ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2014年11月20日
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カテゴリ: スペインワイン


クラン・キンセメセス2007 。生産者ボデガス・エステファニアはスペイン北西部、カスティーリャ・イ・レオン州のそのまた北西部、ポルトガルとの国境に近い地域にあるワイナリーです。ワイナリーとして設立されたのは1999年。ただ、それまでもブドウ栽培は長い間続けていたそうで、樹齢100年にもなる木のある畑が実に40ヘクタールもあるのだとか。スペインのスター醸造家、ラウル・ペレス氏のコンサルティングを受けており、地場品種から様々なワインを作っています。
セパージュは、プリエト・ピクードというポルトガル近くの一部の地域のみで栽培されている品種100%。価格は、写真のお店では4320円です。

は濃いですが、赤みはあり、ルビーといって差し障りないくらいです。

香り はベリーフルーツ感が強く、ラズベリーやクランベリーなどの赤ベリーに加え、ブラックベリーやブルーベリーなど色の濃いベリーも含まれています。その他、プラムっぽさやダークチェリーといったフルーツ、それに軽いトマトっぽさといったものも感じられましたし、土っぽさや茶色いスパイス、軽いホイップクリームといったものも。

味わい は、香りの印象からすると驚くほどドライです。果実味も勿論ありますが極めて繊細で、旨みや乳酸系の酸、それに量は少ないものの存在感のある渋味といった要素が前に来ています。ボディはミディアムライトといったところで、丸さや柔らかさがありますが、質感は結構クリアーだったり。

ピノ・ノワール的、というと言い過ぎかもしれませんが、そういう世界観のワインです。なので、食事には合わせやすいですね。
試しに、マグロの赤身やカツオのたたきなどの赤身魚を合わせてみましたが、これは間違いないですね。赤身の滋味にワインの旨みが合いますし、質感同士も無理なく寄り添います。また、香りの赤ベリー感ってこの手の魚に結構いいんですよね。
勿論、鶏肉にもバッチリ。超シンプルに塩コショウだけで鶏ももを焼いてみましたが、肉の滋味、繊維の質感にワインの旨みやボディのボリューム感が合います。今回はチキンでしたが、鴨あたりでも面白そうです。


熟成可能性もありそうで、何年かすると、香りの膨らみ方などまた変わって来そうです。


今回は、スペインの中でもちょっと外れたエリアのワインでしたが、 12月7日に開催いたします1日ワインバー・フランス編 でも、メジャー産地であるボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュを除いた地域のワインをご用意させて頂きます。
ワイン大国の懐の深さをお楽しみいただければと思います。宜しければ、お気軽に遊びに来てください!詳細は上記リンクの先にてお願いいたします。

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最終更新日  2014年11月22日 00時24分34秒
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