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2008.12.11
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テーマ: 生き方上手(719)
カテゴリ: クスリ・自己啓発

加藤諦三(1995):「偽りの愛・真実の愛」PHP文庫.


努力なくして愛することはできない

人間は実は他人を愛そうという姿勢によってこそ自分を変えていくことができるのである。
愛するということは成長の苦しい過程である。
愛する努力によって自己中心のタイプから抜けていくことができるのである。
努力なくして愛されることはできるが,努力なくして愛することはできない。

愛するということは生の重荷を正面から引き受けるということである。


何かに頼りたい,何かに責任を転嫁したい。
何かに守られていたい,何かにつかまっていたい。
そうしたものを一つ一つ投げ捨てて自立していく過程が成長の苦しい過程である。

愛そうとするなら,人は,その何かに頼りたいという気持ちを捨てていかなければいけない。
何かに救ってもらいたいという気持ちも捨てなければならない。


愛そうとする努力は,自己中心の考え方,行動の仕方から一歩一歩離脱していくことである。

自己中心の考え方,つまり自分はこんなに苦しいのだということばかりにとらわれていることから,その苦しい自分を乗り越えて,他人の姿まで見られるようになることなのである。
たとえ自分がどんなに苦しくても,その苦しさに負けて自分の中だけに埋没してしまわないことが,自己中心から抜け出すことである。

自分の苦しさに負けないこと,自分の苦しさに甘えないこと,自分の苦しさに酔わないことが,自己中心でないということである。

人間は愛することによって改造されていく。
自己中心型でなくなっていく。
人間は愛そうとすることによって成長していくのである。




人は誰でも完全な愛を求めますが,愛されたいと思っているうちは本当の愛には出会えません。
相手の立場に立って,自分のことを犠牲にしても相手を無償で愛せたときに本当の愛が得られるのだと思います。

ただ愛されたいと思っている人にだまされてしまう人もいます。


男女でも夫婦関係でも友人・知人の間柄でも常に愛されたいと思う人とはうまくいかないのではないか。
結局,自己中心ではなく,愛したい人同士がうまくいくのでしょう。

愛とは奥が深いです。






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最終更新日  2008.12.11 00:41:06
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