南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

PR

×

コメント新着

gama@ Re:超簡単!ドライ・バジル作り(07/30) 今日初めてここを見つけ端から読んでいる…
東京のぐーまま@ 通学カバン・・・から1ヶ月がたちました。 こんにちは。東京在住のアザラシ娘と二人…
アサコサル@ ど派手なんすね~ デニズリで近所のコドモ達にエイゴを教え…
cloe97 @ Re:通学カバン。今年の流行は、コレだ!★2006(08/30) きゃーー!派手だぁ!!!やっぱりドイツ…
turkuvaz @ Re[2]:ふむふむ(08/30) みあるさん 大事なもの忘れてました!…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2006/01/29
XML
テーマ: 海外生活(7812)




トルコで、果たしてそんな言葉があるかどうか知らないが(敢えて言えば、インテルネット・ドゥル・カドゥヌ?)、ここでも散々登場している義妹のセラップは、いわば 「インターネット未亡人」 である。
つまり、夫のエルカンをもう長らくインターネットに寝取られてしまっているのだ。
(あれっ?寝取られた妻は、未亡人じゃあないか。。。まあいいさ)

現場で助監督を務めてくれているエルカンは、よくチャットで知り合った世界中の 「友達」 の話をしていたのだが、まさか彼がここまで嵌りこんでいるとは、ついぞ知らなかった。
セラップ母娘がやってくるまで、エルカンは弟のユルマズの家に居候していたので、彼の実態が把握できていなかったのだが、セラップたちと一緒に我が家に滞在していた約3週間で、そのご執心振りがよく分かった。

我が家に帰ってくるや、娘のパソコンの前に座り込み、すぐにメッセンジャーを開ける。そしてすぐにチャット開始。夕食が済めば、またすぐチャット。私が娘のパソコンのすぐ横にある自分のパソコンに座ると、遠慮してなるべく早く切り上げようとはするのだが、深夜遅くまでパソコンの前にいることが多い。


早く帰ってきても、子供たちと一緒に遊んでやるとか、勉強を見てやるとか、セラップと会話するとか、久し振りに会った家族と一緒に時間を過ごそうという気持が これっぽっちも ないのだ。
義妹のセラップはというと、そんな夫エルカンの後姿を頬杖をつきながら眺めては、ためらいがちに時々声をかけるだけ。「どうして・・・云々」と少しでも問いただせば、「セン・カルシュマ!(干渉するな!)」と鋭い声が飛ぶ。
そんなエルカンの態度を冷ややかに眺めながら、義姉としてセラップ夫婦の、この一家の行く末を、心配せずにはいられない。

なにしろ、エルカンがチャットしている相手というのが、数人の日本人女性(しかも18歳から50数歳まで)を含む、ほとんどが外国人の女性か外国に住むトルコ女性。
エルカンは、年齢も6歳サバを読み、妻と3人の子供がいることも明らかにしていないらしい。
もちろん、すべて在りのままに自己紹介する必要もないのだが、なんだか危険なニオイがプンプンしてしょうがない。
セラップの一番上の姉エダが、まったく同じ原因であやうく夫を外国人女性に取られそうになった経験があるだけに、セラップの心配は並大抵ではない。

そこへ、日本から帰ってきた夫からの裏情報が加わった。
昨年3ヶ月間、夫に連れられて日本に滞在していた間、エルカンがチャット相手と思われる日本女性とデートしていたのを目撃した人があるという。さらにオーストラリア女性と日本で逢引する予定すらあったらしい。
もちろんセラップにはすべて極秘である。

共に仕事をする中で固まりかけていたエルカンへの私の信頼は、この件で当然崩れた。
いざ事業をスタートさせたら、引き続きマネジャーとして働いてもらうという考えが夫にはあるのだが、営業中にチャット三昧なんてやろうものなら、即刻クビだ。

****

木曜日には一番上の娘エスマがエルカンの叔母一行と共にアンカラに発ち、その夜、セラップと真ん中の娘スリア、末娘ギュライ、夫のエルカンが再び我が家に移ってきた。

「スリアが、『エミのことが大好きだから、エミのところに行こうよ~!』っていうのよ」

セラップは子供たちをダシにしていたが、セラップ自身、義弟の小さくて窮屈な家より、我が家の方をずっと気に入っているのである。
家に入り、キッチンの椅子に座るなり、「ああ~、やっぱり落ち着くわねえ~。こっちの方が慣れちゃったから」と嘆息を漏らす。
エルカンも、待ってましたとばかり、パソコンを開ける。

・・・・このまま来週金曜日あたりまで、さらに1週間この状態が続くのだろうか?
自分の家なのに、ゆっくりシャワーを浴びることもできない生活・・・。

「助かった」半分「疲れた」半分。「もうどうでもいいや」てな気分になっていたところへ、アンカラへ戻ったエスマやエルカンの叔母から、セラップに「アンカラにおいで!」コールがかかった。
もともとアンカラへはエスマたちと一緒に出発したかったのに、エルカンに反対されて断念したセラップ。今度こそとエルカンに頼み込み、急遽本日午後1時半のバスで発つことになった。

私の使わなくなったカバン10数点や、夫が知人から譲り受けて持ち帰った婦人用古着数十着などを含め、来た時の2倍に膨れ上がった荷物をまとめているセラップの横で、私の目はエルカンの荷物に釘付けになっていた。
弟のユルマズの家においてあったはずの彼の服や荷物一式が、いつの間にか我が家に運び込まれていたのだ。
まさか・・・セラップたちが行ってしまった後も、エルカンは我が家に留まるつもりなのだろうか?
怖くて、私はとてもセラップに訊くことができなかった。
昨日夫が発ってしまった後の我が家は、母ひとり娘ふたりの女3人暮らしである。いくら親戚で今は工事を手伝ってもらっている身でも、彼はただの義理の妹の夫。彼には、現場にもっと近い場所に弟と叔母の家だってあるのに。

夫には、前もって心配を打ち明けてあった。
夫は当然の如く、「ノー!ノー!ノー!まさか!泊めるわけないじゃないか!」と言ったのだが・・・。
この荷物。彼はいったい、どうするつもりなのだろうか・・・?








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006/01/31 05:05:28 AM
[トルコ的生活/わたし的生活] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

プロフィール

turkuvaz

turkuvaz

フリーページ

●アンタルヤ移住記


始まりはいつも突然


海さえあれば


子供のこと


なにゆえにアンタルヤ


●アンタルヤの12ヶ月


∬9月―頭の痛い季節(1)月謝高騰


 (2)学校探し


 (3)相談


 (4)対決


 (5)待ち合わせ


 (6)学校巡り


 (7)休息


 (8)父兄懇談会


 (9)続・父兄懇談会


 (10)続々・父兄懇談会


 (11)続・続々・父兄懇談会


 (12)学校探し、再び


 (13)助言


 (14)その後―上の娘


 (15)その後―下の娘


∬10月―天国と地獄のあいだには(1)


 (2)一抹の不安


 (3)予感的中


 (4)楽園の風景


 (5)待ち受けていたもの


 (6)嫁の立場


 (7)アンタルヤへの帰還


 (8)心尽くし


 (9)家族の集い


 (10)天国への階段


∬11月―キノコ奮戦記(1)いざ松茸! 


 (2)キノコとの格闘


 (3)またしても空振り


 (4)キノコ恋しや


∬12月―チョルバの誘惑(1)


 (2)タヴック&メルジメッキ・チョルバス


 (3)イェシル・チョルバス、そして


 (4)チョルバへの誘い


∬1月―白い悪夢


∬2月―銀色の休日(1)予定変更


 (2)ダルヤンへ出発


 (3)ホテル探し


 (4)夕食での椿事


 (5)カウノスの遺跡


 (6)舟下り


●私の旅の案内役


●ヒッタイトの足跡を訪ねる旅―第1回


(1)目指すはベイシェヒル湖


(2)ファスルラル村への道


(3)ガイド少年


(4)教師の家


(5)湖畔の夕暮れ


(6)鯉料理


(7)聖なる泉


(8)湖水に浮かぶ


(9)湖畔のドライブ


(10)夢の跡


(11)帰路


(12)新たなる旅路


●ヒッタイトの足跡を訪ねる旅―第2回


(1)ムワタリ王のレリーフ


(2)カラタシュ野外博物館


(3)イェセメック野外博物館


●半日ガイド体験記(1)音信不通


(2)すれ違い


(3)再会


(4)苦肉の策


(5)最初の仕事


(6)日曜パザール見学


(7)車内ガイディング


(8)我が家訪問


(9)和食ピクニック


(10)最後の仕事



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: