アメリカ帰りのうし(国産)

クリスチャン


彼らは、3度の飯の前には必ずお祈りをし、日曜日にはなにがなんでも教会に行く、クリスチャンの中のクリスチャンでした。
(アメリカには一応クリスチャンでもお祈り・教会に通うことをしないクリスチャンはいっぱいいるようです。ボブもそうです。)

とっても素晴らしい人たちだったのですが、私とはあまり合わなかったようです。
ある日夜遅くなってから泊まることにしたのですが、彼らを起こすのも申し訳なかったので、翌朝早くに電話して泊まったむねを伝えました。
その行動が彼らには「信じられない!」と写ったようです。
(←これはちょっと悪かったなぁと反省してます。)
また普通の男友だちと遊ぶことも、「信じられない!」と思っていたようです。
そのようなことがありつつ、私もひとり暮らしの気楽さを恋しく思い、
数ヶ月してから引っ越しをしました。
引っ越し前に1度大喧嘩をしたことがありましたが、その後も彼らはそれを引きずることもなく、優しく接してくれました。

「なぜ彼らは大喧嘩をした私にも優しくできるのだろう?」

これが今でも大きな疑問です。
クリスチャンのことはよく分かりませんが、いろんな人と話すうちに導き出した一応の答えは、

「人は皆神様の子どもで、それぞれが尊い存在だ」って心から彼らは思うことができているのではないでしょうか??
そう考えると、彼らの優しさ・強さが説明できる気がします。

私は無宗教で、神様のことはよく分かりませんが、彼らを通して、

「信じる者は(どんなに大喧嘩してむかついていても、その怒りから)救われる」

という言葉を、学んだ気がします。



私の見たドラッグ事情編その1につづく

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