NPOフローレンスと、マーケッターと。

2月6日

極私的☆地殻変動☆ドキュメント【7】

2004年2月6日
調和/さらけ出してなんぼ/続アフォーダンス




■調和


ただ流れよう、と思った。
あー、あたしは生かされている。

やっぱ調和だよなあ、と思った。
ほっといたって、そうなるんだから。

完璧なタイミングで、
必要なものが、
必要なだけ、
もたらされる。

それ以上のことも、それ以下のこともない。
これまでも何度となくそう思ってきたけれど、
今日また、あーほんとそうだと思った。




■ただあるがまま、、、


今日、会うはずのない人と、
会うはずのないタイミングで、遭遇した。
しかも微妙にニアミスしていてご対面はしていない。

そのあまりの絶妙さに、
ああ、なるようにしかならないんだなあ、、、
と妙に納得した。
ああ、ほんとにうまくできている。

遭遇したこと、、、
ご対面しなかったこと、、、
そのどちらに意味があったのかを考えることすら、
まるっきり必要ないんだな、、、と。。。
ただあるがまま。


すると、、、
この一週間ほど続いていた全身の細胞の大運動会も、
すうぅぅぅ~~~とおさまってきた。
今日はゆっくり寝られそうだ。




■さらけ出してなんぼ。


かつての、お師匠の教え。

心をまる裸にすることには、不安がつきものだけれど、
安心しなって、さらけ出してなんぼ。
そのほうが、調和するから。

同じように、ひとりで抱え込んではいけない。
イイコトは特に。
オープンにね、さらけ出してなんぼ。
そうしないと、ヘンな力学がはたらいちゃうでしょ。

いい訳、見栄、嘘、(所謂)ブランド品、虚勢、エゴ、、、
これ全部、加飾。
本来の姿に、加飾している。
ムダなコントロール。
そんなの疲れるだけだよ。

CLOSE≒コントロール
OPEN≒調和




■日木流奈という人。


アフォーダンスとは、

   目があるから見えるのではなく、
   見えるようにつくられたのが目。
   すべての環境が、そのようにつくられている。

という考え方である、ということにさせてもらうと、
あたしは、とっても納得している。

で、ある人を思い出した。

脳障害の少年、日木流奈くん。
彼は、生まれたときから、なんでも知っていたし、理解していた。
運動能力には限界があるけれども、脳に限界なんてないのだ。

わたしは2年程前に彼の本(後述)を読んで、
とてつもなく衝撃を受けた。

わたしの中にしっかりと刻み込まれてしまっている、
“一般的な赤ちゃん像”を根っこからひっくり返さなければ、、、と思った。
赤ちゃんは、何でも知っている。理解している。
むしろ、本当のことを知っている。
100年で変わってしまうような
“常識という名の呪縛”にとらわれていないから。
ぜんぶホントのことを知ってて、、、
ただ、お母さんと共通のコミュニケーションツールを
持っていないだけなんだ、、、と。

あたしは、当分子育てはムリだと思った。
このまったく新しい概念に、自分がついていけてない。
だから、どう育てていいか分からない。まじで。笑
刷り込まれてしまっている古い概念のまま、反射的に、
ちっちゃいけど立派な人を、
赤ちゃん扱いしてしまいそうだと思った。

あまりの衝撃に頭から離れなかったおかげで、
だいぶその感覚には慣れてきたけど、
当時は、それくらいの衝撃を受けた。

そして思う。
日木流奈くんの存在そのものが、
お師匠的な解説によるところのアフォーダンスを、
すべて立証しているんじゃないかと。

※参考※
ひとが否定されないルール
日木流奈著 講談社




■ちなみに、アフォーダンスとは。


いわゆる認知科学の新しい理論、
といわれているものです。
残念ながら、踊りじゃありません(● ̄  ̄●)アハハ

手元の書籍(出典後述)から抜粋すれば、、、

   これまでの認知理論では、
   人間は環境から刺激を受け、
   それを脳の中で処理して意味のある情報を得ている、
   と考えられていた。
   ところが、アメリカの心理学者ギブソンは、
   この考え方に真っ向から異を唱えた。
   ギブソンによれば、
   情報は人間をとりまく環境そのものの中に実在している、
   というのである。

つまり、
水晶体があーなってこーなって、
網膜があーなってこーなって、
ゆえに見えている、
んじゃないんじゃないの?
とギブソンさんは言っているらしいのです。

昨日のお師匠の言葉を、
もっと噛み砕いて説明しようと試みたのですが、
わたしも、まだ感覚的にしか理解してなくて、
とゆーか、アフォーダンスとゆー科学用語を適切に説明できないから、
アフォーダンスの対比として解説することが出来ないのです。アセアセ

ただ、、、
パラダイム転換の視点として、
天動説から地動説に変わったくらいの勢いで、
いま世の中は変わってる、と。
たとえば、アフォーダンスもそのひとつのいい例だ、
と、お師匠が言っているのは理解できました。

※出典※
アフォーダンス 新しい認知の理論
佐々木正人著 岩波書店

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