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この頃、おバーちゃんの「ボケ」具合が進行している。
ニョーボの母親。
先日、勤務中に携帯がなった。
出ると、いきなり「○○さんですか?」と名前を呼ばれた。
「はい、そうですが?」
訝 っていると「管理事務所の△△です。」
マンションの管理事務所から電話。
「おバーさんが、鍵を無くされたと、来られているんですが・・。」
「あぁ、腕の上のほうに上がってませんか?」
「?」
自宅でも鍵がなくなったと時折、大騒ぎ。
無くさないように自分でゴムで手首に巻いている。
ゴムがキツイと痛いので、手首から落ちない程度の強さ。
ゆるいので、時々二の腕あたりまで上がってしまう。
すると、袖の中に入って見えないので「鍵が無い!」ってことになる。
何度もあった。
一応、ニョーボに連絡。
程なく、管理事務所から電話があって、「ありました。番館の入り口までお送りしました。」
お手数でした。
帰宅して、ニョーボに聞くと、おバーちゃんは「知り合いの人が、管理事務所にいてはるから、おしゃべりしに行っただけ。」と言っているらしい。
まぁ、それもよかろう。
ダンナはたまにだから寛容だが、毎日対応しなきゃならないニョーボは大変。
我が親なので、語気もついつい荒くなる。
しかも学習能力が極端に低下している。
ニョーボが「しないで!」って事を何度もする。
歳をとってゆくと、子供になるって言うけどその通り。
やってる事や、言ってる事が子供じみてくる。
ただ、「子供」と違うのは、その言い回し。
やや、個人差はあろうが、言い方は老人独特の「毒」を帯びている。
ニョーボだって、おバーちゃんの娘。
小学校の頃に父を交通事故で亡くし、女手ひとつで大学まで出してくれた母親に対する感謝の気持ちは十分に持っている。
言いたくは無い。
言いたくはないが・・・・。
おバーちゃんにすれば、娘。
従順そうに従っちゃいるが、時折エラそうな「母親」が顔を出す。
子供ならガマンする。
今は分からなくても、やがて成長し、「親」にでもなれば、親の言葉の意味も分かろうと期待する。
ご老人の思考回路はどんどん子供並みに自己チューになるが、言い方はますます「毒」っ気を帯びてくる。
子供だって「毒」は吐くが、そんなもの親は平気。
でも、ご老人の吐く「毒」は、これが、・・・・・・なかなかなモンです。
悲しいかな、その事を最も気づいていないのは本人。
当然、修正されることは無い。
やがて行く道。
分かっていても、キビシィねぇ。
我が親でも、こんな状態。
それが、ダンナの親となると、事態はさらに深刻さを増すに違いない。
それなのに、上手く行っている家庭があるなら、ダンナさん、奥さんの誕生日には花束くらい贈ったってバチはあたりませんぞ。
感謝しておかなきゃ、死に際に枕元にやって奥様が誰にも聞こえないように、あなたの耳元で、「サッサと死ね!」って囁くかもしれません。
「オレは大丈夫!」だって思っている貴方が最もアブナイ。
今年は還暦。
愛される「年寄り」になって見たいが、簡単じゃなさそうだ。
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