ワインヲタ入門生のチラシの裏

ワインヲタ入門生のチラシの裏

2009年04月22日
XML
カテゴリ: 日本ワイン
saisai_koshu2007.jpg
甲州飲み比べ会 のワイン、先ずはこちら。
シャンテY,A 最際甲州07。生産者ダイヤモンド酒造は、昭和14年に近隣の農家が集まって、自家消費用のワインを作ったのが始まりで、現在は家族経営という小さなワイナリーです。栽培、醸造は、 シモン・ビーズ オリヴィエ・ルフレーヴ でも勉強されたという3代目の雨宮吉男氏が手がけています。ちなみに、Y.Aとは吉男氏のイニシャルなんだとか。
価格は2940円でしたが、楽天では見かけず、 こちらのお店 で購入しました。

色はらしい薄い黄色。シュール・リーの甲州を少し濃くしたくらいでしょうか。

香りは、注いで直ぐは白胡椒のようなスパイシーなニュアンスが非常にはっきり感じられ、ややグリューナー的ですらありました。さらに、甲州らしい酵母や白い花、それにミネラルの風味もあります。時間とともにスパイスが落ち着き、 「きいろ香」

味わいは、繊細ながら存在感のある果実味が印象的。酸はやや果実より大人しいものの、しっとり目のものがキッチリあります。果実に包まれているような感じか。後口には甲州らしい苦味がしっかり。この苦味で印象が一気に締まりますね。ボディは優しいミディアムながら、エキス分もしっかりしており目の詰まった印象も。ミネラルは柔らかめ。

会ではチーズとあわせたのですが、旨みの強いセミハードや白カビチーズとは相性がいいですね。
食事にあわせるなら、やはり和食でしょうか。天ぷらや押し寿司などとは面白いかもしれません。また、焼き鳥(塩)や鳥肉じゃがなど鳥肉との相性や、根菜との相性も期待できそうです。
一方で、香りやエキス分の強さがありますから、クリームを使ったものなどは流石に難しいかもしれませんが、シーフードマリネや、白身魚のカルパッチョや香草焼き、特に、火の入ったものとはあわせても楽しめそうです。

これ面白い甲州です。色々な甲州に似ていてどれとも違うといった印象です。最も個性的なのは、スパイシーな香りでしょうか。様々な食事とあわせてみたい一方で、チーズをつまみにする程度でも十分楽しめるだけのものはあったように思います。
今後が気になるワインが一つ増えました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年04月22日 23時15分45秒
コメント(2) | コメントを書く
[日本ワイン] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ぱんだしゅりけん

ぱんだしゅりけん

カレンダー

コメント新着

ぱんだしゅりけん@ Re[1]:2023年、この1本!(12/31) kaoritalyさんへ 今頃気づいてしまい申し…
kaoritaly @ Re:2023年、この1本!(12/31) コノスルはよくできたワインですよね♪
ぱんだしゅりけん @ Re[1]:Natan葡萄酒醸造所ワイン会をしました(01/15) shinakunさんへ ご無沙汰しております。ま…
shinakun @ Re:Natan葡萄酒醸造所ワイン会をしました(01/15) ぱんださん、こんばんは! お元気そうで何…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: