2005年01月
クーヴァン・ド・レグリーズ(1999)
2005/01/17 自宅にて 今日のワインは、これまた「スタッフ自身が飲んで選んだ《厳選6本》!パワーの赤」の中の一本、 ポムロル のクーヴァン・ド・レグリース(1999)です。 クーヴァン・ド・レグリーズ、 シャトー・デュ・ドメーヌ・ド・レグリース のセカンド的ワインで、1973年に取得した区画の葡萄を使って醸されているらしく、 シャトー・ラ・カバンヌ の別ブランド?との情報も。 確かに、シャトー元詰ではありません。 セパージュは、メルローを主体に、カベルネ・フランがブレンドされています。 インポーターは キッコーマン 。 5センチの上質のコルク。 開栓すると、ほのかな醸造香とフルーティーな赤系の果実香がします。 色は、エッジまで若々しい赤紫色で明るい色調。 味わいも、比較的軽やかなボディーです。 甘み、酸味ともに適度で、赤系の果実のニュアンスが鮮烈。 樽香はごく控えめで、華やかな新樽のニュアンスはありません。 しっとりとしたトラディショナルなポムロルと申せましょう。 時折現れるクリーミーな甘さが心地よく、ボディーの割には強靭な、やや角のあるタンニンの刺激をうまく緩和してくれています。 フィニッシュは、ほのかな甘みとタンニン。 しかし、それらが比較的早く消失するのがちょっと残念。 HP:8 大変美味しいメルローですが、まだちょっと若く、ややタンニンに角が残っています。 以前絶賛?した コート・ド・フラン のワインを若くしたような味わいかな? (そう言ってはポムロルに失礼ですね。コート・ド・フランがクーヴァン・ド・レグリーズに似ていると言うべきでしょう。) 【凄いHPを発見】 生まれ年のワインが簡単に探せることをウリにしているとしのすけですが、としのすけの「理想」を既に具現化しているHPを発見してしまいました。(T_T) 年号ワイン.com です。 特に、ココログのブログの方のHPの 年号タイムトラベ(1900年~2002年) は圧巻・・・ まさに、としのすけが「生まれ年の出来事、ビンテージの当たり外れ等々が簡単にわかるHPが創りたいなぁ・・・」などと漠然と思っていたことの殆ど全てがそこにあります。(^^;) 必見だと思いますよ。 |
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シャトー・ブスカセ(1998)
2005/01/19 自宅にて 今日のワインは、またまた、 「【第六弾】空前のシリーズ累計《800セット》突破!《送料込み》でお届け!スタッフ自身が飲んで選んだ《厳選6本》!パワーの赤」 の中の一本。 ハリウッドスター、トム・クルーズが愛飲する?という触れ込みのマディラン、シャトー・ブスカセ(1998)です。 マディラン 、はフランスで最も古くから存在したワイン産地のひとつですが、ボルドーやブルゴーニュといった所謂「銘醸地」の影に隠れ、長い間その価値が正当に評価されていませんでした。 しかし、醸造家 アラン・ブリュモン 氏の登場で、一躍「世界品質」に大躍進。 氏は、色の濃い、濃厚な味わいのワインを創ることのできる「 タナットゥ 」に着目、その魅力を引き出し、驚く程濃厚で、凝縮感溢れるワインを造り出しました。 「トム・クルーズがわざわざ自家用ジェットで買いに来た」という逸話も、嘘ではなさそうです。 樹齢50年以上の手摘み葡萄を使用、完全除梗、6週間マセラシオン、新樽100%熟成、もちろんノンフィルターと、スペックも立派。 コルクは5センチの上質なもの。 アラン・ブリュモンと刻印されています。 開栓すると、重い感じの醸造香と黒い果実の香りがします。 極僅かに例の「コンクリートに水を打ったような香り」も感じられますが、全く不快ではありませんので、この程度なら「ミネラル香」と言えるでしょう。(^^;) 色はグラスの底が見えないほどに濃い黒赤色で、エッジは明るい赤紫。 1998年にしては紫がよく残っており若々しい印象です。 しかし、口に含むと、意外なほどに柔らかで芳醇なしっとりしたボディー。 アルコール度が高そうな割にはアタックがなく、黒系の果実味と柔らかな酸がよくバランスし、豊富なタンニンもまろやかです。 ミネラル、スパイス、ちょっと「ウンチ」のような動物的なニュアンスもあります。(^^;) フィニッシュも、心地よい収斂感と酸が適度に舌に残ります。 HP:8+ 色、味わいともに「フルボディー」なのですが・・・口当たりは「ミディアムボディー」のような飲みやすさです。 フルボディーの赤ワインが苦手な方にも飲んでいただけるのではないでしょうか。 新樽100%にしては樽香が弱く、としのすけ的にはもうちょっと樽の感じが欲しいところですが・・・贅沢でしょうか?(^^;) 【明日はね】 ちょっといいワインを飲む予定。 むふふふ・・・(^^) |
会社の昔の仲間の帰国祝い&結婚祝いで、 半蔵屋
さんにお邪魔しました。 いつもながらのホスピタリティー溢れるご対応、ありがとうございました。 【ワイン】 <1本目> ヴーヴクリコ・ローズラベル・ブリュット 2004年4月1日に、世界に先駆けて日本で発売開始されたノン・ヴィンテージのロゼ・シャンパーニュ。 いつもながらの美味しさ。(^^) 文句なしの食前酒でした。 HP:8+ いつもの9種の前菜。 今日も楽しめました。(^^) <2本目> シャトー・ラフィット・ロスチャイルド(1991) 適度に熟成した正統派ボルドー。 すげーうめー。(^^) 色が全く衰えていないのには正直驚きました。 室温保存だったのに・・・(^^;) 1991年は、葡萄の成長に悪影響を与える程の最悪の天候が長くつづいた年。 特に5月と6月の気温の低さはひどく日照量も少なかったため、収穫量は非常に少ないものになりました。 しかし、7月と8月で盛り返し、メルロだけは完熟。 そんな弱めのビンテージですので、今まさに飲み頃を迎えていると踏んだのですが、まさに大正解。(^^) 酸味のすっきり通った、フル~ミディアムボディーの格調の高い味わいでした。 鉛筆のニュアンスは弱かったですが、しっとりと湿った腐葉土やトリュフを思わせる香りが、よく丸まったタンインとスパイスと渾然一体・・・。 いやぁ、素晴らしかったです。(^^) HP:9 <3本目> ダラ・ヴァレ・カベルネソーヴィニヨン・ナパヴァレー(1995) 正統派フランスの後は、やはりとしのすけ好みの「ミルキーテイスト」を期待してナパはダラ・ヴァレのカベルネ・ソーヴィニョンにしました。 ダラ・ヴァレは、かのカルトワイン「マヤ」を産することで有名。 RP先生やワインスペクテーターが毎年のように高得点を出す、カリフォルニアのトップワイナリーで、オーナーのマダムは日本人です。 ミーハーなとしのすけ、カリフォルニアと言えば「オーパス・ワン」を一番に想起しますが、グラマラスな「オーパス・ワン」に対して「ダラ・ヴァレ」はまさに「エレガント」。 赤系の果実味と上品な樽香りが印象的でした。 ただ・・・1995年のダラ・ヴァレは、全く若いままでした。 紫のガチガチ。(^^;) もちろん、美味しいんですけどね。 HP:9- <4本目> ウッドカッターズ・トルブレック(2002) オーストラリアにあって、ローヌを思わせる濃くてパンチの効いたワインを生み出す天才醸造家デビット・パウエルの作品です。 「トルブレック」という名前は、氏がスコットランドで「木こり」をしていたときに夫人と出会った森の名前とのこと。 彼はすべて独学でワインを学び、1994年からリリース。RP先生がいきなり高得点をつけたところからブレイクしました。 このウッドカッターズ(木こり)は、バロッサ・ヴァレーの伝統的な葡萄品種であるシラーズの比較的樹齢の若い葡萄から創られる廉価版。 濃厚で果実味溢れるシラーズは、赤・黒のベリーを主体に、スパイス、樽、きれいな酸、滑らかなタンニンと値段以上の喜びをもたらしてくれます。 まさに、「ホッと安心できる」味。(^^) でも、ディナーの最後でも堂々と自己主張するお味は立派です。 HP:8+ 【お料理】 フォアグラのポワレ with トリュフソース 阿寒湖産ヒグマのもも肉のほうば焼き (生まれて初めて熊を食べました) ああっ!!!携帯写真撮ったのに・・・保存し忘れた~。 酔っ払ってましたらね。(^^;) ヒグマのもも肉って、一言で言えば「カモ肉を巨大にして、少し固く、筋っぽくした」感じでした。(^^;) 噛み応えタップリでジューシー。 半蔵屋さんのメニュー はこちらです。 ともかく・・・大変美味しゅうございました。 また食べ切れなかったけど・・・大満足。(^^;) やはり、美味しいご飯、美味しいお酒、素敵な仲間、楽しい?会話は人生の大きな喜びですね。 |
プロメッサ・ネグロアマーノ(2003)
2005/01/23 自宅にて 最近、ちょっとワインに贅沢しすぎ?な気がしたのと、 PSP 関係のお買い物をしちゃったので、倹約してプロメッサ・ネグロアマーノ(2003)です。 またまた黒いプラスチックのコルクに驚いてしまいました。(^^;) (ほんと、記憶力ゼロなワタシ) これ、6人の一流ソムリエ全員がこの1280円を激賞!! なんと史上最高の完璧6つグラスを獲得!! しかもあのワインスペクテーターも『デリシャス!!』とベタ褒め!! 薔薇の香りに完熟ジャムの旨味たっぷりの果実味!! これは凄すぎる!! と言うのが 京橋ワイン さんのPR文句だったワイン。 ネグロアマーノ とは、古くから栽培されている南イタリアの黒ブドウ。 近年開発された醸造法によって、濃厚で香り高く長期熟成に耐えられる本格的赤ワインができるようになり、 アリアーニコ とともに見直され始めた品種とのことです。 濃い透明感のある赤紫で、果実味が強くスパイシー、ややロースト感もあります。 タンニンも適度に丸まり、全体に濃いめの味にうまく馴染んできています。 フィニッシュにも欠点という程の問題を感じません。 HP:7 やはり、「ミネラル」とは言えない程度の、所謂「コンクリート香」を感じます。 味わいも、まだまだ「果実味と濃さ」で迫ってくるワインの領域ですね。 |
ル・マス・ド・ラ・ダム ラ・ステル(1999)
今日のワインも「空前のシリーズ累計《800セット》突破!《送料込み》でお届け!スタッフ自身が飲んで選んだ《厳選6本》!パワーの赤」の中からの一本。 ル・マス・ド・ラ・ダムのラ・ステル(1999)です。 南仏プロヴァンスのAOC、 レ・ボー・ド・プロヴァンス は、ワイン生産地というよりは、上質のオリーブ生産地として有名な風光明媚な場所。 (ゴッホの絵にもなったらしい) マス・ド・ラ・ダム はそのレ・ボー・ド・プロヴァンスの中でも、最も古くから存在する農園で、オーナーは、ニューヨークのビジネス街でも活躍した経験のある国際派のマダム・ポニーアントワンスキー。 350ヘクタールにもおよぶ広大な敷地のうち、50ヘクタールで葡萄を栽培しています。 畑は粘土石灰質で、黒ブドウ品種としてグルナッシュ、ムールヴェードル、シラー、カベルネ・ソーヴィニョン、カリニャン、白ブドウ品種としてクレレット、ロール(ユニ・ブラン)、セミヨンが栽培されています。 醸造は ジャン・リュック・コロンボ 氏がコンサルティング。 そんなマス・ド・ラ・ダムの醸すワインの中でも、この「ラ・ステル」は、収穫量を28ヘクトリットル/haまで抑えた、厳選されたカベルネ・ソーヴィニョンとシラーを使い、オーク樽で9ヶ月間熟成させた高級品です。 コルクは、5センチ級の上質のもの。 1999年ながら、染みつきはほとんどありません。 開栓すると、ドライフルーツを思わせる乾いた果実香がします。 若干のコンクリート香も。(^^;) そして、ジワジワと厩というかちょっとウンチに近い香りが・・・ えっ???これってメルローリッチ?と思わせるような雰囲気があります。 色は、極めて若々しい明るめの赤紫。 でも、濃さはなかなかのものです。 透明感もまずまず。 艶があるというよりは、元気にきれい。 口に含むと、香りからのイメージ通りの味わい。 カベルネ由来と思われるのはスパイシーな部分くらいで、味わいはむしろシラー系。 甘みをしっかりと抑えた、コクとスパイスの効いたフルーティーな味わいは豪州のそれとは一線を画します。 ズバリ、穀物入りのドライフルーツを思わせる複雑で乾いた果実味です。 面白いのは「これ、絶対メルロー!」と思ってしまうような厩の香りが強く出ていること。 1999年でこの熟成感?はどうなんでしょう?(^^;) 樽は強くありません。 色は若くて香りは古くて・・・頭が混乱します。 フィニッシュは、マイルドな収斂感と酸味の効いたドライフルーツ、ほのかな甘み、鉄釘?(^^;) HP:8 これは、なかなか面白いワインです。 ブラインドテイスティングとかしたら何て答えるのでしょう? [以下、としのすけの心の声] コルクが結構上等だから・・・いいワイン? コンクリート香あるから、意外とグルナッシュとかで造った680円くらいのラングドックかもしれん・・・。 でも、香りも味わいもそこそこの高級感があるゾ~。 セパージュはメルロー?シラー?カベルネも入ってるか? 色が妙に明るくて赤と紫が濃いなぁ~、シラーが多いのかな? え~、わかんないぃ~。 豪州?それにしては樽が上品だし、甘みも少ない・・・ フランスのシラーでしょう? ローヌ?それにしては創りがちょっと薄いゾ~、RP先生の評価を気にしない頑固でマイナーな創り手だろうか・・・。 えーい、わからん! ローヌ!シラーとメルロー!2000年くらい! こんな感じのワインでした。(笑) |
シャトー・ヴィラ・ベレール(2001)
2005/01/29 自宅にて 今日のワインも「空前のシリーズ累計《800セット》突破!《送料込み》でお届け!スタッフ自身が飲んで選んだ《厳選6本》!パワーの赤」の中からの一本です。(^^;) 「ブルータス」403号のワイン特集「3000円以下のフランスワイン、美味しいのはどれ?」で、ソムリエ7人衆が見事1位に選出したワインとして有名だそうで、シャトー・ランシュバージュのジャン・ミッシェル・カーズ氏が、グラーヴに所有しているプチ・シャトーとのこと。 セパージュは、カベルネ・ソーヴィニョン50%、メルロー40%、カベルネ・フラン10%。 丁寧に手摘みによる収穫、大樽発酵、新樽の比率が高い小樽で熟成と、スペックもまずまずです。 まず、このワイン、エチケットが非常に綺麗です。 修道院として建設された建物らしい優美なシャトーと上品な女性をあしらったエチケットで、色使いも字体もエレガント。 かなりこだわりを持って創った気配がします。(^^;) コルクは5センチ級の上質のもの。 開栓すると、ほんのりと重たい醸造香、赤・黒の果実香、ロースト香、カカオ香・・・と非常に複雑で豊かな香りがいきなり漂ってきます。 結構いい感じ。 色は、赤や紫が強く残った中庸の濃さですが、十分な透明感と艶があります。 口に含むと、意外に丸みがあって滑らかなのですが、なかなかのボディー。 スパイシーな中に、杏を思わせる甘酸っぱいニュアンスとクリームと樽が溶け込んだ「大人のデザート」のような味わいがあります。 フィニッユは上顎の奥に長く留まる杏と柔らかなタンニン。 HP:8+ 高級感がプンプンに漂った上等なボルドーです。 軽めのワインは卒業したけど、いきなり「ズッシン」とくるようなフルボディーはちょっと・・・という方には凄くお勧めできる味わいではないかと思います。 もう少しメルローの熟成感が出てきて、カベルネ・フランの茎臭さが消えてきたら・・・それはもう、文句なく「感動」の領域になるでしょう。 3000円以下なら、確かにお買い得感は大きいでしょうね。 |
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