うさぎ屋

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森脇サン


森脇サン.jpg
水瓶座AB型。自称もと"悩み多き文学少女"

私と同い年のお嬢さんを生んだ頃、合田佐和子の「複合汚染」を読み、
化学薬品の恐ろしさにおののき、添加物のない安全なものを我が子にと、
食事やおやつをすべて手作りすることから始まり、
嫁ぎ先の農家の田畑も無農薬に切り替えたそうです。

まわりに流されず、自分の信じる道を進む森脇さん。
田舎では珍しいタイプ?
音楽や文学、芸術にもアンテナを拡げ、
ときどき詩をしたためたり、俳句を詠んだり、絵筆をとって絵手紙を描いたり。
野菜に限らずモノを作ることが大好きで、古布を再生してタペストリーやスリッパを作ったり。
若い人と話をするのもお好きで、近所のハーブ園研修生の娘嬢を自宅に招き、ジャムや蒟蒻づくり、スリッパづくりを伝授。

色んなことを吸収し、自分なりにアレンジを加え楽しんでいる森脇さん。
いっしょにいてお喋りしていると、こっちまで元気になります。

そんな森脇さんのご出身は、もう一山奥に入った静かな山里。
雑音がなく、シ~ンという静けさの音!?が聞こえてくるようなところ。
「日本にもまだこんな場所が残っているんだなあ~」
以前、森脇さんのご実家に連れていってもらった時の実感。
森脇さんの感受性の源なのかも。



~~~ 05/4/5  清明(草木が芽吹きすがすがしく、さまざまな花が咲き乱れる)
森脇サン牛蒡種蒔1.jpg
牛蒡ゴボウの種蒔き

土中深く真っすぐ根が入るよう、なるべく深く耕し、土を高く盛り高畝に。
土に指で穴を開け一粒ずつ。

以前は筋蒔きにしていたそうですが、
有機農業友の会の有田さん(その筋では有名人。著書も数冊。絵入りで楽しい本。)に教えてもらって
今は一粒ずつ蒔いているそう。
時間は相当にかかりますが、種のロスが少なく、間引きの手間が減るということです。
(間引き牛蒡も食べられるのですが、苦みが強いので現代人には敬遠されがちで…)
森脇サン牛蒡種蒔2.jpg
収穫は秋。10月くらいかな?
森脇さんのゴボウは旨味がしっかり♪人気者です


~~~ 05/5/30 玉葱のサイン ~~~
森脇玉葱倒葉.JPG
玉葱の葉っぱがバタバタ倒れて。
さてはイノシシが…
と思ったら、これは玉葱葉が自ら倒れてるんだそうです。
森脇玉葱倒葉アップ.JPG
確かに関節を曲げるように折れています。
これを合図に収穫がスタート。

もう十分大きくなったから葉からの養分はいらんよ~ということなのでしょう。
こんなわかりやすいサインを玉葱が持ってたなんて、驚き!

この玉葱を育てた森脇サンは、もうしばらくこのままおいておくそうです。
栄養を十二分に蓄え、さらにチットおいしくなるとのことです。



~~~ 2005/6/26 蜜蜂の代打 ~~~
「今年は蜂が少ない」と森脇さん。
「いつもは朝からブンブンとうるさいくらいなのに、
今年はいっそ、おらんのんよ!」そのおかげで
「ズッキーニの花が受粉しなくて実が熟しきらん…」
と、近所のおばあさんに嘆いたところ
「自分ですりゃ~ええじゃないの」
森脇さんは朝いちに咲いたズッキーニの花の"雌しべと雄しべをコンニチハ作業"にいそしむ今日この頃だそう。

「商品価値ないけど味は変わりゃーせんけ食べてみる?」
受粉できなかった未成熟ズッキーニをいただいた。
↓写真は、熟しきらなかった上部は傷みやすいようでカットしたあと
ズッキーニ未成熟.JPG
ニンニクを入れたオリーブオイルで炒め、トマトを入れ、トマトから出る水だけで煮る。
味付けはチキンコンソメと黒胡椒。スープセロリを入れひと混ぜして火を止める。ゴーダチーズがあったのでのせてみる。

ズッキーニは心なしか味が薄いような気がしたけど
ちゃんとズッキーニでした。



~~~ 2005/7/1 葦蒲団~~~
05_06_27葦縮.JPG
葦蒲団の素

05_06_27葦川.JPG
日曜に行われた地元青年団(中年団?)による用水路の葦刈りのあと
雨が少なく水がな~い!

葦刈り森脇サン4.JPG
その葦を畑に運ぶ森脇さん

「そんなことをするんですか~!?」と新入り団員に毎年びっくりされるそう。
葦刈森脇サン1.JPG
農作物の葉を食べる虫除けには、それ用のビニールや不織布シートを敷くのが一般的。
葦刈森脇サン3.JPG
「これだと土が蒸れないし、養分にも成るからね」
葦蒲団坊ッチャン南瓜.JPG私がもし、南瓜や茄子だったら葦布団の方が
葦蒲団茄子.JPGいいな~

有るものを上手に活用する森脇さん。
↓これは、お手製リサイクル布スリッパ。
森脇スリッパ.jpg
ガンガン洗濯できて、履き心地ヨシ♪
破れたら修理補修も可♪



~~~ 08/07/22 夏の畑・人参 ~~~
08-07-22人参収穫.JPG
↑人参の収穫をする森脇さん


この日除け反射ネット付きの農作業用麦わら帽子、流行っているようです。

太陽光をはじき返し通気性も良く、体感温度がぐっと下がるそうで。

森脇さんも「ええのよー♪」と太鼓判!


この人参はとても美味しいです。

「柿のように甘い!」とおっしゃった方も。

人参特有の臭みもありません。


08-07-22藁絨毯.JPG
↑藁絨毯


この藁の下には次の人参の種が蒔かれています。

発芽に必要な水分を保つため、敷き詰めているのだそうです。

この暑さでは 水を撒いても撒いても・・・なので



08-07-22コリンキー.jpg
↑完熟コリンキー

生でも食べられるカボチャです。
千切りにして、なますやサラダに使うと彩りもキレイです。

普通のカボチャよりサッパリしていて、加熱するとすぐ柔らかくなるんで
夏のスープやジュースにも。

瓜科のペクチンはデンプンの消化を助け、糖分解の負担を軽くする
胃の味方になるそうです。
食欲が落ちる夏負け対策にもってこいですね。

ペクチンはのっぺい汁等で加熱したり、ニガリ塩で漬物にすると効果的に摂取できるそう。

コリンキーは色も美しいので、ハチミツ等を入れてジャムにする手も♪



集荷の時、お手製の「コリンキーと人参のジュース」をゴチになりました。

コリンキーのとろみと 人参の甘味とコク
さらにニンニクの旨みが絶妙に程良く効いてて絶品!!

しっかり冷やされたネクター状の野菜ジュースは
炎天下の疲れも吹き飛ばしてくれる感じ
黄泉がえりましたわ~(^o^)/

この南瓜色って確かに食欲そそられますね


~つづく


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