 初夏に開けた際は、酒麹のような香りが気になり、バランスもイマイチだったので、一夏越してどのように成長したかを確認する意味もあります。 Ch.ラグランジュ はサンジュリアン村の内陸地域にあり、ちょっと線は細いですが生真面目な田舎紳士風の味わい。 そのセカンドのフィエフも、若い葡萄を使っているとはいえ、なかなかの風格を備えたとしのすけお気に入りの銘柄です。 さて開栓。 以前気になっていた酒麹のような香りは無くなっています。(ホッ) コーヒーの香りにスパイス系の香りがかぶさり、結構複雑で宜しい。(^^;) 少し青臭さも出てきました。 色は透明感のある濃い赤紫。 茶色のニュアンスは全くありません。 以前あまり感じなかった甘みが出てきて、サンジュリアンらしいスッキリとした酸味とよいバランスです。 香りは、やはり未だ閉じている感じで、本来の豊潤な黒い果実の香りとメルロー系のフルーツ香、そして上品な樽、特徴的な杉といった香りはまだまだ弱いです。 タンニンはとてもまろやかになっていて、もう飲んでも全く問題ない感じです。 タンニンが弱い分、フィニッシュもややパワーに欠けますが、グランヴァンの弟分に恥じない堂々たるもの。 HP:9- 一夏を越して、ずいぶんとまとまってきています。 甘みと青臭さが出てきたのは嬉しい! あと半年もすれば、それらが更にこなれてバランスし、一層味わい深いものになることでしょう。(^^) |
マリーエンターラー クロスターガルテン ドミナ ハーブトロッケン(1999)
2003/12/29 自宅にて 暮れも押し詰まってきた今日のワインは、頂き物のドイツ・アール地方の珍しい赤、マリーエンターラー クロスターガルテン ドミナ ハーブトロッケン(1999)です。 アールは、商業用ワイン生産地としては北限とも言われるドイツの、そのまた最北部。 そんな所で赤ワインは創れるのか? (寒いブルゴーニュで一生懸命ワインを創っている姿に通じる、一種の悲壮感を感じます)←失言?(^^;) 今回開けたのはマリーエンターラー クロスターガルテンという州営醸造所のもの。 ドミナという葡萄品種はドイツの赤ワイン用葡萄の中でも濃い色合いと深いコクを出すもののようです。 コルクは中庸の長さ・品質のもの。 やや緩いかも?(^^;) 酒石酸の結晶がキラキラ光るのが印象的。 開栓直後の香りは弱く、樽のニュアンスもほとんどありません。 ちょっとコンクリートの香りがするのがとしのすけ的には難。(^^;) 色はドイツの赤にしては深く濃いものですが、1999年の割には若干茶色のニュアンスが混じって来ています。 (やはりコルクの緩さのせいか?) 味わいはムディアムボディーの果実味豊かなもの。 ピノっぽい感じです。 小さくて酸っぱいイチゴで作った砂糖無添加ジャムが煮詰まったような、ちょっとロースト香が入ったイチゴ系のニュアンスが支配的です。 タンニンは殆ど感じない程にまろやか。 フィニッシュはちょっと上顎に不自然な跡残り感があるものの、酸味が長く楽しめます。 HP:7 渋みの少ない、酸味の効いた味は、何にでも合わせられそうです。 やはり、ドイツのワインは、赤でも「酸の切れ」で飲ませるのですね。(^^;) それにしても、珍しいモノを飲ませて頂きました。 感謝感謝。 |
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