2005年02月
セー・ル・カベルネ(1998)
2005/02/01 自宅にて としのすけのワインハウスではもうお馴染み?のセー・ル・カベルネです。(^^;) 【Ceris】チェリーのようにチャーミングで 【Chaleureu】真心がこもっていて 【Cors】コクがあって 【Concentrer】凝縮感があって 【Complexe】複雑な味わいで 【Caractere】特徴が明確で 【Caurage】熱意が感じられ 【Capendu】カパンデュ生産協同組合が造る 【Cabernet】カベルネ・ソーヴィニョンで出来た ワインという意味で【C】(セー)の名がついています。 セパージュはカベルネ・ソーヴィニョン100%。 変形超重量級ボトル、激しい上げ底、100%フレンチオーク新樽熟成の本格派の割には、超?廉価なのには正直驚きます。 コルクは4.5センチ。 品質は中庸。 開栓直後の香りは黒系の果実と樽香でやや弱め。 意外に新樽の香りは強くありません。 色は若々しい濃い黒赤色で艶やか。 味わいは結構どっしりしたフルボディー。 甘み、酸味、タンニン、複雑さのバランスが絶妙で、樽香、熟成香もタップリ。 フィニッシュは柔らかい酸味とまろやかなタンニン。 HP:9 本当に素晴らしいワインです。 ブラインドでワイン通の方に飲ませてみたいですね。(^^;) 自宅で飲むのには、口にもお財布にも最高レベルです。 としのすけのツボにはピッタリはまってます。(笑) |
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イエロー・テイル・シラーズ(2004)
2005/02/04 自宅にて これ、 ・2003年販売本数全米No.1(なんと40万ケース) ・RP先生曰く「驚くほどよく出来たワイン」(ワインスペクター2004年4月号でシラーズに85点、シャルドネに84点) ・楽天ワインランキング(オーストラリア)で約2500アイテムの中から2位 と結構「伝説の」ワインらしいです。(^^;) オーストラリア、ニューサウスウェールズ州に1969年設立の カセラ・ワインズ・エステイト という大規模な家族経営のワイナリーで創られ、輸入元はサッポロビ-ル。 この価格ながら、葡萄を自社で苗木から育てて使用しているとのこと。 としのすけ的には、このワインを語る時、まず一番初めに超絶上げ底の事を書かなければ。(^^;) 正直、今までに、この価格帯のワインでこんなに上げ底の凄いワインを見たことがありません。 ボトルも結構重いですし、エチケットもシンプルながらオシャレ・・・ かなりの気合で創っているような雰囲気がありますね。 恐らく濃厚なシラーズで、ノンフィルターモノなのかも? と言うことで早速開栓。 キャップシールはプラスチックです。 としのすけの新しい スクリュープル のナイフは切れ味があまり良くないので、プラスチックのシールを切るのは結構大変。(^^;) だから、プラスチックシールは嫌いです。 そしてコルクもプラスチック。(^^;) オーストラリアの廉価版ワインには多いですね。 4センチ程度のごくごく短いものです。 肌色で、このワインのエチケットにも描かれているカンガルーが印刷されています。 開栓すると、砂糖タップリのブルーベリージャムのような、ちょっとカラメルっぽい甘い果実の香りと重い醸造香を伴った樽の香りがします。 グラスに注ぐと、エッジまでしっかり赤味の強い紫で元気いっぱい。(^^) 2004年だから当然と言えば当然ですね。 味わいは・・・元気の一言!(笑) 購入先のEsprit du vin YANAGIYA(ヤナギヤ)さんのHPで、 「弾け飛ぶベリーとバニラのアロマと熟した果実の旨み」 と表現されていましたが、まさにその通りですね。 完熟したイチゴと甘いブルーベリー・ジャム、ヴァニラ、樽、以上。って感じです。(笑) HP:8 シンプルでストレートなオーストラリアの濃厚シラーズです。 人生を振り返りながらゆったりといただくと言うよりは、楽しい仲間とワイワイガヤガヤ、ジャンクフードをかじりながら、唇を紫色に染めつつゴクゴク飲むのに最適と思われます。(笑) が、価格を考えると画期的に美味しいワインだと申せましょう。 本当にオーストラリア恐るべしです。 ちーなーみーにー、 イエロー・テイルとは、ワラビー(小型のカンガルー)の愛称なのだそうです。 |
サレンタイン・ラ・パンパ・レッド(2003)
2005/02/07 自宅にて ミシェル・ロランが手がける880円激安ワインということで、興味津々です。 生産者の「 サレンタイン 」はワイン&スピリッツ誌で、アルゼンチンNO.1の「 カテナ 」と並んで【アルゼンチン・トップワイナリー】に選ばれたとのこと。 所有者のプレンタ・ファミリーは、としのすけ推奨の「 トラピチェ 」を大成功させ、そのトラピチェを売却して「サレンタイン」を設立したということらしいです。 エノロジストのラウエアノ・ゴメス氏も同じく「トラピチェ」出身。 そんな素晴らしい造り手で、またまた ミシェル・ロラン の息がかかっているとなれば・・・もう飲むしかありません。 セパージュは、テンプラニーリョ65%、マルベック35%という個性的なもの。 ボトルの底はまっ平らでいかにもデイリーワイン。 キャップシールはまたまたプラスチックです。 コルクも。(^^;) とうとうアルゼンチンのワインもプラスチックコルク時代に突入したようです。 開栓すると・・・???・・・香らないぞ? 意外にも、香りが殆どありません。 クルクル振り回しても効果なし。(^^;) 注意深く嗅ぐと、赤い果実の香りとチリ・アルゼンチンにありがちな赤土のような香りがあります。 色はごくごく薄い赤紫。 口に含むと、これはもう、水のよう。(^^;) それなりの果実味と柔らかなタンニンの収斂感はありますが、ミディアムボディーと言うのもおこがましいくらいの薄さです。 樽香はありませんが、カラメル系の甘い香りが印象的。 フィニッシュはなかなか秀逸で、上品なタンニンとキレイな酸味が非常に長く口腔に残ります。 HP:7 どんな食事ともきれいに合わせられそうな味わいの美味しいワインです。 そう・・・以前レポートした カロン・セギュールのロゼ をさらに薄めて、渋みを加え、赤紫色つけたような味わい。(^^;) でも、としのすけ的には、この薄さは許せませんね。 その意味では、価格相応のワインだと思います。 |
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区収穫地ワイン・桔梗ヶ原・メルロー(2001)
2005/02/10 自宅にて 『日本のワインは今、ここまで来た!! 当店初の国産ワイン!! 初めてやるには理由がある。 国産ワインのひとつの答えがここにあります』 これは、 Esprit du vin YANAGIYA さんのHPでのキャッチコピーですが・・・ 長野県塩尻市・桔梗ヶ原と言えば、十分な昼夜の寒暖差、火山灰土壌と上質なメルローの生育に適した地域。 メルシャンのフラッグ・シップ、「 桔梗ヶ原・メルロー 」は、 サントリーの登美 と並ぶ日本を代表するワインです。 今日の「桔梗ヶ原・メルロー」は、兄貴分の銘酒「桔梗ヶ原・メルロー」にどこまで迫れるのか?非常に楽しみにしておりました。 このワイン、ボトルがスリムでオシャレな500mlものです。 コルクではなく、スクリューキャップというのもユニーク。 開栓が本当に楽ですし保存も簡単なので、家庭で飲むデイリーワインのボトルとしては 理想的かもしれません。 開栓すると、赤系の果実の香りとともに、意外にも?いい感じに熟成し始めた上質のメルローの香りがちゃんとします。 僅かですが樽香も。(^^) 色は、流石にやや薄めのルビー色で、紫のニュアンスは消失し、エッジには極僅かですがオレンジを感じます。 透明感やツヤはまずまず。 口に含むと、ちょっと酸味・辛味を感じる痩せたボディーながら、スミレやバラを想起させる花の香り、赤系のドライフルーツ(若いイチゴ)、スパイス、皮革、腐葉土、樽と、さまざまなフレーヴァーが去来。 まさに「!!!、日本のワインもここまで来たのか!」と思わせる味わい・・・思わず感動致しました。(^^) フィニッシュも、爽やかな酸味が柔らかいタンニンに上手く絡まり、雑味も全くなく、大変心地よいものです。 HP:9- 濃さ、甘みこそ十分ではありませんが、豊かな複雑味を持つ上質なメルローに感動致しました。 どこのワインにも似ていない、まさに「日本固有のテロワール」が表現された、大変優秀なワインだと思います。 強いて言えば、1980年辺りのポムロールと1995年辺りのブルゴーニュを足して2で割ったような感じでしょうか?(^^;) 今日の夕飯のマグロフライとは素晴らしいマリアージュでしたが、この味なら、マグロの寿司や濃いめに味付けした煮物、天麩羅などにも難なく合わせられそうです。 よいワインを見つけられました。(^^) |
ラマダ・ティント(2003)
2005/02/12 自宅にて 1998年が、 インターナショナル・ワイン・チャレンジ ・ロンドン・1999でレッドワイン・オブ・ザ・イヤーを獲得したという、ポルトガルの注目品!です。 セパージュは、カステラン50%、ティンタミウダ25%、カマラテ25%。 産地の エストレマドゥラ は、かつては単に「オエスチ(英語のウエスト=西)」と呼ばれていたワインの量産地で、55000軒もの葡萄栽培農家が海沿いの砂利と粘度の土壌から廉価版のワインを生産しています。 このラマダ・ティントも「 ヴィーニョ・レジョナル 」という、規制の緩いカテゴリですので、所謂廉価版ポルトガルワインというところですね。 上げ底はあまりありません。 コルクも極短い(4センチ弱)、中庸の品質のものです。 開栓すると、酸味を感じる赤系の果実香がします。 不快なコンクリート香や醸造香はありません。 色は、結構な濃さのルビー色でキレイです。 ポルトガルのスチルワイン は、ほとんど飲んでいないので、この色がどの程度のものなのかは、全くわかりません。(^^;) 口に含むと、まず感じるのがレモン?のような酸味、そして若いプラムのような強烈な果実味です。 樽や熟成のニュアンスはほとんど無く、ひたすら、フレッシュな赤い果実の味わい。 これはこれで、なかなか好感が持てますね。 フィニッシュも心地よい酸味が長く留まります。 HP:7 ハンバーガーとか、ピザなんかに合わせて、ゴクゴク飲んだら気持ち良さそうです。 タンニンが強くないので、渋いワインが苦手な方にも大丈夫そう。 女性には好まれる味かもしれません。 お値段を考えると、お買い得感はありますね。 |
今日は、親族総勢17人!が集まってのお誕生日会でした。 (2月生まれさんが3人も居るんです) ワインも、お料理も、美味しかった~。(^^) カベッタ・バレリーナ・アスティ 2005/02/13 自宅にて イタリア、ピエモンテ州のスパークリング・ワインです。 セパージュは、モスカート・ビアンコ。 アルコール度数が8%未満と、大変飲みやすい創り。 やや粗めで豪快な発泡は、いかにも「スパークリング・ワインを飲んでるぞ~」といった感じ。(^^;) ちょっとリンゴを想わせる爽やかな香りで、口に含むと蜜がいっぱい! 強烈な「リンゴ」と「蜂蜜」のニュアンスはまるで「ハウス・バーモント・カレー」?(^^;) ただ、正直ちょっと甘すぎますね。 ワインの苦手な方が、葡萄ジュースの延長で飲むのには最高のお味かもしれませんが、繊細なお味の料理に合わせるのは、ちょっと苦しいかも。(^^;) HP:6+ シャトー・オーブリオン(1997) 2005/02/13 自宅にて 泣く子も黙る?シャトー・オーブリオンの1997年です。 シャトー・オーブリオンは、17世紀からその名を轟かせていた由緒正しいシャトーで、1961年、ボルドーの1級シャトーとして最初にステンレスタンクを導入、1991年には最新のグラヴィティー・システム(極力ポンプを使わず、重力によってワインを移送するシステム)の醸造所を新設と、最新のテクノロジーをいちはやく導入する先進的なシャトーでもあります。 セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロー37%、カベルネ・フラン18%と言われていますが、この1997年はカベルネ・ソーヴィニョンの出来が今ひとつの年だったので、メルローの比率が60%と高くなっており、その分早く熟成感が出てくるので、早飲み出来るヴィンテージとも言えます。 新樽100%で30ヶ月も熟成させる創りは、万人を魅了して止みません。 映画マトリックスでこの1959年ものが登場したのをご存知の方も多いかも。(^^) 開栓直後こそ少し閉じ気味で茎臭いのですが、ものの15分もすれば、豊かな芳香、上品な酸味、ほのかな甘さ、まろやかなタンニン、絶妙のスパイス等々が渾然一体となった、夢見心地にさせてくれる神々しい液体に変身してくれました。 女性陣からも絶賛。(^^) まあ、これを貶されたら立つ瀬がありません。(^^;) HP:8+ 桔梗ヶ原・メルロー(2001) 2005/02/13 自宅にて これは、最近コメントしたばかりなので、省略。(^^;) でも、スーパーなコスパを披露したくて、敢えてシャトー・オーブリオンの後にもって来ました。 が・・・ちょっと失敗?(^^;) きっと、値段が900円だと言うことを先に話しちゃったのもいけなかったと思うのですが「美味しい!けど、さっきの方がいい」とのことでした。 ま、当然でしょうか。(笑) HP:8+ |
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