としのすけのワインハウス

としのすけのワインハウス

2009年01月

オーボンクリマ・ユニティー(2003)&ネダバーグ・シャルドネ(2006)
2009/01/26 五反田某所にて

会社の新年会でした。
経費削減のため、会議室で。(^^;)
寿司やらピザやらオードブルやら、ごちゃごちゃのお料理と、ビールやら焼酎やらごちゃごちゃのお酒の中、飲んだワインは以下の2本でした。


【その1】オーボンクリマ・ユニティー(2003)


AU BON CLIMATオー・ボン・クリマシャルドネ・ニュイ・ブランシュ”UNITY"2003(カリフォルニア・白・辛口)

某RP先生のコメントでは「まるでサシャーニュ・モンラッシェのプルミエ・クリュ!」。
サシャーニュ・モンラッシェを飲んだことがないので、なんとも言えませんが(^^;)、ナッツのニュアンスと柑橘系の酸味が印象的な柔らかなワインでした。
上品な樽香で、参加者からの評判はなかなか良かったです。
ご存知、ABCお馴染みの超重量級変形ボトルと、上等な長~いコルク(5.5センチくらいでしょうか)が貫禄を醸し出しておりました。(笑)

HP:8+

今買うと6000円くらいでしょうか。
まあ、それくらいの価格のシャルドネであれば美味しくて当然でしょうが、、、
大変結構なお味だと思います。

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【その2】ネダバーグ・シャルドネ(2006)


ネバダーグ シャルドネ 750ml

としのすけ、ほとんど白ワインは飲まないので知らなかったのですが、南アフリカでは結構大きなワイナリーのディステル社のもののようです。
ABCと比べると、コルクの質は悪いし、短いし、色も薄いし、香りが固いし、、、
正直ちょっと見劣りはしますね。
でも、それなりのナッティーさとドライさ、酸(何の味だろう、、、柑橘とかベリー系ではない酸味です)があります。
ただ、熟成感があるとは言えず、まだまだ固く刺激的な味わいなのは否めません。
参加者にも、ABCとのまろやかさの違いははっきりわかったようでした。

HP:7+

1000円ちょっとのワインです。
普段飲むのであればこのくらいで十分かと。
決してまずいワインではありません。
が、ABCと比較すると、、、やはり1ポイントの差は仕方ないですね。

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フレシネ・コルドン・ネグロ・ブリュット
2009/01/14 オントレ・ドゥ・シャトー@五反田にて

不思議な?メンバーで久しぶりにオントレ・ドゥ・シャトーにお邪魔しました。
いつもながらの不思議なエントランス(エスカレーター)を登り、中世ヨーロッパのようなお店に入ると、いつもながらの不思議な雰囲気を醸しだすご主人が迎えてくださいました。
お料理は、定番の野菜の炊き合わせコース、飲んだワインは、としのすけには珍しく1本だけ、それも泡(カバ)でございます。


世界一の泡フレシネ!シャンパンと同じ製法でつくられる高級スパークカバ輸出量の75%を占める本格派の旨泡大人気の世界ナンバー1スパークリング!世界150カ国で愛飲されるフレシネ コルドン ネグロ ブリュット 750ml

「お料理に合う泡」「高くない奴」とお店のご主人にお願いして出てきたのが、予想どおりのこれ、フレシネ・コルドン・ネグロ・ブリュットでございました。
「世界ナンバー1のスパークリング」
「シャンパンと同じ製法で創られる本格派」
として有名ですので、多くの説明は不要ですね。
ドライでフレッシュ、甘み控えめで酸が立っているそのお味は、野菜中心のオントレ・ドゥ・シャトーのお料理によく合います。

HP:8

泡立ちの繊細さに関してはホンモノのシャンパーニュに一歩及びませんが、お味に関しては全く遜色ないと思います。
レストランでこれがあれば、特に和系・さっぱり系のお料理の時には、迷わず注文すべきワインかと存じます。

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クロ・ルイ(2003)
2009/01/11 自宅にて

今日は近くのデニーズでお食事。
買い物を兼ねていたので車だったため、お酒は帰宅してからになりました。
普段はビール(といっても発泡酒か第三のビール)ですが、今日はお腹も一杯だったので、久しぶりにワインを開栓。
昨年買い置きしていたコート・ド・カスティオンのクロ・ルイであります。

このクロ・ルイ、なんと!樹齢150年の古木から採れる葡萄を使っているらしく、薀蓄はタップリ。(笑)

フランスワインを語る際、「フィロキセラ」という言葉がよく出てきます。
フィロキセラは、もともとアメリカにいたブドウネアブラムシのことで、葡萄の根や葉に寄生し重篤な害をもたらしますが、19世紀後半に研究用としてヨーロッパに持ち込まれたアメリカ系の葡萄の苗木から、ヨーロッパ在来の葡萄品種(ヴィニフェラ種)に感染、フィロキセラに全く耐性のなかったヨーロッパ在来種は、瞬く間に枯死してしまいまし
この影響で、一時はヨーロッパの主要ワイン産地からワインが全く供給されなくなり、仕方なくスコッチウイスキーを輸入して飲み始め、フランスはじめヨーロッパにウイスキーが定着したという逸話もあります。
ちなみに、殆どの葡萄畑では、フィロキセラ対策として、フィロキセラに耐性のあるアメリカ産の葡萄に在来の葡萄を「接木」して栽培し、現在に至っています。

という訳で、フランスでは、樹齢150年という葡萄の古木は非常に稀で、ほとんど「奇跡」的な存在なのですが、このクロ・ルイ、なんとその奇跡の古木から採れた葡萄で醸されている幻の逸品。
たったの0.8haの畑から、年間4000本しか生産されない貴重品なのであります。
1850年頃に植えられたカベルネ・ソーヴィニヨン・メルロー・マルベックの存在に目をつけたジェルリー・デイビスが、醸造コンサルタントのクロード・グロと共同で高級ワインを目指して創り始めたのはつい最近。
果たして、どんなワインなのか、、、

久しぶりに前置きが長くなってしまいました。(笑)
お味の方ですが、、、
一言で言えば、「濃厚で噛み応えのある渋~いメルローリッチのボルドー」ワイン。(笑)
いかにも最近のコート・ド・カスティオンの高級ワインらしく、ノンフィルターの特濃ワインで、ボトルの側面にはべっとりと澱がついています。
2003年の葡萄のパワーと相まって、かなり強烈なタンニンを有しており、噛締めて飲んでいると歯が軋むほど。
エッジにはまだ熟成色は見られませんが、僅かにメルローが熟成してきた「厩」や「土」系の香りと、ブランデーにも似た気品のある樽香、上等なドライフルーツをふんだんに使ったフルーツケーキ等々、なかなかの実力と見受けられました。


第8巻、86ページに登場。Clos Louieクロ・ルイ・コート・ド・カスティヨン 2003(フランス・赤)

HP:8+

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素晴らしいのですが、、、少し「売りたい」感を感じます。(^^;)
薀蓄タップリ、お味も最高、ボトルも重量級の変形ボトルでコルクも5センチと長い、、、申し分なさ過ぎて、かえってちょっと引きますね。
まあ、自宅で飲むにはもったいないワインです。
ワイン通の方と、それなりのサービスのレストランで、ブラインドで飲んだ後に、いろいろ薀蓄話に花を咲かせるのに適したワインかと思います。(笑)
2009/01/02 母屋にて

そして新年2日は親族が集まっての新年会であります。
なんだか、、、集まってばっかりいます?この一族。(^^;)
セブンイレブンの素晴らしいお節と寿司、立派なマグロに合わせて?飲んだワインは以下の3種。


【1本目】モエ・シャンドン・ブリュット・アンペリアル


※値下げして再入荷できました!(12/26)【モエ・シャンドン】ブリュット・アンペリアル[NV](泡)

これは参りました。
寿司、お節にピッタリじゃん!
長期間室温で放置されていたモエ・シャンドン君らしいのですが、、、もしや室温放置の方が美味しくなるの?(^^;)

HP:9


【2本目】秋田県平鹿郡大森町収穫・大森・リースリング(2007)


【全商品10%OFF】日本の地ワイン 大森 リースリング 500ml

やはり白が宜しかろうということで、ちょっと甘めながら大森・リースリングにしてみました。
少し酸味があるのが救いでしたが、先のシャンパーニュと比較するとやはりちょっとマリアージュの点では劣ります。
もう少しドライな感じならまだ行けたかもしれないけど、、、
ワイン単体としては、アルザス辺りの樽熟成したワインとほとんど遜色がなく立派です。

HP:8


【3本目】シャトー・フォントニル(2003)


シンデレラワイン請負人世界で最も有名な醸造家ミシェル・ロランロラン・コレクション!【送料無料】CH. FONTENIL 2005赤シャトー フォンテニール

2000年に続いて2003年にもトライしてみました。
こいつも「樽・チョコ・ガッツン」と思いきや「少し枯れかけた高級ボルドー」でした。(^^;)
ただしタンニンはまだまだ暴れん坊。
シャトー・フォントニルは、もしかして直ぐには飲めないワインなのでしょうか?
ミシェル・ロランは「早く飲んでも美味しいワイン」を創る名人のはずなのに、、、?

HP:9-
2009/01/01 自宅にて

新年最初のワインは、ちょっと奮発してシャトー・フォントニル(2000)にしてみました。
世の中暗い話ばっかりだし、、、
せめて新年最初のワインくらいぱっといかないとね。(^^;)
ちなみに、このシャトー・フォントニル、敬愛するミッシェル・ロラン氏が自ら所有するシャトーのワインで、エチケットには氏のサインが刻まれております。


シャトー・フォントニル(2000)


【新入荷】[1997] シャトー・フォントニル (フロンサック)Ch. Fontenil

樽・チョコ・ガッツンの典型!と思いきや、意外にも甘みが抑えられており、少し枯れかけた高級ボルドーの様を呈しております。
2000年ということで、超ジューシー、グリセリントロトロを期待していたので、少し拍子抜けしましたが、それでも素晴らしく美味しく仕上げられております。
一昔前のオーパスワンのようなワインは、、、もう創らないのでしょうかね?ちょっと寂しい、、、
でも、こっちの方が断然本格感があって美味しいです。
あとタンニンが枯れて丸まれば最高。

HP:9


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