さすらいの天才不良文学中年

さすらいの天才不良文学中年

いじめ撃退法 轍から抜け出そう

いじめ撃退(げきたい)法

 いたましい話しが続いている。いじめによる自殺である。


地蔵佛


 いじめられている人がもしこのブログを読んでいたら、次のように考えてくれ。

 いじめる奴(やつ)は最低である。生きている資格(しかく)はない。

 しかし、現実問題として、学校に行けばいじめられる。学校に行かなくても、メールによるいじめに会う。これでは、おいらだってやってられない。

 つらいのなら、そんな殺人学校に行く必要はない。恐らく先生は無能(むのう)だろうから、お母さんかお父さんに事情(じじょう)を話し、学校を休む。行きたくなければ、ずっといかなくても良い。ケータイのスイッチは切る。使わない。

 次に、いじめている奴一人一人を見返すことを考える。あなたが逆にいじめをすると、今度はあなたが最低になるから、してはいけない。いじめではない方法を使って、そいつらをギャフンと言わせる方法を考える。

 勉強でなくても良い。自分が得意の分野を思い出し、それを磨(みが)くのだ。スポーツでも良い。絵や音楽でも良い。パソコンでも良い。自分が打ち込めるものを探す。そして、それに熱中するのだ。

 繰り返すが、いじめをする奴は人間の屑(くず)だ。大きくなっても、ろくな人間にはならない。そのとき、あなたはあなたの得意の分野を磨いて、ひとかどの人物になるのだ。そうして、大きくなったら、そいつらを見返してやれば良い。

 それが、あなたにとって今取るべき一番良い方法だと思う。死ぬことだけは止めてくれ。見返すのだ。ギャフンと言わせてやれ。



大津いじめ事件について

 何ともやるせない事件である。


DSC03777.JPG


 学校と教育委員会、それに市までが加担して隠ぺいの限りを尽くしていたのである。官僚組織は腐る。必然である。今の教育制度は自壊するしかない。


 いじめについては、このブログでも過去に言及している。いじめにあったときにどうするかである。それを再掲する。

「いじめ撃退(げきたい)法

 いたましい話しが続いている。いじめによる自殺である。

 いじめられている人がもしこのブログを読んでいたら、次のように考えてくれ。

 いじめる奴(やつ)は最低である。生きている資格(しかく)はない。

 しかし、現実問題として、学校に行けばいじめられる。学校に行かなくても、メールによるいじめに会う。これでは、おいらだってやってられない。

 つらいのなら、そんな殺人学校に行く必要はない。恐らく先生は無能(むのう)だろうから、お母さんかお父さんに事情(じじょう)を話し、学校を休む。行きたくなければ、ずっといかなくても良い。ケータイのスイッチは切る。使わない。

 次に、いじめている奴一人一人を見返すことを考える。あなたが逆にいじめをすると、今度はあなたが最低になるから、してはいけない。いじめではない方法を使って、そいつらをギャフンと言わせる方法を考える。

 勉強でなくても良い。自分が得意の分野を思い出し、それを磨(みが)くのだ。スポーツでも良い。絵や音楽でも良い。パソコンでも良い。自分が打ち込めるものを探す。そして、それに熱中するのだ。

 繰り返すが、いじめをする奴は人間の屑(くず)だ。大きくなっても、ろくな人間にはならない。そのとき、あなたはあなたの得意の分野を磨いて、ひとかどの人物になるのだ。そうして、大きくなったら、そいつらを見返してやれば良い。

 それが、あなたにとって今取るべき一番良い方法だと思う。死ぬことだけは止めてくれ。見返すのだ。ギャフンと言わせてやれ」


 それでも、今回犠牲になった少年は帰ってこない。合掌。



轍(わだち)から抜け出そう(前篇)

 昔、と云っても、今から約30年前のことだが、おいらの職場には組合主導による「水曜日早帰り」という運動があった。


早帰り1.jpg


 恐らく今でもその運動は続いていると思うのだが、当時では「今日は水曜日、早帰り」というビラが配られていたのである(写真上)。

 おいらはその当時管理職(=組合員ではない)だったが、このビラは分け隔てなく貰えるのである。

 そのビラに掲載されていた詩が妙に心に響いたので、今でも捨てずに持っている。

 以下、そのまま掲載する。

「轍から抜け出そう

 オスカー・ワイルドは言った

『不変は
 想像力の無い人間の
 最後の避難所なり』と。

 だから6時5分に
 起床するのを止めて、
 5時6分に起きてみよう。

 夜明けに1マイル歩いてみよう。

 会社までドライブする
 新しい道順を見つけてみよう。

 あなたの伴侶と
 次の土曜日
 家事分担を交替してみよう。

 中華鍋を買ってみよう。

 野生の花を研究してみよう。

 ひとりで徹夜してみよう。

 盲人に本を読んであげよう。

 茶色の目のブロンドか
 またはブロンドが
 何人いるか数えてみよう。

 どこか郊外の新聞を
 購読してみよう。

 真夜中にカヌーを漕いでみよう。

 君の区の代議士に
 手紙を書くことなんか止めて、
 かわりに少年団全員をひき連れて
 面会に行ってみよう。

 イタリア語の会話を
 勉強してみよう。

 何人かの子供に
 君の一番得意なことを教えてやろう。

 休まずに2時間
 モーツアルトを聞いてみよう。

 エアロビック・ダンスを始めてみよう。

 あの轍から飛び出そう。

 人生に味つけするのだ。

 忘れてはいけない、この道は誰もが
 1回きりしか通らないんだってことを」


 どうですか、この詩というかメッセージのようなもの。「むむ、お主、できるな」である。

 しかし、このチラシには原典と思われる英語と出典かも知れない”GRAY MATTER“ OCT.1980という記載しかなされていない(この項続く)。



轍(わだち)から抜け出そう(中篇)

 実は、このビラの前のビラにも同じようなメッセージがあった。


早帰り2.jpg


 これも出来物である。

「いますぐやろう

 もしいま君に
 ずっとやろうと思っていながら
 のばしのばしにしているものが
 あるのなら、
 いったい何を
 待っているのだ?

 いつもバンジョーを弾きたかった?
 レッスンを受けはじめなさい。

 ギリシャの島々を訪れるのが夢だった?
 旅行代理店に電話しなさい。

 浴室の壁紙が大嫌いだって?
 はがしてペンキを塗りなさい。

 運動するとよい気持ちだって?
 ジョギングを始めなさい。

 手作りのトマトの味が大好きだって?
 トマトの苗を植えなさい。

 家の近くの道路の穴に腹を立ててる?
 町の会合に出席しなさい。

 君がずっとのばしのばしにしてきたことを、
 いますぐやってごらんなさい。

 明日では
 もう遅すぎるかもしれないのです。

”GRAY MATTER“ JAN.1983


 う~む。このメッセージも捨てがたい。

 今回、おいらの資料を整理して出てきたものであるが、いずれも出典が明らかでなかったので、調べてみた。

 すると、これらのメッセージは、「アメリカの心ー全米を動かした75のメッセージ」(著者 ユナイテッド・テクノロジーズ・コーポレーョン社、岡田芳朗訳、学生社、1987年)のものと分かった。

 米ハイテク企業である「ユナイテッド・テクノロジーズ・コーポレーション社(プラット&ホイットニーという航空機エンジンの会社を傘下に抱える大企業)」が「ウォールストリート・ジャーナル」に1979年から掲載していた意見広告75本を集めたものだというではないか(この項続く)。



轍(わだち)から抜け出そう(後篇)

 そうだったのか。


1872-74_Still life with peonies and mock orange.jpg


 今から約30年前のウォールストリート・ジャーナルに”GRAY MATTER“と題する広告キャンペーンが打たれたのである。

 しかし、この広告はそれまでの広告の概念を全く変えるものであった。

 会社や商品の宣伝は一切なし。

 人生を問う、広告である。

 う~む、今でこそこの手の広告は珍しくないが、当時における全米での反響はすごいものだった。同社には、360万通のリプリント要請と70万通近い感想が寄せられたという。

 この広告のキャンペーンのテーマは、「個人としていかに生きるか」がやがて「国家としていかに活きるかを決める」ことになるというものである。

 前向きの姿勢を大事にする、米国の企業らしいメッセージだねぇ。でも、そんなことはどうでもよい。琴線にふれるのであれば、それはそれでよい。

 それでは、最後に同じ”GRAY MATTER“から。


「引退してもさびつかないで

 引退は赤信号である必要はない。
 青信号にもなり得るのだ。

 オスマー・アーマンもきっと賛成するはずだ。
 60歳で『引退』したあと、
 いろんなことをやった中で彼は設計も手がけ、
 コネチカットとニュージャージーの高速道路、
 ピッツバーグ市民球場、ダラス空港、スロッグス・ネック橋、
 そしてベラザーノ・ナロー橋をつくった。

 ポール・ゴーギャンは立派に成功した株屋として「引退」し、
 そのあとで世界にとどろく画家となった。

 ハインリッヒ・シュリーマンは実業界から「引退」し、
 ホーマーの書いた伝説の都市トロイを探し、
 ついにそれを見つけだした。

 チャーチルは世界的な政治家として名を上げたあと、
 ペンをとり、
 79歳でノーベル文学賞を受賞した。

 あなたも引退したら
 釣りにばかり行かないで
 狩りにも行きなさい。

 あなたがいつも
 やりたいと思っていたことをする
 チャンスを探す狩猟です。

 そして見つけたら、
 やって見るのです!」

 う~む、これ以上、何も云うことはありませぬ(この項終わり)。




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