ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2015年12月28日
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カテゴリ: フランスワイン


コルナス・ルネッサンス2008 。生産者はオーギュスト・クラープ。コルナスの地で250年の歴史を持つ作り手ですが、以外にも元詰めを始めたのは1968年と最近。それでも、so2を控えた醸造や大樽での仕込みなど独特の作りで、ロバート・パーカーからの評価は5つ星となっています。コルナスは、北ローヌの南の方にあるアペラシオン。古代ケルト語で焼けた大地という意味だそうで、その名の通り日差しの強いエリアですが、一方で赤ワインはシラー100%で作られます。そのため、ローヌで最も熟成を要する赤ワインの産地とも言われます。
セパージュは、もちろんシラー100%。このルネッサンスは、平均樹齢20年程度のこの作り手の木の中では若いものになります。価格は、写真のお店で5863円。

は、流石に黒いです。が、透明度も皆無という訳ではなく、エッジにかけてはルビー的な赤さも見えます。

香り 、黒コショウ、甘草、その他シナモンなどのスパイス感しっかり。そこに、プラムやラズベリーなどの赤ベリー、さらにドライストロベリーやベリーのジャムといったフルーティさが加わります。また、トリュフやなめし革、少々の青いハーブっぽさといった要素も感じられ、複雑かつ華やかです。

味わい は、比較的早飲みの作りをするという事もあってかもう厳めしい感じなどはありません。明るく、軽快な印象の酸主体で、その酸の後ろから繊細な果実味が旨みと共に顔を見せるといった所。ただ、渋みは確かにキッチリあり、舌触りにもタンニンの印象が残ります。ボディはフルボディですがしなやかなもの。ただ、硬質な質感を感じさせ、思いのほか冷涼な雰囲気を持っています。

ローストビーフを合わせましたが…まあ合わないわけありませんね^^;肉の旨み、脂どちらに対してもよく馴染み、旨みを盛り立てつつ渋みや香りで深みと華やかさを加えてくれますし、肉のモッチリした質感に対してワインのボディ感が丁度いい感じ。
また、鶏肉にも結構馴染み、ローストチキンなど頂きますと骨周りの鉄っぽい旨みとは特に良くマリアージュしてくれました。
また、面白かったのが、 勝山で買ってきました銀沫

各要素しっかりしており、単独での「鑑賞」にも耐えうるワインだといえるでしょうが、一方でローヌらしいしっかりした部分を持ちながらも濃すぎず、しなやかさがあるタイプなので、食事にも幅広く合わせられます。
フランスのレストランからの依頼で作られたキュヴェだそうですが、成程、これは使いやすいでしょうね。やまのいもにも合いますし、案外和食にもよく合うかも。

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最終更新日  2015年12月28日 23時43分47秒
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