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泣きました星守る犬広い草原に放置されていた錆ついた自動車から、死後1年~1年半が経過した男性の遺体と傍らに、死後3カ月ほどが経過した犬の死骸が発見されるところからお話がはじまります。おとうさん、おかあさん、一人娘、そして犬が暮らすごくありふれた平凡な家庭の主である“おとうさん”が、放置車両の中から遺体となって発見されるまでのお話が飼い犬“ハッピー”の犬目線で描かれています。これは、平凡に暮らしているアラフィフ世代の私にはガツンと心に響くものがありました。特に車で旅に出るまでの描写がユーモラスでありながらリアルです。特に何の悪事を働いたわけでもなく、ちょっぴり不器用ながらごくごく真面目に暮らしている“おとうさん”は、我々の世代の周囲では、ほんとうに当たり前に存在していて親近感が持てます。それだけに、妙に身につまされる部分もあって、最後は涙なくしては読めませんでした。もしかしたら、若い頃に読んでいたら単に“かわいそう”みたいな感じだけで泣いてたかも。でも、年を重ねた今読むと、単にかわいそうなだけでなく、世の中に対する怒りみたいなものを感じてしまうのは私だけでしょうか(苦笑)決してハッピーエンドではないけれど、愛犬が一緒にいた“おとうさん”は決して不幸ではなかったのではないかと思わせる終わり方なのが救いがあって良かったのではないかと思います。ストーリーも何も似ていないし全く何の関係ないのですが、 ずっと真面目に生きているから、とか 自分のできることを一生懸命頑張っているから、とかそういう個人の生き様とは何の関係もなく、普通に暮らしている人々が時代の不条理などもあって死んでしまい、読後、何ともせつなく感じてしまうあたりが、ちょっとだけ宮部みゆきさんの『孤宿の人』を思い出しました。今回、この漫画を読んで『孤宿の人』を読み返してみようと思いました。犬とか猫などのペットって苦手なんですが、『星守る犬』の後日談な『日輪草』(同載)も一緒に読むと、“犬ってかわいいのかも?”と思った今日この頃です。 村上たかしさんといえば、私は、大昔“ナマケモノが見てた”シリーズが好きで、動物に関する豊富な蘊蓄のギャグ漫画で笑わせてもらいました。3年前、大量に蔵書を処分した時に処分してしまいましたが、“~見てた”“~また見てた”は全巻持っていました。しかし、それ以上に追いかけることをしていなかったので、他の漫画はあまり読んだことがなかったのですが、こんなストーリー漫画も描かれているとは知りませんでした。『星守る犬』は、なんば花月の前の某巨大書店で平積みされていたのでもしかしたら話題の作品なのかな?とは思いましたが、作者のお名前の懐かしさについ手に取り、うっかり衝動買いしてしまいました(笑)でも、購入して良かったと思いました。これは私にとっては保存版の一冊です(笑)
2010年01月13日
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今日は一日ヒマでした(笑)何の用事もなく、子どもたちは昼食時をのぞいて、午前・午後とも、近所のお友達と公園へ遊びに行きました。こんな日は、そうたびたびありませんというわけで、今日は久々にしっかりとマンガを読みました。買ったまま積読状態だった諸星大二郎先生の『西遊妖猿伝大唐篇』1~4巻波津彬子先生の『唐人屋敷』をまとめて読んでみました。『唐人屋敷』波津先生らしいお化け話で面白かったです。続編描かれないのかなぁ~。『西遊妖猿伝大唐篇』『西遊妖猿伝』の続きはどうなっているのかなと、まとめて刊行されるのを待って大人買いしましたが、昔買った双葉社の話とは違ってた。でもこれはこれで、ぐいぐい引き込まれてしまって、一気に読みきってしまいますね(^_^;)はやく続きが読みたい・・・。というわけで、今日で期限が切れるポイントがあるので、続きの5&6巻を注文しました。ついでに、先日品切れだった星野之宣先生の『宗像教授異考録』10巻が在庫復活してるのでポチっとな。マンガじゃないけど、高田崇史先生の『カンナ(吉野の暗闘)』・・・ポチろうと思ったら品切れてる(T_T)このあたりのお話はとっても面白いので忙しくてもチェックは欠かせないですね。さて、午前中に漫画を読み終えてしまったので、午後からは、買ったまま放置していた『容疑者Xの献身』のブルーレイを鑑賞させていただきました映画公開の時期に忙しくて観られなかったので、私としては珍しく、DVDをわざわざ購入。『容疑者Xの献身』よく出来た話でしたよね~。原作を読んでボロ泣きしたので、DVDは誰もいないときに一人で観ようとチャンスを狙っていました。(家族の前で映画観て泣いたりするの恥ずかしいので・・・)映画はTV版よりも原作に忠実な感じで、良かったです♪でも、映画のほうでは泣けなかった・・・。ググッとくるものはありましたけどね。原作ではあんなにボロボロ泣けたのになぁ。話に入り込みそこねたのかな。(残念)福山さんは相変わらずカッコ良かったけどね(笑)やっぱり映画は大きな画面でみたかったなぁ。。。おっと、そろそろ晩御飯やなぁ。現実に戻らなければ。今日は久しぶりに自由にできて楽しかった~。え?そんなヒマがあったら家事をしろって?・・・すみませんそれはまたの機会に・・・(^_^;)/~ (↑あかんやろ!)
2009年03月31日
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昼咲月見草* * * * * * * * * * * * * * *『文鳥様と私』愛蔵版 今市子著 あおばコミックス買ってしまいました・・・・(* ̄▽ ̄*)「文鳥様と私」しかも愛蔵版でございます。いずれ出るのではないかと、心ひそかに楽しみにしておりました。とはいえ、愛蔵版は1100円もしましたのよ~( ̄▽ ̄;)でもまぁ、本来のコミックスの1&2巻分収録ということで、若干お得感がありますので、ギリギリ許せる範囲かと。(←偉そう)内容はというと、漫画家“今市子先生”とペットの文鳥たちが繰り広げる日々の漫画化。最初は一羽だった文鳥が、いろんな経緯で数が増えてゆき、しかも、いろんな間違いや思惑はずれのために、不毛な文鳥群像が・・・。ちなみに、美形な人間は出てまいりませんのであしからず(^-^;Aでも、美形の文鳥はでてきますよ(^^)仕事で漫画を描きながらも、あれやこれやと文鳥のお世話をし、不毛な文鳥ワールドに頭をかかえる今先生がけなげ(笑)もともとギャグ漫画の好きな私にとっては、これは充分に値打ちのある漫画ではございましたが、お勧め!というにはちょっとマニアックすぎるかもしれません。もとのコミックスはもう7巻まで出ているようなので、愛蔵版の2巻、3巻が早く出てくれないか、楽しみです♪楽天ブックスさん、画像がありませんでしたが・・・( ̄▽ ̄;)画像だけよそから借りてきました。表紙の絵はこんなですが、基本的にギャグ漫画ですよ~。
2006年06月06日
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金糸梅(キンシバイ)一見、山吹に似ていましたが、ずっと大きい花です。五弁の花の形が、梅に似ていることと、オシベがたくさん集まって、金糸のようなので、この名前がついたそうです。* * * * * * * * * * * * * * *今日読んだ漫画・・・じゃなくて、かなり前に読んだ漫画ですが、ブログに紹介し忘れている本や漫画もポツポツ消化していきたいと思います。この2作は、"幼い頃から妖怪のたぐいが見える主人公"つながりという事で、一緒に紹介させていただきます(笑)『夏目友人帳 -1巻-』/緑川ゆき (白泉社)昨年、くまごろ~さんのブログ「のんびりぐまのホビー日記」で感想を拝見して、買おうと思って探しても、新刊なのに、なぜか書店に品切れ状態だった謎の漫画です。(去年読んだ漫画を今ごろ紹介すんなよ~(汗))主人公、夏目タカシ(高校生)は幼い頃から妖怪のたぐいが見える体質。タカシと同じ体質だった、タカシの祖母レイコ(故人)が、妖怪達の名前を集めた“友人帳”は、名前を書かれた妖怪の力を封じる力があるため、妖怪達が名前を取り戻そうと、タカシのところにやってくる・・・。タカシが祖母の遺品“友人帳”を引き継ぐ動機あたりが、少々説得力に欠ける気もしますが、せつない部分もあるストーリーは一話完結。ギャグあり、ほろりありで面白く読めました。現代に居場所が少なくなった妖怪たちがかわいい(笑)高校生の男の子、祖母の力が強かった、アドバイザーとして家にいつくニャンコ先生(謎)・・・。なんとなく、律、蝸牛、青嵐・・・みたいな?(汗)今後の展開が楽しみです。2巻まだかなぁ?(^^) 『勿怪(もっけ)1巻~5巻』/熊倉隆敏 (講談社)shimikotoshioriさんのブログ「ケルトの夢」で感想を拝見して、1巻から5巻まで、楽天ブックスでまとめ買いしました(笑)(2月に読んだ漫画を今ごろ紹介するか・・・(汗))静流と瑞生の姉妹は、父母と離れ祖父母と暮らしている。というのも、姉の静流は、妖怪などの妖しいものが見え(見鬼)、妹の瑞生は、見えないけれど憑依されやすい体質(憑坐-よりまし-)。祖父は祓い師の仕事をしていて、妖しいモノを扱うプロ。その力で姉妹を助けてくれるが、姉妹の体質はいかんともし難く、特殊な体質を持った姉妹を、自分たちだけでも、この先うまく暮らしていけるように、時には厳しく、妖しいモノたちとの関わり方を教えてくれる。おっ!と興味を惹く不思議な話・・というより、民俗学的な薀蓄が多く、作者自身に知識があるせいか、あまり突飛なアイデアや妖怪としての大きな逸脱がない。もう少しキャラクター達を生かした、面白い話作りが出来そうな気もするけれど・・・。主人公の一人がまだ子どもなので、絵のイメージ通りのほのぼのした雰囲気と、妖しい出来事が、しっかりと姉妹の日常になっている描写は上手いなぁと思います。6巻はまだかな・・・・。
2006年05月29日
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おおいぬのふぐり(天人唐草)* * * * * * * * * * * * * * *『雨柳堂夢咄(其ノ十一)』/波津彬子(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)朝日ソノラマキター! (* ̄▽ ̄*) !!!実に2年ぶりの新刊!(またかよ。)今、一番好きな漫画家さんなのです。ところがどうして、筆が遅い・・・(失礼!)なかなか新作を堪能するチャンスが少ないのであります。私の好きな漫画家の先生は、どうして"○年ぶり!"ばかりなのだろう・・・( = =) トオイメさて、この作品は、"雨柳堂"という骨董品店の店主の孫"蓮(れん)"が主人公。雨柳堂にやってくる骨董品にまつわる不思議の数々。"気"の宿る道具は、持ち主選びにわがままだったりします。また、それら道具の精に翻弄される人達・・・。不思議なものを見ることができる蓮が、そんな骨董品たちの行くべき処へ・・・道具の精と、そして人の心を導いていきます。こころ温まるお話ばかりです。絵もとても綺麗で素敵です。Amazonに載っていた出版社さんからのコメントをそのまま引用させていただくと『大人気の骨董不思議因縁譚、待望の第11巻がついに発売!! 美少年・蓮が商う骨董屋に集まるいわくつきの品々が、 切なく美しい人の世の不思議と感動をドラマチックに描きだす大ヒットシリーズ。 』・・・ということです。“美少年”とか“いわくつき”とか、やや怪しげな文言が目立ちますが、本の帯に書かれている、『"気"を宿した骨董が、迷える者たちを優しく導く―。』・・・・というのが、作品の雰囲気を伝えているかな。 秋の鈴音 霊果 鹿鳴草 茶師の家 春の猫 銀の台・金の盞 夏の言問い 以上、単発のストーリー七話収録。繰り返しますが、絵がとっても綺麗♪どのお話もと~っても良かったのですが、強いて、私が気に入った話をあげると、春の猫、霊果・・・あたりかな。あたたかくて、すこしユーモラスで(^^)秋の鈴音、鹿鳴草は“不思議”と“人のやさしさ”が相まって、じつに雨柳堂シリーズらしいお話。掌編・銀の台・金の盞も可愛らしいお話だったし・・・・。・・・と、あげていくと全部になっちゃいますが、波津先生らしく、どの作品も、とても上品に仕上がっております。単行本化を待っていた甲斐がありました。私の好きな、不思議な話がいっぱい(笑)私の拙い文章では、この作品の良さが全然伝わらないのが悲しいのです。(ーー;)そして・・・12巻はいったいいつ?・・・・( ̄▽ ̄;)子ども達が小学校にあがってからかなぁ・・・。(ちなみに、これって私が結婚した頃に連載がはじまったような記憶が・・・。)てんてんさんの日記「てんてんCafe」にトラックバックさせていただきました。雨柳堂夢咄(其ノ十一)
2006年04月13日
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長居植物園のねこやなぎ万博公園のねこやなぎ(2月15日の日記)よりグレーが濃かったです。 『ゆかり-死と彼女とぼく-』第6巻/川口まどか本屋で6巻を見つけたので、即買い。この漫画は『死と彼女とぼく』(文庫版で全5巻)の続編として描かれたものですが、基本的には一話完結なので、前作を読んでいなくても、充分に楽しめる短編集です。『死と彼女とぼく』の主人公が少し成長した後のストーリーも、とうとう6巻になりました。新刊を読んだばかりなのに、もう次の新しい話が読みたい!これはとてもいい漫画です。 幼い頃から、死者が見え、死者の声が聞こえる“時野ゆかり”と 同じような能力のある“松実ユーサク”は、 その特異な能力ゆえ、常にいろいろな死者の魂に出会う。 救われる魂。救いきれない魂。救いようのない魂と出会いながら、 ゆかりとユーサクは、時には一緒に悩み、その魂を癒していく。 時には、強く突き放す。 死者たちは救いや助けを求めてゆかりの元に集まってくるが・・・。 ゆかりとユーサク、二人が出会う死者たちとの話が、 一話完結の短編として、収録されています。今回の第6巻も、涙、涙です・・・。(π0π) ウルルルル主人公二人の優しさもさることながら、迷える死者たちの魂もまた、時として優しい。死者達は、自分の死後、どうすることもできない心残りに迷う。迷った魂の道しるべになるのは、大切な人、家族への思い・・・。幽霊ネタのホラーというジャンルに入るのかもしれないけれど、感動的なストーリー内容が多く、毎巻、涙なくしては読めません。今日も6巻を読んだことに刺激され、以前の巻も読み直し、また涙。(~~。)何度読んでも、心揺さぶられる漫画です。切ないストーリーに涙したい人にお勧めのシリーズです。本体価格 390円 (税込 409 円) 6巻の画像がなかったので、これは5巻です。「としょねこ」さんの11月13日の日記(ゆかり第5巻)にトラックバックさせていただきました。
2006年02月21日
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アンセリューム(咲くやこの花館にて)* * * * * * * * * * * * * * *『カルバニア物語 10』/TONO 徳間書店(CHARA COMICS)とうとう10巻になりました。TONO先生の「カルバニア物語」です。初の女王タニアが統治するカルバニア王国で、これまた初の女公爵の座を狙うタンタロット公爵の一人娘エキュー。この10巻で、とうとうこの一件に決着が・・・?さて、エキューはどうなるのか・・・?「公爵の日」「エキューの春1~7」 全8話収録されています。相変わらず、多くの笑いの中に、しんみりと心に響くお話の王宮ストーリー(コメディ?)です。本の帯&背表紙の宣伝文によると・・・ 「爵位か、結婚か-それが問題だ。」 公爵家にお家騒動勃発!! どーするエキュー!? 「嫁入り前の公爵令嬢に発情期がきた!? 連日のデートでラブラブ気分が盛り上がったエキュー。 ついにライアンと"はじめての夜"を迎えることに♪ ところがそんな折、エキューは 夜中密かに父・タンタロット公爵の部屋に通う 医師の姿を目撃する。公爵の身に何が・・・!?」ああ・・・まだ発売されたばかりだし、「エキューの春」のくわしい感想をかけば即ネタバレに・・・(汗)「公爵の日」は、エキューパパ、タンタロット公爵のお話。TONO先生らしい、やさしいお話(だけど、そんな思惑もあったのね)でした。エキューパパ。やはり、なかなかの人物です…( ̄ー ̄)ニヤ「エキューの春」は、相変わらずの親類たちと、エキューの戦い(?)エキューとライアンの愛(あるのか?)の行方、エキューパパの・・・まで入り乱れて、とっても面白いストーリーで、展開もはらはらドキドキ。最後には、ホロッと涙が・・・(T-T)11巻も期待しております。価格 533円 (税込559円)
2006年01月18日
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咲くやこの花館の熱帯温室で撮影しました。花の名前がわかりません(^^ゞかなりのズームで撮ったので、立体感がなくなってしまいました。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *『バルバラ異界』第4巻 小学館・フラワーコミックス(今日読んだ漫画・・・ではなく、年末に読みました(^^ゞ)いったい、どういうオチにするんだろう?・・・と思っていたこの漫画。この4巻でみごとに完結していました(^-^;3巻からしばらく間をあけてこの4巻を読んだもので、これまでの話を少し忘れていましたし。( ̄ー ̄;)ゞ萩尾望都先生の漫画の世界観は、かなり独特のものがあり、過去の作品でもすごい漫画がたくさんありましたが、今回の「バルバラ異界」は特に盛りだくさんだったような・・・。少女の見る夢と未来がリンクしているというか、他人の夢の中に入り込む“夢先案内人”というか、若くして老化してしまう遺伝子を、なんとか食い止めたいというか、心臓を食べて、記憶をつなぐ○○人(○○生命体?)というか・・・。そういった話に、現実と夢と未来が交錯して、とんでもなくすごい話に~(* ̄▽ ̄*)・・・と、わかったようなことを書いていますが、実は最後まで読んでから、もう一度、1巻から読み直しました(^^ゞ萩尾先生の最近の新作は『残酷な神が支配する』という、心理モノ(?)だったのですが、久しぶりに、萩尾望都先生独特のSFの世界にドップリと浸ることができました。萩尾先生のSF、ファンタジーが好きだぁっ♪という方にはお勧め☆(つか、そういう方はもう昨年の秋に発売になった時に読んでるよね(笑))最近、ちょっとこういうSFな世界から離れていたので、とても楽しめました♪本体価格 505円 (税込 530 円)
2006年01月05日
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キターー!ヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ大好きな妖怪ハンターシリーズの最新作でございます。なかなか新刊本が出ない諸星先生なので、二ヶ月連続で新刊が読めるのは嬉しい限りです。(^-^)近くの書店ではなかなか見つからず、昨日大型書店でやっと購入することができました。 『稗田のモノ語り 魔障ケ岳 妖怪ハンター』 序章 魔障ケ岳 一章 魔に遭った男 二章 神を連れた男 三章 苧環の男 四章 名を付けなかった男 終章 再び魔障ケ岳へ以上の六章から構成されております。考古学者の稗田礼二郎が、修験の山・魔障ケ岳で、ある怪異に遭遇し、その時一緒にいた4人それぞれに起こるその後の出来事とは・・・。あまり書くとネタバレになるので、控えておきましょう。序章から、いきなり盛り上がってしまいました(笑)一章、二章とどんどん読み進み・・・・。しかぁ~し!終章がどうも私的には・・・ゴニョゴニョ(以下自粛)ああいう終わり方しかなかったのかな。もう少し別のかたちを期待してました(^-^;A(4人ならああなって、たくさんの人間ならああなっちゃうのってちょっとどうよ?って感じ(笑))古事記では大物主神の妃・活玉依毘売が神の子を産み、後世の蛇婿入り伝説(苧環型伝説)が蓬と菖蒲の湯に入って蛇の子を堕胎するその過渡期に箸墓伝説・倭迹迹日百襲姫が女陰を箸で突く話があるという説は、どこかで読んだ気もしますが、改めて「なるほどな~(^^)」と思いました。大好きな奈良・三輪山を舞台にしたお話もあって、満足。・・・・って、そこかっ!一番の感想がそこなのかっ!(≧д≦)彡_☆バンバン!!(日本の歴史や伝説に興味のない人にはつまらんかもしれませんが。)本編のストーリーとは直接関係ありませんが(いや、あるのか?)、予備知識があると、より楽しめる諸星先生の漫画なのです(笑)さて、続刊は何年後に出るのでしょうか・・・(;´д`)トホホ本体価格 933円 (税込 979 円) ------------------さて、いよいよ明日から、諸星大二郎原作の映画『奇談』が上映されます。「おらといっしょにパライソさいくだ~!」(謎)東北の隠れキリシタン伝説をもとに、とんでもないストーリーを作り出した原作『生命の木』の映画化。来週の半ばくらいには観にいきたいです。きっと、原作を越えることは難しいと思うけど、どんな映画になってるのか、楽しみです~♪(どうなっちゃってるのかちょっと怖いけど。)------------------
2005年11月18日
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またもやマニアックな漫画です。巨大な書店のコミックコーナーの本棚最上段で発見致しました。踏み台を使わないと取れない場所にありました。月曜に一人で本屋巡りをした時に発見したのですが、子連れだとおそらく見つけることはできなかったでしょう。『水鏡綺譚』 近藤ようこ 青林工藝舎<本体価格 1,600円 (税込 1,680 円)> 初版は2004年5月。楽天ブックスに画像がありませんでした(爆)1990年に上巻、92年に下巻が出ましたが、話は完結していませんでした。(いわゆる途中打ち切りってやつですね( ̄▽ ̄;))あとがきによると、作者さんが完結させたくないという気持ちもあったようです。で・・・。昨年、完結編を書き下ろして、上巻下巻の話も纏めて一冊にされていたようです。上巻下巻も持っている私の立場は?・・・( ̄▽ ̄;)完結編書き下ろし52ページを、500円くらいで売ってくれれば有り難かったのですが。まぁ、とにかく12年ぶりなので、初めて読む人とか、上巻・下巻もどこかへ行っちゃったわ~…の人にはいいのかな。 ----------------------時代は・・・いつだろ?鎌倉時代末か室町時代か?(私があやふや)そんな頃です。赤子の頃、親に捨てられ狼に育てられた少年ワタル。その後、ある行者と出会い、人間の言葉を習ったり修行を続けていたが、狼のおっかさんもその行者も亡くなり、ひとりぼっちになったワタルは“立派な人間になるため”に修行の旅に出る。旅先で、盗賊団にとらわれていた少女鏡子を助け出すが、鏡子は彼女の魂である鏡を失くしていて、自分の名前しかわからず、つねにぼんやりとしてしまっている。同情したワタルは鏡子と二人、鏡子の家を探す旅に出ることにしたのだが・・・。ワタルは少し術が使えるし、鏡子は観音様のご加護もあるものの、盗賊やら狐やら護法童子やら三悪神等々、次々と危ない目にあってしまいます。「魂移し」「花の顔」「風の護法」「上臈」・・・等々全十三話。十三話目の「夢幻(ゆめまぼろし)」が今回書き下ろしの完結編。それ以外は、過去に出た上下巻と重複しています。・・・で。長く続いた二人の旅も、ついに終わりを告げてしまうのです。まぁ、お値段的にはお安くはなかったですが、わたし的には満足できました(笑)ちなみに、本の帯にはこうあります。 「水鏡綺譚は、長年忘れがたい未完の物語であった。 旅が終わった今、この物語は 愛しい泉の如く、心にあり続ける。 高橋留美子」・・・・高橋留美子さんも待っていたんだね。( ̄▽ ̄;)・・・・つーか、高橋さんも湧太と真魚のお話の続き、描いてね。 ----------------------写真は、お日様が強すぎて白トビしてしまいましたが、朝鮮朝顔です。河原花壇にまだ咲いていました。これって、植物に詳しい方、「姑獲鳥の夏」を読んだ方はご存知かと思いますが、有毒植物なんですって。こんなのが近所の河原にたくさんあるってのもどうかと(笑)
2005年11月04日
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一昨日の日没写真です。ちょっと平山郁夫さんの絵みたいになりました??(笑)オートで撮ると画面に光の線がはいるので、絞り露出をさわってみました。ここに紹介する漫画の舞台が砂漠なので、ちょうど良かったかもしれません。(EV値というのは露出量ということだそうです。絞り&シャッタースピードの 両方で調整する数値のことだそうです。訂正しておきますね。) ---------------------------『砂の下の夢(1)』(秋田書店 プリンセスコミックスデラックス)どこか砂漠の国のおはなしです。死んだ人の魂を使って、砂漠にオアシスを作るジャグロ族。死者の魂の幻想が現実化することで砂漠にオアシスが誕生する。ダスク・ストーリーをご存知の方はラトルの作る幻想を思い出してください。あれが、現実となってしまうわけです。砂漠の民を助けるオアシスだけれど、もとになった魂(死者)の影響でいろいろと問題が発生してくることがあり(←だって魂個人の幻想だから)、そうなるとそのオアシスは撤収しなくてはなりません。その撤収の仕事をしているジャグロ族のチャリティとフェイスの二人が主人公。一族の掟で、成人するまで性別は秘されるので、二人の性別は不明(笑)でも二人は将来を誓い合ったカップルなのです。(笑)で・・・。この一巻で二人が撤収するオアシスは5つ。「エンジュのオアシス」「フェリテのオアシス」「パディのオアシス」「赤い鳥のオアシス」「海のオアシス」それぞれの魂が作り出す幻想なので、オアシスはそれぞれに個性的。撤収には、主人公二人のほかに第三者の“見届け人”が選ばれ同行するが、その見届け人は、オアシスの魂となんらかの係わり合いがあるような…。撤収される理由が、それぞれに切なく悲しい・・・(ノ△・。)この漫画家さんが得意とする、人間の業や気持ちを深く描きこんだいい漫画です。続刊も期待してます☆本体価格 514円(税込 539 円)
2005年11月02日
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『いがぐりさん』に教えてもらった人魚シリーズ(3)『夜叉の瞳』(小学館-少年サンデーコミックススペシャル-)人魚シリーズは、人魚の肉を食べると不老長寿を得るという「八百比丘尼」伝説をベースにした物語で、人魚の肉を食べてしまい死ぬことが出来なくなった湧太と真魚(まな)が、時代を超えて、いろんな人達や事件とかかわりつつ永遠の旅を続ける、ある意味とても残酷な物語です。15年以上前に『人魚の森』、10年ほど前に『人魚の傷』が発刊されてから、何年もずっと音沙汰無しでした(笑) <こんなシリーズばかり追いかけてる私。もう何年も経つし、続きは出ないのだろうと思って諦めていたのですが、つい先日、いがぐりさんの日記で3巻目が出ていると知り、yokyokoさんに先を越されながらも書店で探しあて、昨日やっと購入!やっと読むことが出来ました。いがぐりさん、教えてくれてありがとう!「舎利姫」「夜叉の瞳/前・後編」「最後の顔/前・後編」以上の3話が収録されています。久しぶりに新しい話を読みましたが、昔の2冊との違和感もなく(巻末イラストの日付けを見ると、初出は人魚の傷の頃(1990年代初)のようです。)悲しく、残酷なお話です。特にまだ真魚と知り合う前の物語の湧太が主人公の「舎利姫」は特に悲しい。同じく不老不死の少女なつめ(彼女は別の方法で不老になった)と共に旅に出ることにした湧太・・・。(あ、ネタバレだやめとこ( ̄ー ̄;)ゞ)不老長寿を得ても、孤独はこわいですね。(この「舎利姫」は人魚の傷とかぶっているらしいです。忘れていたからいいけど。)『うる星やつら』などのコメディ漫画でのギャグも面白いけれど、シリアスな漫画もイイ高橋留美子さんです。4巻目は・・・でないよね、たぶん・・・(_ _。)・・・シュン本体価格 524円 (税込 550 円) 「いがぐり」さん(10月11日)、「yokyoko」さん(10月20日)お二人の日記にトラックバックしています。
2005年11月01日
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キターー!ヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ私のご贔屓さん、諸星大二郎先生の新刊です!本の帯にもありますが、本当にお久しぶりです、なんと6年ぶり!「七生子さんの日記」(10月18日付)にお邪魔したときに、この新刊の情報を得まして、近くの書店などを探したのですが見つからず、結局、楽天ブックスにて注文。今夕、やっと届きました~! わあい\(^▽^\)(/^▽^)/わあいっというわけで、主婦にとっては忙しい夜の時間にもかかわらず、早速読んでしまいました。(また寝不足だぁ・・・(ーー;))さて、このシリーズは中国を舞台にした伝奇漫画です。同じ登場人物による一話完結の短編が多いのですが、この4巻は6年前に旅に出た燕見鬼(えんけんき)の、旅の続きです(爆)燕見鬼というのは、本名を燕光、字を青眸というこのシリーズの主人公の一人。シリーズの初期は幼名を阿鬼といい、幽霊や怪しいものを見る能力を持つ者(=見鬼)として活躍。非常に力のある道士・五行先生の一番弟子です。(かっこいいけど美形という程ではありませんので、念の為。)その阿鬼ちゃんが成長して燕見鬼と名を変え、活躍しはじめたのが3巻の終わりころだったかしら。五行先生から『推背図』という重要な予言書を預かり、それを渡すべき人物がいるという江南の地に旅に出たのが3巻。それから・・・6年っすか?( ̄▽ ̄;)時は北宋末。邪教が流行し盗賊がはびこり、天下が乱れ始めた時期。『推背図』を狙うさまざまな人物に襲われつつ、燕見鬼は果たして無事に『推背図』を渡すべき人物に無事届けることができるのか?・・・・。この続きはまた6年くらい待たされるんですか?(爆)ε-(ーдー)ハァ もうこうなりゃとことん付き合いますがね・・・。ところでこの4巻には、燕見鬼と『推背図』の旅の話とは別に「土中の怪」「麗卿」という2つの短編も同時収録されています。この2つは燕見鬼がまだ阿鬼だった頃のお話。阿鬼ちゃんの眼力と、五行先生の術の見事なコンビネーションで事件は解決♪七生子さんも書いておられたが、こういう話のほうが読みやすく好みだったりする(笑)短編もたくさん描いて楽しませて欲しいけど・・・どうかなるべく早いうちに、この4巻の続きを読ませてください(切望)本体価格 762円 (税込 800 円) あと余談ですが、七生子さんから情報をいただきました、なんと!諸星大二郎先生の漫画が映画化され、この秋公開だそうです!私の大好きな「妖怪ハンター」シリーズの『生命の木』というお話です。これは東北の隠れキリシタンを題材にした実に画期的なストーリーです。もう30年近く前の作品ですが、何度読んでも面白い!(歳がバレるσ(^_^;))「映画『奇談』」のサイトはこちら。なんと!稗田礼二郎が阿部寛さんですって!(驚!)諸星ファンを名乗りながら、このような情報にはとんと疎い私なのでした( ̄ー ̄;)ゞ七生子さんどうもありがとう♪
2005年10月28日
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また、今市子さんの漫画です。この秋はこの方の漫画をよく読んでますね。ご贔屓の漫画家さんの新刊が少ないせいもありましょう。(すでにこの作者もご贔屓さんになってますが。)さて、お話は老舗の高級味噌屋の若旦那・升一郎と、とあるキッカケで彼が贔屓にしはじめた幇間・与三郎が、ちょっとアヤシイ事件に度々巻き込まれていくお話です。一話完結で4話収録されています。若旦那・升一郎さん、美形です(^▽^)頭脳、身体能力、ルックスにそこそこ優れ何をやらせてもそこそこにこなし……という彼ですが、最初の数ページでいきなり笑わせてくれます。(ちょっと非常識・・・。)幇間・与三郎は、幇間なのに怪談が得意、他の芸事は苦手という変り種。客に頼まれると、いろいろよからぬこともやるような・・・。幻月楼というのは、ちょっと不思議なおかみのいる、吉原の料亭で、その料亭が主な舞台になっています。話としては、まぁ楽しめました。時代設定や雰囲気は好きです。(↑キャラの描き分けや描写で若干展開がわかりにくい部分があったような気が。)年に一回程度のシリーズ物らしいので、2巻目が出るのはまだ先でしょうね。ずっと続けて欲しいシリーズでした。写真は、ハナミズキの実のようです。曇っていたので、変な写り方になってしまいました。お天気のいい日に、また撮影チャレンジしたいな。
2005年10月27日
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大好きな漫画家、森雅之さんの本です。常に本棚の一番手前に置いてあったのですが、読んだつもりで1年近く放置しておりました(>_
2005年10月15日
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今週は、子どもが風邪をひいていて、本や漫画を読む時間がなかなかとれませんでした。でも、しっかり本や漫画は買っております(笑)タイトルの2冊の漫画ですが、『岸辺の唄』は3年くらい前に買いましたが、三国志あたりの時代の中国…のような所が舞台のオリエンタル幻想漫画です。『雲を殺した男』は、その続編として今年発行されたらしく、先日、本屋で見つけて購入しました。(どちらも集英社・アイズコミックス)なぜ「三国志あたりの時代の中国…のような所…」かといいますと、作者による巻末のあとがき漫画に、この作品を描く時に使った資料が、第一話目のときは友人に借りた三国志の漫画で、第二話目の時は、映画「グリーンディスティニー」の写真集とあり、「多分これ、時代設定がかなり違うのでは・・・。」と悩みつつ「でもいいの。インチキファンタジーだから~。」と作者が開き直っておりました(笑)そのお話はと言うと、人間と、人でない力をもつ鬼人が共に住む世界で、『あと二月のうちに旱魃で、すべての人は死に絶えてしまう。 皆を救う方法はただひとつ。 河伯のすむ翠湖までゆき水乞いの儀式を行うことだけ。(以下略)』 (↑背表紙の解説より抜粋)馬にも舟にも乗らず、一歩一歩自分の足で大地を踏みしめ、翠湖の河伯のもとへ水乞いの旅に出る、少女と方士。はてさて、その結末は・・・。2冊とも、共通の「岸辺の唄」の世界観で連作されている短編集です。 収録作品は、『岸辺の唄』が 「岸辺の唄」「予言」「氷の爪 石の瞳」の3作。 『雲を殺した男』は 「失われた岸辺」「西から来た箱」「雲を殺した男」「赤い旗」の4作「百鬼夜行抄」とはひと味ちがう、今市子さんの幻想漫画です。今回、続編を読んだので「岸辺の唄」も読み返してみましたが、時代も場所もよくわからない、でも東洋的な設定がしっくりくるお話でした。トオジョオミホさんの『風水譚』、『東洋綺談』や諏訪緑さんの『玄奘西域記』、『うつほ草紙』のような東洋を舞台にしたオリエンタルファンタジーをもう一度読み返してみたくなりました。(東洋が舞台なのにファンタジーって、ちょっとしっくりこない気がしますが(^^ゞ)「いがぐりさんの日記」(11月8日)にトラックバックさせていただきました(^^)
2005年10月08日
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別の本を探すつもりで立ち寄った本屋さんで見つけました。もちろん即買いです。宗像教授の『宗像教授伝奇考』シリーズがなんと!新シリーズになっていたんですね!雑誌類(この漫画はビックコミックですか?)は買ってないので不覚にも全然知りませんでした。(←不覚ばっかり)まぁ、中身はほとんど一緒みたいだけど(笑)『宗像教授異考録 第一集』は第一話 「巫女の血脈」第二話 「百足と龍」第三話 「天平のメリークリスマス」第四話 「大天竺鶏足記」の4話が収録されています。歴史の専門家ではないので、どのお話もすごく興味深く読めました。(専門家なら、ツッコミどころがいっぱいなのかも知れませんが。)以下、ところどころ伏せ字にしてありますが、ご了承ください。個人的には聖徳太子のファンなので、「天平の・・・」が興味深かったですが、本当に聖徳太子とその一族はキリスト教を信仰していたのかどうかは私などにはわかりません(^-^;でも、そう言われてみると・・・太子一族の滅亡の図などを思い出してみると、昇天してるっぽかったような印象もあったかな(笑)(あ・・伏せ字にしてる意味なかったですか?そうですか。)聖徳太子に関してはいろんな本を読みすぎて、とっくにわけわからなくなっていますが、本当に面白い(謎の多い)人のようです。あ、脱線脱線。今回の一冊は、どのお話もわかりやすくあっさりと読めました。宗像先生ご専門の、鉄文化の伝播の研究とは少しはずれて、あまり専門的な話じゃなかったから、私にはわかりやすかったのかも知れません。ところで、第二話の最後と第三話に、別シリーズ「神南火」の忌部神奈が登場しています。(というか、この本の帯には『神南火』シリーズ全一巻って書かれてたので、 あれはあの一冊で終わりなのね(残念))これからも、時々登場するのかしら、ちょっと楽しみです。で・・・。忌部神奈って、あの仇役の忌部の妹だったのね( ̄▽ ̄;)兄の顔が神奈に似ていて、今までの顔と少~し変わってた気が(笑)顔は少し変わっていたけど、性格は変わってなかったみたいですが。それから、第四話「大天竺鶏足記」の亜南くんの最期が印象的でした。ちょっとグッときました。今後も楽しみなシリーズです。(是非続けてください。)
2005年09月20日
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手元にあるのは、ネムキ10月号増刊『今市子特集号』(1999年)ですが、単行本『砂の上の楽園』に収録されているそうです。先日、親しい友人の突然の訃報に接し、ふと読み返してみたくなった漫画です。突然の列車事故で、主人公の弟が亡くなったという連絡を受けた家族。でも、頭部が発見されないので身元特定に時間がかかっている間に、事故に遭ったはずの弟は、予約していた旅先の旅館にちゃんと宿泊していたり、腹違いの兄に会いに行ってドライブしたり一晩飲み明かしたり・・・。姉(主人公)はその弟の旅の足跡を追って、その行動を確認していくのですが、でも…やはり事故に遭っていたのは弟だった…。そして旅を続けた弟は、最後に自宅で待っていた姉のもとに平気な顔をして戻って来て・・・というお話。こんなこと、あったらいいなぁ。こんな風に最後にもう一度、亡くなった人に会えたらいいなぁ、なぁんて思います。作者の今市子先生も、「死に目に逢えなかった親しい人に、ちゃんと別れができたらいいな というのを描きたかった。」と、解説されています。短い作品ですけど、今の自分の気分に合った漫画でした。よくわからない感想になっちゃいましたが(笑)
2005年09月06日
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うーん・・・なんとも・・・( ̄ー ̄;)ゞ感想も書けないや。だんだん話がわかんなくなってきちゃった(笑)何巻か前から一気に読み返したほうがいいかなぁ。この巻だけじゃなくて、2~3巻前から話がすっと頭に入ってこなくなった気がして。これからどういう話になっていくんだろう?この12巻もまだ頭の中にしっかり入ってないです。とりあえず読んだというだけですね( ̄ー ̄;)時間を見つけてもう一度ゆっくり読んでみます。
2005年08月29日
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湯船につかっている間に、第六集のなかの3篇file33&34&35 「流星剣・前編、中篇、後編」を読みかえしてみた。東北や北海道の歴史はあまり馴染みがないのでそんなもんかー・・・と思いつつ、行ってみたくなった(笑)いや・・・そんなお話の漫画ではないんやけれど。昔、高橋克彦さんの小説にはまっていたころやもっと古く、諸星大二郎さんの東北の隠れキリシタンの漫画を読んだ時には、胸がドキドキしたものだった(笑)歴史書にも残っていない話がいっぱいあったに違いない(断言)東北地方・・実はまだ行ったことがない。もちろん東北新幹線にも乗ったことがない。つか、東北新幹線の実物すら見たこともない。ああ・・・やっとかなあかんことがまた増えた。・・・いやいや・・・この漫画はそんな本ではないんやけれど。ちょっとのぼせた(笑)
2005年08月25日
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整形外科の待合室にて。今回は4コマ漫画を持参した。本棚から抜き出したのはたまたま4巻目。全4巻だから、最終巻だった。エンヤとジロー、カッパが果心居士の山へ修行に出る話。最後はハッピーエンドなんだけど、ちょっと終わり方が残念な気もしました。ゴマちゃんで有名な『少年アシベ』の作者さんですが、私は『ここだけのふたり』が好きかな(^-^)ま、そんなことはどうでもいいけれど(笑)股関節の炎症はおさまってきたらしく、痛みも徐々に楽になってきたので、整形外科は、次回は5日後でいいらしい。やれやれ。病院に行ったから治ったのか(鎮痛剤しか飲んでないけど)日にち薬で治ったのかよくわからん展開です。
2005年08月24日
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整形外科の待合室にて。 家から持参した漫画で時間つぶし(笑) 『ダスクストーリィ2』 TONO 本棚から適当に引き抜いて持っていきました。 この方の漫画は好きで多分ほとんど持っています。 いろんなものが見えてしまうふしぎな少年と 自分の心の世界の幻影(?)を作り出せる少年の せつないような、あたたかいようなストーリー。 この方の作品のなかでも、好きなお話です。 整形外科の待合室で、 あやうくウルウルしてしまうところでした(苦笑) 子どもが親を慕う気持ち・・・に特に弱いので 何度読んでもウルウル。 さて。明日は何を持って行くかな(笑)
2005年08月22日
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