『主人公は僕だった』


国税庁の会計検査官ハロルド・クリック。
彼は毎朝同じ時間に目覚め、同じ回数だけ歯を磨き
同じ歩数でバス停まで歩き、同じ時間に眠るという
平凡で面白味のない生活を送っていました。
ところがある日、彼の行動を文学的な表現で語る
女性の声が彼の頭に響いてきます。
彼にしか聞こえないその声の主は人気悲劇作家カレン・アイフル。
ハロルドはどうやら彼女の小説の中で死んでしまうらしく・・!?
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主人公にウィル・フェレル。
誰だ?この人?
と思っていたら、『プロデューサーズ』に出てたあの変な人
(ナチスの軍服を来てヒトラーを尊敬する戯曲家役)だったのね~★
脇役にも係わらず、めちゃ印象に残ってました。
ただその時、名前まで調べてなかったのと
今回の役があんまりにもイメージ違うもんだから
パンフレット観るまでわかりませんでした(^_^;)

彼は本業コメディアンなのよね。
日本でもお笑い芸人さんがドラマや映画に出ること
(はたまた監督することまで!)あるけど
彼はジム・キャリーやアダム・サンドラーと並んで
ハリウッドにおける『最も客を呼ぶことの出来るスター』
なんだそうです(◎o◎)
日本ではまだあまりメジャーじゃないけどね~

この映画は観る前なら‘コメディ’だと思う人が多いと思います。
ところがどっこい!(古?;)
と~ってもシリアスなんだな。
コメディタッチだけど、シリアス。
‘コメディシリアス’?(そんなジャンルがあるのか?;)なんです。
なぜだか理由はわからないが
ある日突然、自分の生活と
作家の書いている悲劇小説の主人公の生活がシンクロしていき
さらに不幸なのは、この作家が「悲劇」作家で
今までの作品で必ず主人公を殺して
(ストーリー上で死ぬ)きたということ。

となると、当然自分も・・?となるわけです。
この辺り、なぜそんなことになったのかとか
あとは結末に関してあれこれ考えてしまっては
この映画とても観れません(苦笑)

着眼点を全く別のところへ持っていきましょう。
そうすると、観る人によっては深く共感し
あるいは涙することもあるかもしれません。
淡々とした日々を送り、仕事には不満があるけれど
特にそれをぶちまけるでもなく
毎日がなんとなく疲れている。
何かしたいがわからないし出来ない。

そんな人(せつないなぁ・・;)は
ちょっぴり勇気を分けてもらえるかも?

逆に何も感じなかったり、つまらなかったという人は
それはそれで今が幸せなのかもしれませんね~。

おいらはどうだったかって?

それはね・・。




Last updated 2007.07.09 13:56:48

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