熊本・天草・松島の石屋(浦田石材彫刻店)

熊本・天草・松島の石屋(浦田石材彫刻店)

岩崎家施工記録

 今年一月から設計に取り掛かり、
五月の連休明けに現場施工を始めた大型納骨堂の記録を
ブログに掲載した画像を一括して整理してみようと思う。

 先ずは墓所の測量からはじめ、お墓のイメージを考える。
そして、何度も〃〃〃設計をやり直しながら
設計を重ね、お客さんの気持ちを聞きながら
完成イメージを描き、CAD図作成まで進めてゆく。
その頃は、常に新しい発想やデザインのことで頭の中はいっぱいとなる。
そして、石種選びから見積提出へ・・・。
そこまで進めて行くのに約四ヶ月の月日が流れた。

CIMG0410.JPG

 やっと設計と石種選びが終わって五月の連休明けに地鎮祭が行われ
お客さんもひと安心されたことだろう。

地鎮祭

 その後、お盆までの完成を約束して土木工事からのスタートとなるが、
頑丈な地質に見えてもさらに頑丈な基礎をつくり、安心するために
土の掘り起こし作業を行った。(2トンダンプに12台撤去)

基礎工事スタート

 土を撤去した分の栗石を2トントラックに12台分敷き詰め、
ランマーによって固めて行きます。

重要な基礎工事

 まず石材施工の最初は、捨てコンクリート打設後に
入り口のスロープ加工の石材(一体型)を施工し、
波のイメージでつくり上げた縁石の施工となった。

波をイメージ.jpg

 縁石施工後は土場コンクリートの打設準備。
雨が降る中、三人で雨がっぱを着て
12mmの鉄筋を200mmピッチで結束して行き、
中かが身での作業はさすがに腰が痛くなってしまった。

鉄筋配筋.jpg

 そしていよいよ土場ナマコンの打設。
本体部分を空けておき、専門職人をひとり頼んで打設した。

土場生コン打設終了

 土場ナマコン打設後、空けておいた納骨堂本体部分を二重背筋して
二重打設を避けて、一気に60cm厚のナマコン打設を行った。

頑丈な二段配筋.jpg

 一応、これで本体のナマコン打設は終わり、
しばらくコンクリートが固まるまで、養生させることにした。

基礎工事完成 (^_^)v.jpg

 そして、いよいよ本体土台の大きな石材施工。
結構な重量があったために難作業となった。

基礎土台石

 そしてさらにナマコン打設作業で、基礎の強度は増すこととなる。

本体土台完成

 駐車場スペースの奥には合津石で縁取りした花壇を施工し、
駐車場も金コテ磨き仕上げのナマコン打設を行ったが
この頃から随分と暑い日が続き、日焼けで真っ黒となった。

駐車スペース.jpg

 基礎土台石が汚れたり傷ついたりしないように
保護マットやラップで養生しながら本体の組み立て作業に入ったが
ムクでしようする石材全てが重かった。

作業経過

 毎日暑い日が続いたが、施工も順調に進んで行った。

現場施工風景

 時々襲って来る雨の襲来にブルーシートを準備して
工期が、お盆でなくて7月18日に決まったのでがんばった。

現在進行形

 毎日の施工工事終了後には必ずブルーシートを覆い
次の作業がスムーズに取り掛かれるように備えた。
そして、外柵の基礎土台石の設置もつなぎのピンを埋め込んでOK!

雨に備えて

 石碑の文字彫りやデザイン彫りをしている期間、
天気が良かったら墓所の外柵施工も進めて行かなければならない。

外柵側面

 随分と手間がかかったけど、少しずつ完成のイメージが現実のものとなり
現場作業も暑さと戦いながらも、楽しい作業となった。

外柵正面

 本体の外柵施工も、面倒な作業ではあったけど、
目地にはマスキングテープを貼り、綺麗な作業を心掛けた。

外柵施工

 玉砂利の敷き詰めは洗浄を兼ねて、
わざわざ大雨洪水警報が発令されているときを見計らって行った。
160袋の予定が200袋になってしまった。(^_^メ)

玉砂利施工

 そして昨日、備品の石材etcを設置して完成した。

入り口と名刺受

 オリジナル設計の手洗い鉢

手洗い鉢

 これもオリジナルの収納庫付きベンチ

収納庫付きベンチ

 これは今ではBELL石材の作品の証ともいえる
オリジナルの塔婆立て。

塔婆立て

 随分と重みのある作品となりました。

本体画像

 墓所全体を写真に収めることが出来ず、
離れたトラックの荷台から、やっとここまで写せました。

全体画像・・・上から

 松島の風景に似合った最高級のお墓が完成しました。



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