ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2017年04月23日
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カテゴリ: その他の国
先日の カーヴ・ド・テールさんのオーストリーワインディナー のワイン、今回から赤です。
ショプロン・キュヴェ2011 。生産者ヴェーニンガーはミッテルブルゲンラント州のホリチョンという村で180年以上にわたってワイン造りを行ってきました。昔から赤ワインの生産者として有名だったようで、生産するワインの実に99%が赤ワイン。また、2006年からはビオディナミを実践しています。今回のショプロンは、ホリチョンからそう遠くないハンガリーの土地のブドウのワインです。1997年に畑を購入、2006年からはフランツの息子さんがワイナリーを作りその運営を行っているそうです。畑ではやはりビオディナミを実践。
セパージュはケークフランコシュ35%、メルロー34%、ピノ・ノワール27%、カベルネ・フラン4%。ケークフランコシュとは、ハンガリーにおけるブラウフレンキッシュの呼び名。価格は、2300円程度ですが楽天内には無し。
また、今回ワインの個別写真が撮れていませんので画像もありませんm(__)m。エチケットの画像は インポーターさんのページ をご覧ください。

はガーネット系の色合いですが、赤みもしっかりです。

香り はラズベリー、クランベリー、イチゴなどの赤ベリーやそのドライフルーツ、また、軽くですがジャムもあったでしょうか。そこに、軽く黒ベリーのニュアンスも加わります。さらに、カラメル、黒蜜、ダークチョコなどもあって、色の濃い要素も感じられました。その他、キノコや腐葉土、下草っぽさ、軽いナッツといったような雰囲気もありました。

味わい は柔らかな果実味のアタックがありつつ、その奥から直ぐに明るくフレッシュな酸がグッと前に出てきます。この酸は、結構ベリー感ありましたね。ボディはミディアム。柔らかさ、まろやかさを感じるものですが、ゴツさや膨張感のあるものではありません。渋みはアクセント程度に後口にかけて。


フレッシュな酸と落ち着いたボディ感のおかげで、脂の少ないテリーヌとの相性は確かに良かったです。鴨肉の旨みや軽く薫る根菜の香りをワインの果実味、酸、香りが盛り立ててくれますし、アクセント位のはずのタンニンが肉の鉄っぽさを引き出して、香りと共に華やか旨みとして感じさせてくれました。
このワインなら、今回のような鴨、あるいは鶏肉といったもの、さらにはローストビーフなど、あまり脂っこくない肉の料理との相性が良さそうですし、マグロやカツオなどの赤身の魚とも合わせてみたいところ。火を入れてもいいでしょうが、刺身や叩きでも十分行けそうです。

濃厚過ぎない、落ち着きのある味わいと、赤ベリー系を軸とした華やかな香りと、非常にとっつきやすく、かつ、今人気な路線のワインだったかなと。しかも、価格的には2500円を超えないものですし、濃厚好きな方にはちょっと軽いかもしれませんが、それでもコストパフォーマンスの高さは相当なものがあるように思います。

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最終更新日  2017年04月23日 23時31分15秒コメント(0) | コメントを書く


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