病み付きの味「ラクサ」
病み付きの味「ラクサ」シンガポールのラッフルズ・ホテルに嫁はんと宿泊したのは、２００３年の夏であった。かのサマセット・モームが常宿していた部屋のそばで、同じレイアウトのスイート･ルームに泊まった。普通、海外でのバック・パックでは一日中歩き倒すのだが、このときばかりは終日部屋に居ても良いと思ったものである。
しかし、食事だけはしなければならない。出来るだけ地元の人と同じものを食べようと街に出たら、現地のラクサ（LAKSA）が美味しいという。
旨い出汁にスパイスの効いたうどん風の麺（ビーフン）にココナツミルクがよく似合う。元々はマレーシアの家庭で、普通のお嬢さんが自家製の味として創ったものが発祥だという。病み付きになる美味しさであるが、何故か日本で味わうことは出来ないようだ。
ラクサが食べたいが手に入らないので、トムヤンクン・ラーメンを食す（写真。ラクサとは全く味が違うので念のため。ただし、酸味を除くと似ているような気もしないではない）。
これも横浜チャイナタウンで入手した珍味であるが、やはりラクサを食べたい。誰か首都圏でラクサを食べられるところをご存知のお方、ご教示してたもれ。
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