[映画 ハ行] カテゴリの記事
全9件 (9件中 1-9件目)
1
-
フェーム 1980年代アメリカ 青春の光と影
『フェーム』は、1980年に製作されたアメリカ映画。アラン・パーカー監督。舞台はNYの芸術学校。歌、演技、楽器、ダンス、バレエなどでその道を目指す生徒たちの成長や挫折をドキュメンタリー風に描く青春群像劇。学生は純真で恐れ知らず。「壁」にも体当たりで立ち向かう。そして、厳しいショービジネスでの成功を夢見る。すがすがしさを感じましたよ。学生のエピソードもジーンときます。同行した不良の彼氏の方が合格し、「こんな三流学校来てやるもんか」と悔し涙を流す女性。文字が読めないのにテキストを読むことを強要され、行き場のない憤りから荒れる生徒。イエローキャブの運転手の父親は息子の楽曲を大音響スピーカーで流し、学生達が路上で大群舞する。この場面は、さすがアメリカだなと思いました。極めつけは「ロッキー・ホラー・ショー」の観客参加型鑑賞場面。このノリはアメリカ。皆の中心であり華やかさを振りまいていたココはオーデションと騙されてヌードにされ、恥ずかしさ悔しさで涙を流す…。本当にアメリカの青春の光と影です。 根本に60～70年代に得た多文化主義「人種のサラダボウル」がうかがえます。出自に関わらず、実力と素質、才能がある者が成功する。1980年代とは前向きな明るさがあったんだな。この映画は彼らの過去や生い立ちも、そして卒業後も追いかけない。成功したものも挫折したものもいただろう。しかし、答えを出すことなく、日々過ごす生徒たちの今どう生きるかだけを迫っている。
2016.08.26
コメント(1)
-
ハンナ
『ハンナ』は、ジョー・ライト監督による2011年のアメリカ映画。主演はシアーシャ・ローナン。かつて「完璧な兵士」を作るための研究を行っていたポーランド・ガリンカの研究所で、恐れや哀れみの感情を減らし、筋力を向上し、感覚を鋭くするように胎児の段階で手を加えて生まれた子供たちの1人がハンナだそうだ。それなりに面白いが、ちょっと無理があったね。主人公は華奢すぎ。筋力を向上させたとはとても思えないね。アクションシーンにちょっと説得力がない。だからか、走る、走るハンナ。マラソンランナーだ。採点：6.5点
2016.06.27
コメント(1)
-
白熱
『白熱』は、1949年製作のアメリカ映画。ラオール・ウォルシュ監督。ギャング映画およびフィルム・ノワールの古典に数えられている。役柄に迷いが無いのがいいね。ジェームズ・キャグニーのコーディは一度も弱気にならない。妻のヴァージニア・メイヨは一貫して悪女。破局へ向かってノンストップで突っ走る。母親で犯罪の師でもあるマー・ジャレット（マーガレット・ウィンチェリー）に溺愛されて育ったコーディはマザコンのサディストという設定。不貞な妻のバーナ（ヴァージニア・メイヨ）は、コーディの右腕であるビッグ・エド（スティーヴ・コクラン）と内通する。捜査当局は、秘密潜入捜査官ファロン（エドモンド・オブライエン）を囚人に偽装させて刑務所に送り、コーディと同房に置いて真相を探り出そうとする。秘密潜入捜査官という設定は随分昔からあるんだね。本当ハラハラドキドキの展開ですよ。モノクロのザラザラした画面も内容にマッチしている。現代風にリメークされていたとしたら、秘密潜入捜査官ファロン（エドモンド・オブライエン）はケビン・コスナーというイメージ。コーディ役はマー・ロンブランド？アンソニー・ホプキンス？ジェームズ・キャグニーしかできないかな。10点満点の８点
2016.06.06
コメント(0)
-
ブリッジ・オブ・スパイ
今日は連れ合いと映画を見に行きました。ブリッジ・オブ・スパイ主演はトム・ハンクス。監督は、スティーヴン・スピルバーグ。脚本はコーエン兄弟。東西冷戦下の1960年に実際に起きた、ソ連によるアメリカ偵察機撃墜事件「U-2撃墜事件」の舞台裏に迫るサスペンス映画。ソ連のスパイを逮捕したアメリカ、アメリカのパイロットを逮捕したソ連、さらにアメリカ人の学生を逮捕した東ドイツ終盤の三すくみが緊張を高める。トム・ハンクスはさすがです。アメリカの市民を演じるとうまい！10点満点の8.5点
2016.02.14
コメント(3)
-
ファイナル・カウントダウン
ファイナル・カウントダウン男優：カーク・ダグラス マーティン・シーン女優：キャサリン・ロス監督：ドン・テイラー公開：1980年ハワイ沖を航行していた原子力空母ミニッツは、突然、閃光に襲われ1941年の真珠湾攻撃直前の太平洋にタイムスリップ。 まさに日本軍が真珠湾に奇襲をかける寸前。今が1941年12月6日、つまり真珠湾攻撃の前日であることを悟り、歴史に介入して日本軍を撃退するか否かを迫られる。F-14トムキャットの発進シーンが繰り返される。すごい迫力です。ま、アメリカ海軍のＰＲ映画ですね。トップガンに戦国自衛隊をミックスしたような映画。キャサリン・ロスが40歳ごろの映画。さすが、「卒業」「明日に向かって撃て！」の頃の瑞々しさはないね。ちょっとショック。評価：７点（１０点満点）
2015.10.01
コメント(1)
-
プラダを着た悪魔
プラダを着た悪魔女優：メリル・ストリープ アン・ハサウェイ監督：デヴィッド・フランケル名門大学を卒業し、ジャーナリストを目指すアンドレア・サックスは、何百万の女性の憧れとする仕事のファッション雑誌『ランウェイ』の編集部へと就職した。しかもその編集長はファッション業界に対し絶大な影響力を誇る、ミランダ・プリーストリ。ミランダは自分の身の回りの世話をアシスタントに押し付けるなどの横暴を発揮する最悪の上司であり、今までに何人もがこの仕事を辞めていた。ファッションには何の興味もなかった彼女であるが、本来の目的である文芸誌での仕事への足がかりとして、彼女の悪魔のような要求に耐えていく。この映画は、メリル・ストリープにつきるね。メリル・ストリープだからこそ演じられた気がするよ。貫禄と演技力はたいしたもの。再鑑賞に堪えられる映画です。評価：７点（１０点満点）
2015.09.25
コメント(0)
-
ハンナ・アーレント
ハンナ・アーレント出演：バルバラ・スコヴァ監督：マルガレーテ・フォン・トロッタ公開：2013年ホロコーストを生き延びたユダヤ人哲学者ハンナ・アーレントは、1960年代の初め、ナチスの重要戦犯アドルフ・アイヒマンの裁判に立ち会い、その傍聴記を発表する。しかしアイヒマンを、思考することを放棄して命令に従っただけの凡庸な小役人と評した。さらにユダヤ人自治組織の指導者がアイヒマンに協力していたことにも言及したレポート『イェルサレムのアイヒマン』は、ユダヤ人社会からの激しいバッシングに晒される。そんなアーレントの孤高の戦いを通して、その波乱の人生と彼女が訴え続けた信念に迫る伝記ドラマ。評価：７点（１０点満点）鑑賞：2015.9.20
2015.09.20
コメント(3)
-
パリ、テキサス
パリ、テキサス 男優：ハリー・ディーン・スタントン 女優：ナスターシャ・キンスキー 監督：ヴィム・ヴェンダース 公開：1984 フランスのパリではなく、テキサスのパリの話。出だしから、一人の男がテキサスの荒野を彷徨う。彼は誰なのか、何故、彷徨っているのかと映画に引き込まれて行く。1984年、第37回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。 ラストで元夫婦が風俗店のジックミラー越しに会話するシーンは必見です。評価：９点（１０点満点）女優さん：９点
2015.09.14
コメント(0)
-
バトルフロント（ジェイソン・ステイサム強すぎ）
バトルフロント 主演：ジェイソン・ステイサム 監督：ゲイリー・フレダー 元麻薬潜入捜査官のフィルは、ある事件をきっかけに現役を引退。現在は亡き妻の故郷で愛する娘マティと二人で幸せに暮らしていた。ところがある日、マティが学校でいじめっ子と喧嘩をする。そのいじめっ子の叔父であるゲイターと名乗る素行の悪い男に、フィル親子は目をつけられてしまう。子どものケンカがあっという間に大掛かりな事件に発展していく。この過程は緊迫感あり。しかし、ジェイソン・ステイサム強すぎ。おまえはスーパーマンか？惜しむらくは、敵役が見かけの怖さとは裏腹に単体での力のなさが目立つ。上映時間は１００分。一気に見せてくれます。 評価：６点（１０点満点）
2015.09.14
コメント(0)
全9件 (9件中 1-9件目)
1
-
-
- ♪着画でお披露目よン♪
- ■（着画）ventblanc コットンツイル…
- (2024-09-25 15:22:56)
-
-
-
- 今日の洋服コーディネート、教えて♪
- 楽天☆褒められ確率の高いアイテムコ…
- (2024-09-27 10:10:09)
-
-
-
- ルイ・ヴィトン（Louis Vuitton）
- 「テイクオフ･ポーチ」M11486「2024…
- (2024-09-27 10:18:59)
-
