ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2009年04月30日
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カテゴリ: 日本ワイン


蝶・メルロー07。生産者は仲村わいん工房。以前、 がんこおやじの手造りワインを飲んで 衝撃を受けた造り手です。こちらはそれの上級キュヴェで、他にカベルネ・ソーヴィニヨンもあるようです。
セパージュは、メルロー97%に、例の謎の品種ミツオレッドが3%。価格は、写真のお店で2790円。楽手外でも扱っているところをちらほら見かけ、国産ワイン党には結構メジャーな作り手みたいですね。

色は黒々としたガーネット。四恩のそれとはかなり違います。少々の紫も見えます。

香りは、がんこおやじの手造りワインでも感じた、はっきりとしたプラムのニュアンスが印象的です。他に、熟したブラックベリーやベリーのコンポート、カシス、イチジク、赤い花、それに樽熟成はしていませんがカラメルっぽい風味もあります。ミネラルや土っぽさも感じはしますが、それ以上にフルーティさが強いです。

味わいも、まるで英語圏や南米のワインのような豊かな果実味が印象的です。人によっては甘く感じるかもしれません。凝縮感もあり、フルボディです。ただ、やはりそこは国産、ゴツさはあまりなく、独特の繊細さ、やわらかさは感じられます。タンニンはそう強くなく、滑らか。酸味は下支え系強くはありませんが、トーン自体は明るくフレッシュですらあるのが印象的でした。

会では、チーズとの相性の広さを見せてくれました。特に、メルローらしくブルーチーズとも好相性といえます。
食事にあわせるなら、タンシチューやビーフシチュー、それにビフカツや和風ステーキ(フィレでもサーロインでも)などの日本の洋食とあわせると非常に楽しめそうな印象があります。それに、鴨のコンフィやローストといったしっかりしたフレンチとあわせたって引けはとらないでしょう。


こちらもやはりすごいワインでした。5年間ビン熟成してこれだけの力があるというのは、スタイルは違いますが、メルシャンの 長野メルロー にも決して劣らない完成度といえそうです。そして、これがほぼお一人の手で作られたものというのがまた驚きですね。





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最終更新日  2009年04月30日 17時30分23秒
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