としのすけのワインハウス

としのすけのワインハウス

2004年10月(1)

2004年10月

【ワイン】
モンテス・アルファ・シラー [2002] モンテス・エス・エー / チリ / 750ml / 赤モンテス・アルファ・シラー(2002)
2004/10/02 自宅にて

モンテス・アルファ・メルロー(2002)を飲みきり、続いてカベルネに行こうかなとも思ったのですが・・・ちょっと寄り道してシラーに。
開詮直後は、例のチリ香(赤土のような香り)を感じますが、時間とともにそれも消失し、パンチの効いた果実味の豊かなシラーになります。

HP:8

カジュアルにフルボディーワインを味わいたいときは、モンテス・アルファは本当に強い味方。(^^)


【イチロー】
イチロー、凄い凄い!
野球は全く興味ないのですが・・・感動しました。(^^)


【ブルータス】
ところで、ブルータス(2004/10/15号)で「ワインブーム復活宣言」ってのが出てますね。
偶然コンビニで見かけたので買ってみましたが・・・チンプンカンプン(^^;)
ここ何年もワイン雑誌は読まないし勉強もしてないので完全に置いていかれている事を悟りました。(笑)
ふん、どうせあたしは「90年代、最も人気の《あった》醸造家、ミシェル・ロラン」の味で育った人間ですよ~だ。

まじめに読む気にもなれない記事のオンパレードに辟易とする中、シドニーのTetsuya'sと名だたる豪州ワインメーカーとのコラボで生まれた5種類のオリジナルワインというのがありました。
・ヘンチキのリースリング
・ピエロのシャルドネ
・タラワラのピノ
・モスウッドのカベルネ
・トルブレックのシラーズ
これにはちょっと惹かれますね。
モンテス・アルファ カベルネ・ソーヴィニョン [2002]モンテス・エス・エー / チリ /750ml /赤モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョン(2002)
2004/10/05 自宅にて

チリ、モンテス社のプレミアムシリーズ、モンテス・アルファのカベルネ・ソーヴィニョンです。
ご存知、としのすけ亭のハウスワイン。(^^)
フレンチ・オークの樽で1年以上熟成させた本格派です。

箱(以前は大ぶりの木箱で、モンテス社のシンボルマークである天使が刻印された、素晴らしく高級感のある箱だったのですが・・・最近のビンテージはなんと!ダンボール!ちょっとガッカリなんです、実は。)やコルクはチャッチイですが、紙に包まれたボトルの高級感は健在です。(^^)

開栓すると、ちょっとしたアルコールのアタックはあるものの、赤・黒混ざった感じの果実の香りと樽・ヴァニラ系の香りが。
それも、時間ととものパワーアップし、30分もすればなかなかパワフルに香ります。
色は深い黒赤紫で、もうちょっと青いニュアンスがあれば「ラフィット?」かと錯覚しそうな艶やかさです。
ボディがカッチリしていてタンニンも強烈なのですが、酸味と甘みもタップリと入っているおかげで、いいバランスでスムーズに飲めます。
あ~、やっぱモンテス・アルファは美味しいわ~、特にカベルネ。(^^)

HP:8+

ほんと、品質は高値安定です。
庶民のささやかな贅沢として・・・ずっとこの価格でいてほしいですね。

ちなみに、モンテス社には、所謂「スーパー・プレミアム」もあります。
それは、
モンテス・アルファ モンテス・アルファ・M
「M」は、
・Majesticな(堂々たる)経験
・Maximumの(最大の)努力
・Magnificentな(壮大な・素晴らしい)土壌
・MontesのMagic(魔法)
の「M」なのだそうですが・・・
こちらも納得の品質です。
ご予算に余裕のある方は、是非お試しを。
2004・マルスワイナリー・一番収穫・デラウエアにごり
2004/10/08 自宅にて

今日のワインはセブン・イレブンで購入した一番収穫・デラウエアにごりです。
「しぼりたてのぶどう果汁が若々しいワインへと醸されていく、その新鮮な風味をそのままボトルの中に詰め込みました。甘い デラウエア ぶどうの香りが豊かに広がるフレッシュな味わいのワインです」と裏面に記載されてます。
醸造は 本坊酒造株式会社 山梨工場、アルコール分9%未満の飲みやすい、所謂「ジュース」のようなワイン。(^^)
でも、どこかホッとするような味わいがありますね。
ジゴンダス [2000] ドメーヌ・デ・ボスケ / コート・デュ・ローヌ / 750ml / 赤ジゴンダス(2000)ドメーヌ・デ・ボスケ・コート・デュ・ローヌ
2004/10/09 自宅にて

今日のワインは、 コート・デュ・ローヌのジゴンダス です。
ジゴンダスは、 シャトーヌフ・デュ・パプ の北東20キロ辺りに位置する単独ACで、シャトーヌフ・デュ・パプの好敵手と言われるところ。
特にこの ドメーヌ・デ・ボスケ は、1999年ヴィンテージにRP先生が90~93点という破格の高得点をつけたことで有名?(^^;)
グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、サンソーの混醸で、非常にパンチのあるワインを産するジゴンダスですが、2000年のドメーヌ・デ・ボスケ・ジゴンダスはいかがなものでしょうか?

コルクはやや短い4.5センチ級の中庸の品質のものです。
開栓直後の香りはほとんどたちません。(^^;)
正直「あれれ?」って感じ。
強いて言えばちょっと醤油?っぽい香りでしょうか。
色は赤みの残る若々しい紫。
しかし、口に含むとさすがに南仏の強い日差しに育まれた葡萄らしく、しっかりしたボディーとタンニンを感じます。
赤系の果実味に強靭な酸、ふっと現れる甘み・・・、なかなかソフィスティケーテット。
ローヌ の力強さ・荒々しさがあまりありませんね。
注意深く味わうと、杉やブラックベリー、ちょっぴりの花のニュアンスも。
フィニッシュは、口蓋の奥にちょっと絡みつく感じの乾いた辛目のタンニン。

HP:7

いかにもアルコール度数が高そうな味わいです。
ジゴンダスとしては非常に洗練されていてドライな印象の一本。
ちょっとジゴンダスの認識が変わりましたね。
としのすけ的には、ちょっと甘み・グリセリン不足、ヴァニラ香不足でした。(^^;)

【追記】

ジゴンダスを キリン・氷結果汁ウメ 350ml氷結・ウメ で割ってみました。
これも・・・結構イケますよ!(^^;)
モンテス カベルネ・ソーヴィニョン [2003]モンテス S.A. / チリ / 75Oml / 赤モンテス カベルネ・ソーヴィニョン(2003)
2004/10/12 自宅にて

チリの雄、 モンテス社のレギュラー・ライン です。
ブドウは手摘み、アメリカン・オーク樽で熟成、フィルターをかけるのは軽く1回だけと本格的プレミアムワインチックな創り。
コルクこそちょっとチャッチイですが、色艶、香り、ボディーともに文句なし。(^^)
これがホントにレギュラー・ライン?と疑いたくなる程の出来と申せましょう。
としのすけの「裏技(割箸による樽香付与)」を使ったのでは?と思うほどの樽香は、さすがにアメリカン・オークだから?
としのすけの大好きな「ミシェル・ロラン」を彷彿とさせる味わい(濃い&果実味豊か&上品な樽香)でもあります。(^^;)
フィニッシュも、長くはないものの、嫌味の全くないタンニンと柔らかな酸が印象的です。

HP:8

モンテス・アルファ と比較して、果実味やボディーではあまり遜色はありませんね。
ただ、樽香がこちらの方がむしろ強い印象を受けます。
また、全体的な味わいがよく言えば力強くワイルド、悪く言えば繊細さに欠ける感じです。
毎日飲むとすれば・・・うーん、アルファよりこっち(レギュラーのモンテス)かな。(^^;)
プロメッサ・ネグロアマーノ 2003プロメッサ・ネグロアマーノ(2003)
2004/10/14 自宅にて

少し残ったモンテス カベルネ・ソーヴィニョン(2003)を飲み干し、「ちょっと足りないな~」ということで、2003年つながりのプロメッサ・ネグロアマーノ(2003)を開けちゃいました。
だって・・・いっぱい残ってるんだもん。(^^;)
2004/07/12に飲んだ時 には【HP:7】
「まだまだ早そうですので、一夏越した辺りでもう一度試してみようと思います。」とコメントしたもの。

ほんの3ヶ月前に飲んだばかりなのに・・・またまた黒いプラスチックのコルクに驚いてしまいました。(^^;)
開栓すると、パワフルな果実香。
そして、ちょっとカラメル風の、焦がした砂糖のようなニュアンスも出ています。
濃い透明感のある赤紫の色調は変わらず。
前回はアルコールのアタックと「コンクリート香」があったのですが、ひと夏を室温で(^^;)越すことで、かなりまろやかな舌触りになり、「コンクリート香」も少なくなりました。
たっぷりの甘みと、それをむしろ酸味が強いと感じさせるほどの強力な酸味、そしてキレの良いタンニン、果実味パワーも強烈で、スパイスも効いていて・・・全ての味が「濃い」です。
でも、ひと夏で結構いい方向に向かっているので、もう少し寝かせれば全ての濃い要素が上手くこなれるのではないかと・・・ちょっと期待もしますね。

HP:7

7+にしようかな?とも思ったのですが、やはり現段階ではまだ「果実味と濃さ」に頼っているだけのワインなので・・・今日も「+」はつけません。
まだまだあるので・・・来春にでもまた試してみることにします。(^^;)

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