ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2018年02月23日
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カテゴリ: フランスワイン


ツェレンベルグ・ゲヴュルツトラミネール2013 。アルザスと言いますと、ドイツに近く涼しそうなイメージを持ちますが、南仏並みの降雨量の少なさで乾燥し、夏場などは南向きの斜面では目玉焼きが焼けると言われるほどに暑くなるそうです。本ワインは、そんなアルザスのグラン・クリュに指定されているマンブールのゲヴュルツトラミナーを用いたワインになります。自然酵母で除梗・破砕せず醗酵させていますが、プレス時と瓶詰時に少量の酸化防止剤は使用しています。
価格は、写真のお店では3610円。

はツヤのある黄色、あるいは黄金と言った感じ。

香り は、ライチっぽさが出ており、さらにオリエンタルスパイスやローリエなどのしっかりしたハーブといった、らしさを感じるものです。また、洋ナシや黄桃、完熟リンゴ、リンゴジャム、ドライマンゴーと言ったフルーツ感も加わります。その他、若干のベッコウアメっぽさやアロエヨーグルト的なニュアンスもあったでしょうか。

味わい は乳酸系の酸がどっしり入っており、そこに勝るとも劣らない果実味も加わります。後口にかけてはやはり若干の苦味も感じられたでしょうか。加えて、旨みも有ったように思います。ボディはミディアムライトといった所で、丸く柔らかですがやはりライトなりの量感は感じられるものです。

食事との相性では、各色のコショウの利いたローストチキンをつまみますとまあ間違いないですね。コショウのスパイシーさと香りの相性の良さは勿論、肉の旨み、特に鉄っぽい部分、さらには適度な脂感といった肉の味わい自体が、ワインの果実味の量感、香りの各要素と相性がいいようです。
また、ゲヴュルツはカレーにもいいという事で、タラをソテーしてジャガイモ、キャベツ、タマネギと春の味覚と共にカレースープ風にしてみましたが、まあ悪く無い感じです。カレーの風味とも喧嘩せず行けますし、キャベツやタマネギの甘みとは果実味がよく馴染んでくれました。魚に対しては、ワインがやや優位かなと。もう少し味付けしっかりすればよかったかもしれません。

元々マンブールとして作ったようですが、出来に納得がいかずこのキュヴェとしてリリースしたのだとか。成程、グランクリュにするには柔らかすぎるかもしれませんが、それでもゲヴュルツらしい華やかさと果実味、それにキッチリした酸の感じられるいいワインでした。

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最終更新日  2018年02月23日 22時40分04秒
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