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閉ざした心



笑う事に一瞬の救いを求めて

それが大きい幸せに思え

人を傷付つけてでも笑顔を求めた。

それが何をあの子に与えたのか

あの子はどんどん進んでいって

もう手も届かない

光を取り戻す事を忘れ

ただ当てもなく歩き続け

笑う事さえも忘れたあの子は

4畳半の部屋に閉じ込められ

何の罰かと泣き続け

思う事は大きな幸せを感じた日々

開放されて戻っていく場所は

あの幸せの待つ暗闇の中

あの子の幸せは誰が奪ったのか

あの子の幸せを誰が願っているのか

あの子の未来をあの子の中から奪ったのは

すべて幼い幼い頭で何も考えずに

「今」が全てだった頃のわたしなのです。

生涯忘れてはいけない

暗い闇に包まれた

わたしの過去なのです。

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